男は、一仕事終えて、行きつけのバーでくつろいでいた。
タバコをくゆらせては、好きなカクテルを喉に流し込んだ。
そして、自宅で深い眠りについた。
何時間が経ったのだろう。
男が眠りから覚めると、かたわらに愛しい女の姿が見えなかった。
部屋の高い窓からは、湖中にかわいい女の水死体があることには気付かなかった。
しばらくして、パトカーと救急車のけたたましいサイレン音が聞こえた。
すばやく身支度を整えて、湖畔に向かうと彼女の変わり果てた姿が目に入った。
その言葉を鵜のみにしたのだろうか、彼女に「さよなら」の意味を教えたことがある。それが、永久の別れになろうとは・・・
彼女を失った彼はアル中になり、酩酊状態の中で「再生」という言葉を繰り返していた。
彼の職業は「・・・」、名を「・・・」と言う。
初心者ですが、あっていれば幸いです。
彼の職業は私立探偵、名前はフィリップ・マーロウという。
レイモンド・チャンドラーの一連のシリーズですね。
深い眠り=大いなる眠り
愛しい女=さらば愛しい女
高い窓=高い窓
湖中にかわいい女=湖中の女、かわいい女
永久の別れ=長いお別れ
再生=プレイバック
ちなみにタイトルは「義務と劣等=ギムレット」
ギムレットには早すぎる、という長いお別れの中の有名な台詞。
女性(妻)を失い、アル中になったのは、作者・チャンドラーの実人生とリンクさせている。
以下、完全な蛇足です。
犬の遠吠えが、春霞の中に響いていた。
犬、春=プードル・スプリングス物語
(未完、ロバート・B・パーカーが完成させて出版)
作家 で
レイモンド・チャンドラー
でよろしいでしょうか?
ギムレットとジンライムってどっちが注文しやすい?
(ギムレットって少し恥ずかしいのは私だけ?)
再生→プレイバック でいいんですよね。
私の中では、ギムレット&タバコ→ボギー になってしまって、少し混乱しました。
では。
takejinさん、ご回答ありがとうございます。
正解は正解なんですが、その主人公の職業と名前を書いていただきたかったです。
職業は探偵、名前はフィリップ・マーロウですね。
理由は、レイモンド・チャンドラーのフィリップ・マーロウものの長編作品の発表順。
大いなる眠り(The Big Sleep 1939年)
さらば愛しき女よ(Farewell, My Lovely 1940年)
高い窓(The High Window 1942年)
湖中の女(The Lady In The Lake 1943年)
かわいい女(The Lttle Sister 1949年)
長いお別れ(The Long Goodbye 1953年)
プレイバック(Playback 1958年)
ところが、この発表順を確かめるためにレイモンド・チャンドラーという人について調べてみると、「1954年に妻をなくして非常にふさぎ込むようになり、酒におぼれ体調を崩した。」という記述を見つけたので、
職業は作家、名前はレイモンド・チャンドラー
という可能性もあるなあ、とちょっと迷ってしまいました。
でも、ここは最初に思いついた「探偵」「フィリップ・マーロウ」で答えますね。
ちなみに私はチャンドリアン(チャンドラーのファンのことをそういうそうですね)ではありません。
EMYLさん、ご回答ありがとうございます。
やはり、大正解でしたね。
レイモンド・チャンドラーの長編シリーズですね。
思いがけずコメント欄にヒントを書いてしまったので焦りました。
以下、wikipedia(レイモンド・チャンドラー)より
>そして、自宅で深い眠りについた。
大いなる眠り(The Big Sleep 1939年)
>男が眠りから覚めると、かたわらに愛しい女の姿が見えなかった。
さらば愛しき女よ(Farewell, My Lovely 1940年)
>部屋の高い窓からは、
高い窓(The High Window 1942年)
>湖中にかわいい女の水死体があることには気付かなかった。
湖中の女(The Lady In The Lake 1943年)
かわいい女(The Lttle Sister 1949年)
>それが、永久の別れになろうとは・・・
長いお別れ(The Long Goodbye 1953年)
>彼女を失った彼はアル中になり、酩酊状態の中で「再生」という言葉を繰り返していた。
プレイバック(Playback 1958年)
答えは2パターン考えられます。
一つ目は彼の名前は「フィリップ・マーロウ」、職業は「私立探偵」。
二つ目は彼の名前は「レイモンド・チャンドラー」、職業は「作家」。
うん、ギムレットにはまだ早すぎるみたいですね。
hokurakuさん、ご回答ありがとうございます。
小説ですから、お話しの主人公が正解です。
初心者ですが、あっていれば幸いです。
彼の職業は私立探偵、名前はフィリップ・マーロウという。
レイモンド・チャンドラーの一連のシリーズですね。
深い眠り=大いなる眠り
愛しい女=さらば愛しい女
高い窓=高い窓
湖中にかわいい女=湖中の女、かわいい女
永久の別れ=長いお別れ
再生=プレイバック
ちなみにタイトルは「義務と劣等=ギムレット」
ギムレットには早すぎる、という長いお別れの中の有名な台詞。
女性(妻)を失い、アル中になったのは、作者・チャンドラーの実人生とリンクさせている。
以下、完全な蛇足です。
犬の遠吠えが、春霞の中に響いていた。
犬、春=プードル・スプリングス物語
(未完、ロバート・B・パーカーが完成させて出版)
zoologyさん、ご回答ありがとうございます。パ、パーフェクトです。
>そして、自宅で深い眠りについた。
「大いなる眠り(The Big Sleep、1939年)」
>男が眠りから覚めると、かたわらに愛しい女の姿が見えなかった。
「さらば愛しき女よ(Farewell, My Lovely、1940年)」
>部屋の高い窓からは
「高い窓(The High Window、1942年)」
>湖中にかわいい女の水死体があることには気付かなかった。
「かわいい女(The Lttle Sister、1949年)」
>彼女に「さよなら」の意味を教えたことがある。それが、永久の別れになろうとは・・・
「長いお別れ(The Long Goodbye、1953年)」
>酩酊状態の中で「再生」という言葉を繰り返していた。
「プレイバック(Playback、1958年)」
というわけでレイモンド・チャンドラーの長編作品名がキーワード、且つ時系列に並んでいる、と。
>「男の義務と劣等」
「ギムレットには早すぎる」からですよね。
(ここからしか連想できませんでした・・・)
>彼の職業は「・・・」、名を「・・・」と言う。
したがって正解は
職業:私立探偵
名:フィリップ・マーロウ
かと一瞬思いましたが、チャンドラー自体のエピソードに「妻をなくして酒におぼれた」というものがあるので、
職業:小説家
名:レイモンド・チャンドラー
を回答とさせていただきます。
START-ENDさん、ご回答ありがとうございます。
超惜しい!深読みされましたね。これもトラップなんですが・・・「小説」ですから「主人公でなければ答えの資格はない」のです。
大いなる眠り(The Big Sleep 1939年)
さらば愛しき女よ(Farewell, My Lovely 1940年)
高い窓(The High Window 1942年)
湖中の女(The Lady In The Lake 1943年)
かわいい女(The Lttle Sister 1949年)
長いお別れ(The Long Goodbye 1953年)
プレイバック(Playback 1958年)
彼の職業は「ハードボイルド作家」
名を「レイモンド・チャンドラー」と言う。
ちなみに作家名を知っている程度で読んだことがないので
「義務と劣等」のダジャレ→カクテルレシピ(ギムレットには早すぎるの記述)→wikipediaの作家の項へ
とわらしべ長者的に解答に辿りつきました。
gishoさん、ご回答ありがとうございます。
駄洒落はよかったみたいですね。でも、惜しいです。正解は主人公にさせてていただきます。
彼の職業は…探偵
名前は…フィリップ・マーロウ
問題の文章はレイモンド・チャンドラーのフィリップ・マーロウシリーズのタイトルが古い順に織り込まれています。
自宅で深い眠り→「大いなる眠り」(The Big Sleep)1939年
かたわらに愛しい女の姿→「さらば愛しき女よ」(Farewell, My Lovely)1940年
部屋の高い窓からは→「高い窓」(The High Window)1942年
湖中に→「湖中の女」(The Lady In The Lake)1943年
かわいい女の→「かわいい女」(The Lttle Sister)1949年
永久の別れになろうとは・・・→「長いお別れ」(The Long Goodbye)1953年
「再生」という言葉繰り返していた→「プレイバック」(Playback) 1958年
回答で職業=小説家、名前=レイモンド・チャンドラーというのも考えたのですが、文中に織り込まれた作品のタイトルがフィリップ・マーロウシリーズだったので、上の通りにしました。
ozimさん、ご回答ありがとうございます。
大正解です。
彼の職業は「探偵」、名は「フィリップ・マーロウ」でしょうか。
うーん、かなり昔に一度読んだだけなので詳細は覚えていません。
タイトルだけでピーンと来たという手抜き回答です。スイマセン。
どこにどんな順序が隠されているのか知りたい気持ち半分、でも
その前にもう一度読み直すべきだろうという気持ち半分です。
bonneさん、ご回答ありがとうございます。
正解です。何度読んでもシビレますから、また文庫本を手に取ってください。
順番はレイモンド・チャンドラーの長編小説の順序でしょう
・大いなる眠り
・さらば愛しき女よ
・高い窓
・湖中の女
・かわいい女
・長いお別れ
・プレイバック
なので、
職業:探偵
名前:フィリップ・マーロウ
です。
kuma00さん、ご回答ありがとうございます。
大正解です。私が回答者なら解けなかったかも・・・
彼の職業は「私立探偵」、名を「フィリップ・マーロウ」と言う。
ハードボイルド作家、レイモンド・チャンドラーの作品ですね!
長編シリーズのタイトルにちなんだ言葉があちこちに散りばめられてます。
「大いなる眠り」
「さらば愛しき女よ」
「高い窓」
「湖中の女」
「かわいい女」
「長いお別れ」
「プレイバック」
彼女に教えた「さよなら」の意味は「少し死ぬこと」かな~
あと彼の好きなカクテルはやっぱりギムレットかな。
koheitoさん、ご回答ありがとうございます。
これまた「大正解」です。
「少し死ぬこと」を知っているということは、あなたは純正のチャンドリアンですね。
「義務と劣等」というタイトルから「ギムレット??」と思いました。
最初カクテルの名前が…と思いましたが、順序小説なのでそれは違うと気付いて導いたのが…以下のとおりです。
そして、自宅で深い眠りについた…『大いなる眠り』
愛しい女の姿が見えなかった…『さらば愛しき女よ』
部屋の高い窓からは…『高い窓』
湖中にかわいい女の水死体…『湖中の女』『かわいい女』
彼女に「さよなら」の意味を教えたことがある…『長いお別れ』
酩酊状態の中で「再生」という言葉…『プレイバック』
ということで、
彼の職業は「探偵」、名を「フィリップ・マーロウ」と言う。
難しかったー!気付くのにすごく時間かかりました。でも面白かったです。
emmetさん、ご回答ありがとうございます。
大正解です。私は気付かなかったかも・・・
レイモンド・チャンドラーの長編小説のタイトルが織り込まれていますね。
深い眠りについた→大いなる眠り(The Big Sleep 1939年)
愛しい女の姿が見えなかった→さらば愛しき女よ(Farewell, My Lovely 1940年)
高い窓→高い窓(The High Window 1942年)
湖中→湖中の女(The Lady In The Lake 1943年)
かわいい女→かわいい女(The Lttle Sister 1949年)
永久の別れ→長いお別れ(The Long Goodbye 1953年)
「再生」という言葉→プレイバック(Playback 1958年)
なので、「彼」をレイモンド・チャンドラー自身とするなら、
職業は作家、
フィリップ・マーロウとするなら探偵、というところでしょうか。
(質問者さんの意図的には後者っぽいですね)
ちなみにタイトルは「義務と劣等」→「ギムレット」で、
「ギムレットには早すぎる」かな。
でもこれを言ったのはマーロウじゃなくてテリーだったと思うので、
単に「長いお別れ」によく出ているからというくらいのキーワードなのかも。
(村上さんの「ロング・グッドバイ」がトリガーでしょうか)
rikuzaiさん、ご回答ありがとうございます。
さすがに、数え切れない「いるか賞」を獲得されている方ですね。推理がマーロウではなく、コナンがかっています。
nicedayhiro様、素敵な問題をありがとうございます。
まずは、早速回答を。
男の職業は「私立探偵」、名は「フィリップ・マーロウ(Philip Marlowe)」です。
チャンドラーの、マーロウシリーズ長編順、ですね。
キーワードは、
問題中で | 作品名 |
---|---|
自宅で深い眠りについた | 大いなる眠り |
愛しい女の姿が見えなかった | さらば愛しき人よ |
部屋の高い窓 | 高い窓 |
湖中にかわいい女 | 湖中の女 |
湖中にかわいい女 | かわいい女 |
永久の別れになろうとは | 長いお別れ |
再生 | プレイバック |
そして、タイトル「義務と劣等」が「ギムレット」ですね。「好きなカクテル」もこれでしょう。
また、素直な彼女には「さよならを言うのは、少しだけ死ぬことだ」と教えてしまったわけだったのですね。
なかなか面白い問題でした。キーが分かれば、するするっと解けるあたりが秀逸ですね!
encさん、ご回答ありがとうございます。
大、大正解です。お褒めに預かりありがとうございます。他の質問者の答えがまったく解けないので、問題作りに専念しようと思っています。また、挑戦してください。
職業は小説家
名前はレイモンド・チャンドラーさん
順序は作品の名前です♪
Afroditaさん、ご回答ありがとうございます。
おっしい!ほぼ正解ですけどね。
zoologyさん、ご回答ありがとうございます。パ、パーフェクトです。