化学物質過敏症っていうのがテレビなどで取り上げられてたのですが、生物学を専攻する者から見たら、あんな病気有り得ない気がするんです。むしろ精神的なもの、例えば強迫神経症みたいなものではないかと、何となく思うのですが、きちんとした調査結果や、そのあたりを調べた専門家などご存じでしたら教えて下さい。

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  • 終了:2007/06/08 13:15:03
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回答5件)

id:kappagold No.1

回答回数2710ベストアンサー獲得回数249

ポイント20pt

メカニズムも解明されていません。

http://www.kcn.ne.jp/~azuma/news/2002/Nov2002/021114.htm

「多種類化学物質過敏症」という疾患は、医学界では公認されていません。例えば、AMA(American Medical Association:アメリカ医学協会)は、「多種類化学物質過敏症症候群のはっきりとしたメカニズムや原因を確立したきちんとした対象群をもちいた研究はない」と公的に述べています(AMA Council on Scientific Affairs. Clinical ecology. JAMA 268:3465-3467, 1992)。一方で、「主流でない」医学者たちは、「多種類化学物質過敏症」の危険性を主張し、独自の治療を行なっています。この医学者たちは、臨床環境医と呼ばれています。私はこのページを書くにあたって臨床環境医の書いた本を読みましたが、科学的に不正確な記述が散見され、あるいは十分な科学的根拠のない主張がなされていることもありました。現在では私は、「ホメオパシー」「マイナスイオン」「波動」といった概念と同じように、臨床環境医の言う「(多種類)化学物質過敏症」は科学的に十分な根拠のあるとは言えない概念だと考えています。

http://members.jcom.home.ne.jp/natrom/CS.html


ただ、精神安定剤を処方して良くなるものではないようなので、単に精神的なものではないようです。


人間の嗅覚は、本当に微量の物質でも関知できます。

嫌いな臭いに包まれて、気持ち悪くなったり吐き気がしたりと言うこともおこります。

中高生の中に、化粧の臭いで気持ちが悪くなるという人も結構いると聞きます。(大人になるにつれて気にならなくなるようですが。)

この辺のことが、関連しているかもしれませんね。

id:nucleotide

そう、まさにその嫌いな臭い、というとき、「嫌い」という脳の価値判断処理が介在していますよね。

物理的に、化学的毒性から引き起こされているのではなくて、そういう高次の神経作用が引き起こす「症状」なのではないかなぁと。

2007/06/01 17:30:31
id:seble No.2

回答回数4796ベストアンサー獲得回数629

ポイント20pt

そうかなぁ、、、

有り得ないと断言する時点で科学的アプローチとは思えないんだけど・・・

(ない、事を科学的に証明するのは至難の業)

分からない、というのが現時点では正解でしょ。

研究がなされていない、のであって、そういう病気はないと証明された訳ではありませんね。

(研究してないんじゃ話にならん)

マイナスイオンと波動(なんじゃそりゃ?)とかを同列に扱っているのもちょっと疑問だし、、

でも、ホルムアルデヒドやらシンナーやら、自分で吸ってみればいいじゃん。

(低濃度、長時間、数年とか、、、有り得ないならできるよね?)

間違いなく、体調不調になると思うけど、、、

シンナーの害は充分立証されていると思います。

十数年後にフラッシュバックがきたりもするし、、、

それが、どうして低濃度だと害がないと言い切れるのか、

その方が無理があると思うけど、、、

(もっとも、柑橘系の果物には微量の青酸化合物が含まれているけどね、、)

id:nucleotide

いえ、断言してるわけではなくて、ない方が、今までの僕の理解と矛盾しないのでスッキリするなぁ、と思っているだけでして。

誰もが異常を知覚できないほど普通の、とある郊外の住宅地で、手作りのクリーンルームでしかまともに生活できないという子が取り上げられていました。その子は、外の普通の空気でさえ、気分が悪くなるそうです。

そういうの、人間の感覚としてあり得るのだろうか、そういう疑問の心ですね。

もちろん、過敏症肯定派から納得する説明がいただければそれでいいのですが。今のところないので困っているのです。

2007/06/01 17:27:41
id:utena10 No.3

回答回数21ベストアンサー獲得回数0

ポイント20pt

納得できる説明ではないと思うのだけど・・・。

ただいま、研究中であるのではないかと思うんです。

解明できてれば、多分、クリーンルーム以外での生活が可能になってるような気がします。

近所のクリニックで精神的なものでしょう・・・と片付けられてたけど、そう思ってもどうにも解決しないから・・・

っと、そういう子を専門に診療してる病院に行ってみたら、

同じような症状のある子が沢山いて・・・。

クリーンルームであれば(準クリーンルームみたいなのでも可能な子もいるけど)症状が軽快することが判った!

みたいな事だと思います。

『症候群』とか『シンドローム』という診断名の着く人は、原因とか治療法は確定していないけど同じ症状を有する(検査結果などなども含めて)のまとまりである事が多いです。

残念ながら、病気は全部が全部、何でこうなるかと判ってるものでもないんだと思うんです。

全然違う病気ですし、もっと軽い病気ですが、私は慢性蕁麻疹です。

アレロックという薬を飲めば、出現しても治るし、治らない時もステロイドを飲むか注射すれば治ります。通常、アレロックを内服中は蕁麻疹が出る事はまずないです。

で、飲んでない時に・・・

お蕎麦・さばなどアレルギーの出やすいものをはじめ普通の白米を食べても、呼吸を止める(気管粘膜が浮腫したために)ほどひとい事になった事もあれば、

それらを食べても全く何もない日もあります。

(ほとんどは後者ですけどね)

で、どちらの時期にもアレルギー検査などなどした事がありますが、特に結果は変わらないんです。

精神的に違ったとか、疲れてたとかいう表現をされますが、そういうのが全く判らないっと思う事も多いです。

アレロックは対症療法でしかなく、慢性蕁麻疹を治してくれてるわけではありません。

クリーンルームも1つの対症療法だと思うんです。今、それしかないんです。

精神的なもので片付けられて、そういう薬を飲めば、治療をすれば軽快するもしくは治癒するならば、その方たちはとても嬉しいと思います。そうではないから、今クリーンルームで過ごしてるんだと思います。

生物学をされてたら、人間まだまだ解明できてなくて、結構判らないところが多いと思いませんか?

id:filinion No.4

回答回数141ベストアンサー獲得回数13

ポイント20pt

まあ、ホルムアルデヒドやシンナーが人体に有害なのは自明ですが。

「過敏症」「アレルギー」っていうのはそれとは違う話ですからね……。

 

「ハウスダストアレルギーじゃないなら綿ぼこりを吸ってみろ」って言われても困りますわな。

 

こちら、「化学物質過敏症支援センター」のサイトですが。

http://www.cssc.jp/cs.html

アレルゲンとして、殺虫剤や灯油、排気ガスはまだわかるにしても、「においの強い天然のもの」「電磁波」となってくると、うーん。

 

生物学を学んでいらっしゃるのであれば釈迦に説法でしょうが、アレルギーというのは基本的には特定のアレルゲンに反応するもので。

 

だから、「ホルムアルデヒドアレルギー」とか「タバコの煙アレルギー」とかはありえるかも知れないですが、「化学物質なんでもアレルギー」というのは想定しにくい、と思います。(電磁波は……うーん。どうやって抗原抗体反応を引き起こすんだろう?) 

http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20070128

上のURLで紹介されているのが、過敏症に対する負荷テストの話ですが、「結果は否定的だった」ということですね。

でも、肯定派の人は「テストに不備があった」って言い張っている、という。

 

「化学物質過敏症」だ、という人の中には、アルコールにも反応する人がいます。

その人は、アルコールは化学物質だと信じているんですが……。

 

kappagoldさんが紹介したリンク先でも紹介されているエピソードですが。

http://members.jcom.home.ne.jp/natrom/blindtest.html

「患者」の中には、「自分は化学物質過敏症だ」って信じている、ってだけの人が相当数いるのかも知れません。

さっきの「においの強い天然のもの」「電磁波」といった話は、その可能性を支持すると思います。

(もちろん、患者の中には、ホルムアルデヒドアレルギーとか、ハウスダストアレルギー兼殺虫剤アレルギー、といった人も混じっているでしょうが)

 

こちら

http://www16.ocn.ne.jp/~fukiages/new_page_10123.htm

でも紹介されていますが、バラの造花の他にも、似たようなエピソードはたくさんありますので。

 

ですから、現状では、

「症状に苦しんでいる人はたくさんいる。でも、原因が彼ら(とその医師たち)の言う通りではない可能性も高い」

……ってところではないでしょうか。

id:tatsu___kun No.5

回答回数230ベストアンサー獲得回数27

ポイント20pt

現在のところ、化学物質過敏症を、化学物質にたいする「中毒機序」で明確に説明したものは無いようです。

  • id:kuro-yo
    差し支えなければ、普通の食物アレルギーや花粉アレルギーなどなら理解できる理由を教えていただけないでしょうか。
  • id:nucleotide
    確かに花粉アレルギー、食物アレルギーも、未だ解決できてない症状、ですね。
    本当に個人的なもので、穴だらけだとは思いますが、私の認識を述べますね。
    免疫システムは今分子レベルでずいぶんと解析が進んで、抗原の認識メカニズム、また反応経路まで、膨大な知見が得られており、(授業で習ったりはしましたがもうすっかり忘れてしまったほど複雑なものでした)そこから、アレルギーに関しては、正常なシステムのある部分がおかしくなったから、症状がでているのだろうなぁ、という認識の範囲に収まるのですよ。

    感染症だったら、未知のものであっても、まぁとりあえず何らかのウイルスなんだろうな、と思えるようなものです。

    ところが化学物質過敏症にかんしては、とっかかりすら分からないんですよね。それが個人的に気持ち悪いんです。 気持ち悪い、というだけで、まあ、自分が知らないのでしかたないから、はてなで聞いてみようと思った次第でした。

    まさかこんな短時間で沢山の意見をいただけるとは思っていませんでした。ありがたいです。

  • id:kuro-yo
    > アレルギーに関しては、正常なシステムのある部分がおかしくなったから、症状がでているのだろう

    それはアレルギーの理解として正しいのでしょうか。少なくとも私の認識とは違っています。免疫システムがおかしくなったから起こっているのではなく、むしろ正常だからこそ起こっているのではないでしょうか。ただ、システムとして正常である事が必ずしも当事者にとって好ましい結果を引き起こすとは限らないというだけの事だと、私は認識しています。
  • id:kappagold
    この辺の議論は大好きなので参加させてください。

    >> アレルギーに関しては、正常なシステムのある部分がおかしくなったから、症状がでているのだろう
    >それはアレルギーの理解として正しいのでしょうか。少なくとも私の認識とは違っています。免疫システムがおかしくなったから起こっているのではなく、むしろ正常だからこそ起こっているのではないでしょうか。

    kuro-yoさんの言うとおり、免疫機構がきちんと働いているから花粉症などがおこるという意見も正論です。一方、nucleotideさんの正常なシステムのある部分がおかしくなったと言うのも、本来認識してはいけない物質を認識しているという部分で正論です。

    自己免疫疾患に関して、免疫システムを正常と考えるか異常と考えるかと言うことに似ていますので、この議論は終着点を見つけるのは難しいかもしれませんね。


    ただ、nucleotideさんの疑問は、1つ目には、本来、免疫機構が正常に働いていても認識することが出来ない低分子に対して免疫機構が働いているとすると、どのようなメカニズムがあるのか解明したい。2つ目には、本来、免疫機構が働くはずの無い低濃度で免疫機構が働いているとすると、どのようなメカニズムなのか知りたい。(花粉症の人も花粉が1つ2つでは症状は出ません。)
    このようなことだと思います。(nucleotideさん、間違っていたらごめんなさい。)
    特にこの2つが合わさっているとなかなか説明が出来ません。


    今まで解明できていない謎へチャレンジして解明できたら、楽しいですよね。
    いろんな意見が出ると面白いので、この質問にはまだまだ注目していきます。

  • id:nucleotide
    言いたい事を僕よりうまく書いてくださってありがとうございます。アレルギーは、「都合の悪い」症状がでるという点で、社会的表現として妥当かなと、「異常」と書いたにすぎないのでありまして、疑問を解明したい、という好奇心が一番先にあります。職業病ですね(笑)

    注目ありがとうございます。終わるのがもったいないので、回答件数を増やしちゃいました。
  • id:kappagold
    回答が余りつかなくなってしまいましたね。
    反対意見を含め、もう少しいろいろな意見があると面白くなってきそうなのですが・・・。

    本来働くはずの無いものによって、体の機能が動き出すという観点からは、偽薬(プラセボ)と似ているとも考えられますね。

    臨床試験の場合、プラセボと開発中の薬の比較で、プラセボの改善率4割、開発中の薬による改善率が6割あって、p<0.001なら充分開発対象になります。

    精神的な影響であると考えられていえますが、薬を飲むという刺激が何らかの体の機能を動き出させるということもあるかもしれませんね。

    実施は出来ませんが、麻酔をかけて、①投薬無し、②プラセボ投与、③薬投与、の3群で、改善率を見て見たいところです。 投薬無しとプラセボ投与で改善率の差が見られれば、投薬刺激だけでも何らかの体の機能が働くということが証明されます。

    ま、思いつきだけですが・・・。
  • id:nucleotide
    そうですね。まぁ平日ですし、みなさん勤勉にお仕事をしているのでは無いでしょうか。
    夜間に期待しましょう。

    確かに、プラセボでだいぶ効果があるのですよね。
    本当、人間は、単なるバイオロボットとは違う、という事を思い知らされます。

    怪しい話ですけど、そういえば昔催眠術で、これは赤熱した鉃だ、と信じ込ませて、普通の鉄をあてると、水ぶくれになる、とかありましたよね。

    そういうのかもしれませんね。根拠、だいぶ少なくなっちゃいましたが、
    そういうものかも、ととらえる事で、若干、すっきりするところがあります。

    なんだか、いいアドバイスまでいただけてありがとうございます。

    適度な運動をすると鬱が治っちゃったり、ほんと、人間の回路は複雑で
    下手に解明するぞ!というアプローチも有りですけど、
    もうそれだけでは限界に来てて、それよりも、適当に刺激してみて、
    運良く治ったらそれでいいじゃないか、というアプローチのほうが
    却ってリーズナブルだったりするのかもしれません。

    暴論ですが、まあ、コメントですしね。自由な発想で行きましょう。

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