宇宙の果てはいったいどうなっているのでしょうか?
宇宙の果てのことを考えると気がふっといってしまいそうになります。
最近ではサイモン・シンのビッグバン宇宙論を読みましたが、まだわかりません。
どなたか、わかり易く教えてください。
http://www32.ocn.ne.jp/~spring/SPACE.HTM#book1
もうすでに見ていたらごめんなさい。
宇宙は今もものすごい勢いで膨張していっています。外側に行けばいくほどです。
ですから、遠くの恒星の位置はどんどん動いて行って、星座の形も変わるのだといいます。
果てには何があるのか・・・。次元を超えることで未来に行けるのか。。あるいは無が待っているのか。。
宇宙は限りがありますが、果てはありません。
地球の表面は限りがあります。直線距離で約4万Kmです。しかしどこまで行っても限りはありません。
地球が平らな円盤だと考えていた昔の人はどこかに地球の果てがあってそこから海の水が滝になって流れていると想像していました。
質問者が想像している宇宙のイメージもこれに当たります。
実際は地球は平面ではなく曲がっているので果てはありません。どこまでも行くと元の所へ戻ってしまいます。
同じように宇宙も空間が曲がっているため、真っ直ぐ進むと元の場所へ戻ってしまいます。
「宇宙の半径は 4.4×10^26 m」だそうです。http://fw0.blog37.fc2.com/blog-entry-316.html
そのため、宇宙も限りはありますが、果てはありません。
正直なところ、現在の科学では、どうなっているか、確たることは
解っていません。ただ、次のような推測を試みることは出来ます。
1:宇宙に「はて」がある。
宇宙に「はて」は無い。これは、更に次の二つに分けられます。
2:宇宙に「はて」はなく、宇宙の大きさも「無限」である。
3:宇宙に「はて」は無いが、宇宙の大きさは「有限」である。
それぞれを、もう少し詳しく書くと
1:宇宙に「はて」がある。
昔の人が考えた、世界の「はて」= 天を支える大山脈があったり、
海が滝になって奈落の底へ落ちている。そんな「はて」の宇宙版です。
2:宇宙に「はて」はなく、宇宙の大きさも「無限」である。
地球から、ロケット等で進んで行くと、どこまでも、どこまでも、
永遠に、無限に遠くへ進んで行ける、そんな宇宙です。
3:宇宙に「はて」は無いが、宇宙の大きさは「有限」である。
地球から、ロケット等で進んで行くと、どこかで、もうそれ以上、
遠くへは行けない、何故か、それ以上進むと、また地球に近づいて
しまう。そんな宇宙です。
前述のように、確たる答えは知られていませんが、
宇宙に存在する物質の重力によって、空間が曲げられ、どんなに
真っ直ぐ進んでも、最後には、一周して、元の場所に戻ってくる。
そんな、3のタイプの宇宙を想像している人は多いようです。
で、御免なさい、話は、もう少し続きます。
日本から、船や飛行機で、世界の「はて」を探しに出かけても、
地球の裏側、南米の沖あたりで、もうそれ以上、日本から離れる
ことは出来ません。
しかし、そこでエンジンを切り替えて、ロケットエンジンを使えば
更に、日本から離れることが出来ます。
通常のロケットでは、宇宙をどんどん進んでも、ある距離以上、地球
から離れられなくても、もし、タイムマシンを使えば、更に、地球から
離れることが出来ます。
ビッグバン以来、宇宙は膨張しているので、未来へ行けば、宇宙は
今より広がっており、その分、地球から遠ざかることが出来ます。
では、タイムマシンを併用すれば、無限に遠くへ行けるのでしょうか?
4:宇宙は、永遠に膨張を続ける。故に、無限に遠くへ行ける。
5:宇宙は、結局は、宇宙内の物質の重力により、やがては収縮に
転じるので、無限に遠くへは行けない。時間軸でも宇宙の大きさは
有限である。
現在の宇宙の観測では、宇宙の膨張を止めるに足る量の物質は見つ
かっていないようですが、心情的には、5のタイプの宇宙が一番落ち
着くような気がします。
さてここまできて(5のタイプの宇宙だと)宇宙の時間の最初と最後に
ビッグバンと、ビッグクランチ という、時空の「はて」らしきものが
みえてきました。
ビッグバンと、ビッグクランチは、超えることの出来ない、世界の
「はて」、天を支える大山脈なのでしょうか?
例えば、地球の北極点や南極点は、緯度は90度ですが、総ての経線が
集まるため、経度は意味を失います。環境も苛酷ですが、地球表面で
あることは変わらず、世界の「はて」のようですが、ここで天を支え
ている訳ではありません。
同様に、ビッグバンと、ビッグクランチ では、通常の時間や空間の
意味は失われますが、別の見方をすれば、「はて」や特異点ではなく、
やはり、この宇宙の一部として取り扱えるのではないか。
そんなことを考えている研究者もいるそうです。
(伝聞ですので、間違っているかも知れませんが、あの車椅子の
理論物理学者、ホーキング氏などがそんな研究をしているとか)
ということで、どこまで行っても「はて」は無いのではないかと。
長文失礼しました。
宇宙はどんどん膨らんでいるというのが今のところ定説です。
半径5センチくらいの、手のひらに載るくらいの風船を思い浮かべてください。これを仮に、生まれて間もない宇宙とします。
つづいて風船の表面に無数に★のシールを散りばめてください。仮に100個なら100個でもいいです。
そんでこれに空気を入れてって、どんどんでかくしてください。サッカーボール、くす玉、玉転がしの玉。。。どんどんでかく。すると★の絵柄それぞれが互いにどんどん離れていくのが想像できると思います。
宇宙が膨張すると星と星の間の距離が離れていく、というのはこのことです。
風船だと★を表面にしか貼れませんが、風船の中の空間でも理屈は同じ。星と星との距離は大きくなっていきます。
で、レノンさんの質問にはもうひとつ、その宇宙のキワが、実際「どういう姿なのか」という疑問も含まれてますよね? これはたぶん答えが出ていないと言います。ただ、「無」があるというようなのは聞いた覚えがあります(すみませんうろ覚えです)。宇宙空間は無と思っている人もいますが、学者の間では宇宙の空間は物質で満たされているとされています。つまり宇宙はまぎれもない「有」です。宇宙のなにもない部分、正体はつかめていないけど、ダークマターとか、暗黒物質と名付けられていたと思います。「無」との境界はどうなっているのか。。。想像が膨らみますね。
結局ど真ん中は答えられずすみません。
現在の宇宙についての理論は、全て地球上からの観測と計算に基づいたものなので、未だ観測されていない外宇宙の様子については正解がない状態です。
ですので、個人的に好きな順番に私が聞いたり、読んだりした予測を挙げさせていただきます。
1.手塚治虫氏は作品(「火の鳥」だったと記憶しています)の中で、自分の視点を拡大していくと、宇宙は外宇宙の物質を構成する原子(電子)の一つで、外宇宙が無数の宇宙で構成されており、逆に私たちの宇宙を構成する原子を極限まで拡大し、原子の中を見るとその中にも宇宙がある、という表現を用いています。
2.現在有力視されているビッグバン理論は、たまたま地球上から観測された状況から導き出された理論であり、実際には宇宙には果てはない。
3.外宇宙は基本的に何も存在しない。
現在私たちを内包している宇宙以外の宇宙が、0~無限-1個だけ存在するのみ。(外宇宙は他の宇宙で満たされている可能性もある)
4.宇宙はある人間(あなた)の意識の中にのみ存在しているので、物理的には存在しない。よって宇宙の外側もその人間の意識の中に存在すれば存在しうるが、存在しなければ存在しない。
お好きなものをお選びいただいて、時々ふっとするのも良いのではないでしょうか。
宇宙とは膨らむふうせんのようなもの、とは聞いたことがあります。したがって他の銀河と遠ざかって行くということですね。