「石」が重要なモチーフとして出てくる小説を探しています。「石壁」や「石像」などではなく、あくまで手のひらサイズの「石」です。不思議な石が出てくるファンタジーから、石を売って生計を立てる人が主人公の純文学までなんでもかまいません。ただし漫画、官能小説、ライトノベル、ハリーポッターシリーズは除きます。絵本は可です。また、現在品切・絶版になっていない、いわゆるふつうの新刊書店で入手可能な小説に限りますので、ネット書店の書籍ページのURLを貼っていただき、どういう形で「石」が出てくるかを教えてください。どうぞよろしくお願い致します。

「日々移動する腎臓の形をした石」

村上春樹短編集「東京奇譚集」に収録。

東京奇譚集

• 作者: 村上 春樹
• 出版社/メーカー: 新潮社
• メディア: 単行本

http://www.hondana.org/aya/4103534184.html

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ohgai/5092/kitan.htm

http://www.scn-net.ne.jp/~seafood/haruki.26.html

あと、手のひらサイズからはちょっとはみ出して「LPレコードくらいの丸いおもちのような形をした石」である「入り口の石」が出てくる小説が「海辺のカフカ」。

海辺のカフカ (上) (新潮文庫)

• 作者: 村上 春樹
• 出版社/メーカー: 新潮社
• メディア: 文庫

海辺のカフカ (下) (新潮文庫)

• 作者: 村上 春樹
• 出版社/メーカー: 新潮社
• メディア: 文庫

……といったところで、多少なりともご参考になりましたでしょうか。

http://item.rakuten.co.jp/book/641826/

石の来歴

町田康　「権現の踊り子」の一編「矢細君のストーン」

権現の踊り子

• 作者: 町田 康
• 出版社/メーカー: 講談社
• メディア: 単行本

ロバのシルベスターとまほうの小石 (児童図書館・絵本の部屋)

• 作者: ウィリアム スタイグ
• 出版社/メーカー: 評論社
• メディア: 大型本

ろばのシルベスターの趣味は小石集め。　ある日、ピカピカ光る魔法の小石をみつけてしまったことから運命が変わります。

　この小石は　なんでも望みがかなう小石だったのです。喜んで家に帰る途中、腹を空かせたライオンにバッタリあってしまったシルベスター。　「ぼくは石になりたい」と思ってしまったからさあ大変。石になったまではよかったのですが、元に戻れなくなってしまって。。。

というお話です。

月長石 (創元推理文庫 109-1)

• 作者: ウイルキー・コリンズ
• 出版社/メーカー: 東京創元社
• メディア: 文庫

月長石と呼ばれるインドの宝石がたどる数奇な運命をさまざまな人の手記などで追うという擬似ドキュメンタリー風のミステリ。部厚い文庫です。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4488109012/hatena-q-22/re...

町田康　矢細君のストーン　ネットで拾ったあらすじです。

祖父から譲り受けた「さざれ石」に絶対の信頼を置く矢細君に、その欺瞞性を説く主人公。矢細君も「さざれ石」の効能を次々あげるも、ことごとく論破される。しかし、ふとしたことで「さざれ石」の正体に気がついた主人公だが・・・

あんまり書くとネタバレなので。

http://q.hatena.ne.jp/

http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_ss_gw/250-3836860-5801009?__mk_...

ぼくの大好きな作家、稲見一良さんの「ダックコール」です。

石に鳥の絵を描く人との出会いから誘われた夢の中でみた物語という設定の連作短編集です。

まあ、石自体は狂言廻しみたいな役割でメインのストーリーには絡んではこないのですが、とても面白い小説です。

子供向け小説(かいけつゾロリのように絵が多い小説)ですが

みらくる!ぱんぞう 青い石のひみつ (小学館ワンダーランドブックス)

• 作者: つるおか けんじ
• 出版社/メーカー: 小学館
• メディア: 単行本

ここに登場する「青い石」は公式サイトの情報によると

• 父の形見である
• いざというときに光って主人公を守ってくれる
• いつ力を発動させ、いつ力が切れるかは本人もわからない
• 敵が狙っている物

らしいです。

回答の趣旨が違っていましたら申し訳ないです。