FXをやっている個人の為替への影響という解釈なら、
為替相場展望2007年08月/日本総合研究所
http://www.jri.co.jp/thinktank/research/periodical/ire/2007/08.p...
(6)個人投資家の姿勢変化:逆張りから順張り投資に変化。国内株式
投信売り・外貨建投信への乗り換え加速で、ヒートアップ。
6月入り以降、外為証拠金取引における個人投資家の姿勢に変化が生じている。これまで、外為証拠金取引参加者は徹底した逆張り(円高局面で押し目買い、円安局面で利益確定売り)の姿勢を貫いていたが、6月以降は、円安局面下で円売り持ちを増やす順張りの姿勢に転換している。こうした個人投資家の姿勢変化が、6月入り以降、とりわけNZドルや豪ドル等での大幅な円安を牽引したといえる。逆に、歴史的な円安値圏に到達したにもかかわらず過剰な円売りポジションを抱えていたことが、サブプライム問題を発端とする7月下旬以降の円急騰に対する押し目買い余力を低下させ、結果としてクロス円での大幅な円高を招来しているともいえる。
一方、4~6月期の外貨建投信の資産純増額は、4兆2,000億円と過去最高を記録するなど、外貨建投信への資金流入も過熱している。日本の超低金利、団塊世代の退職金運用ニーズ等を踏まえると、今後もハイペースでの資金流入が続くとみられるが、一方で気になる動きも散見され始めている。すなわち、これまでは預金から投信への資金シフトを映じ、国内株式投信・外貨建投信への資金流出入はともに連動して推移してきたが、07年入り以降は、両者の推移に乖離が生じており、国内株式投信を売り、外貨建投信に乗り換える動きが顕著になっている。いわば、「貯蓄から投資へ」から「国内株式から海外資産へ」という姿に変質している。こうした動きが、長期投資を前提としたものではなく、これまでの高いパフォーマンスを受けたバブル的な動きであれば、円安過熱・その後の揺り戻し、すなわち、外貨建投信からの資金撤退による円高加速を招く結果となりかねない。
個人の外貨建資産投資は、これまでは安定的な円高抑制要因とみなされてきたが、そうした動きがヒートアップすれば、むしろ円安オーバーシュート、その後の揺り戻しリスクを高める要因に変質しかねない。
こんな感じですか?
はい、この種の情報です。ありがとうございます。まだ、このくらいなんでしょうか? 他にもありましたら、よろしくお願いします。