胸もとや背に手を入れて、衣紋/おはしょりをととのえられるようにするための穴です。
日舞をされている方のアイディアでは、「男性を誘惑するため」というものもありました。
ありがとうございます。
http://www.simaya.net/mitikusa/miyatuguti.htm
もともとは女性が子供に乳を飲ませるのにさっと飲ませてこそっと閉じれるようなためだったようです。昔は着物が普段着だったので、いちいち方から脱ぐのは大変だったのかもしれません。
その他に子供の着物についている紐をワキから通すのに使ったり、着付けの役に立ったり、女性にとって唯一の風通しだったりと色んな利点もあるようです。
女性のする「おはしょり」の方はみやつ口と違いもっと不必要な古い由来があったりするので、着物って、本当に伝統を受け継いで今にある物なのだなぁ、と思ったりします。
ありがとうございます。とてもよく分かりました。
もうすでに上の人たちが答えているので、豆知識(?)
男物でも弓道の袴等には脇の穴があいています。
ありがとうございます。
http://www.kimonoclub.info/100/
>身八つ口とは身頃の脇のあきのこと、またその寸法をいい「身八つ」「八つ口」と省略してよばれることもあります。
身八つ口は男物にはなく、女物と子供物の着物にだけあります。着付けの時、手を入れて着物を整えたり実用面でも重要な箇所です。体型、体の厚みなどにより多少加減しますが、多くは標準寸法が用いられます。
ありがとうございます。
4番目の方の弓道の着物にはある、というのを読み、そこから
思い当たったことがあり、もう少し調べてみました。
生まれたばかりの頃は開いていないのに、いくらかすると口をつけるものですが、5歳くらいになると男の子は閉じて、代わりに紐を通す口をあけるなど、こまかな変化があるので、そうするだけの確かな理由があったためでしょうね。これまで出てきた回答のほか、
子供物の着物の振りと身八つ口があいているのは、体温を逃がすためでもあるようです。
当時は振袖を脇明(わきあけ)小袖とも呼ばれ、子どもの高い体温を発散させるのに都合が良く、また付け紐を通すのに便利でした。
大人として認められると、たもとを短く切り、振りを縫いふさぎ「小袖」として着用しました。
その後江戸時代の後期頃、装飾性を持ち始めた帯の幅が広くなり、現在のような形になっていくのですが、そうなると、振りが縫いふさがれていると、帯を高い位置で締めることができません。
自然と、大人の着る小袖も振りや身八つ口のあるものに変わり、現在一般に着られている着物にほぼ近い形になってきました。そのうちに袖の長いものを「振袖」、袖の短いものを「留袖」と呼ぶようになっていったのです。現代では大人になっても女物の着物には振りがあいています。「留袖」も袖丈が短くなっているだけで振りを留めていません。また、女物の着物は袂が長く帯の幅が広いため、身八つ口があいてないと脇が見苦しくなります。
確かにいわれてみれば、腰で結ぶ男の着物とちがって、高く結ぶ場合は開いている方がやりやすそうです。
http://blog.mag2.com/m/log/0000116269/75786732.html
http://www.doblog.com/weblog/myblog/16838/818082
http://www.suzunoki.co.jp/furisode_c/lesson/lesson_01.html
http://www4.diary.ne.jp/user/436127/
http://www.dolce-jp.net/get_it/yukata.html
着付けに関しては、着物を着るとき、帯の下に結ぶ紐を、身八つ口に通して結ぶと着崩れしにくくなるなどの利点もあります。
あと、そのほかに、個人的な考えですが、胸の膨らみがある分、タックの役割も兼ねているのではないかな、と少し思います。立体的に裁断する洋服とは違い、直線的な布を縫うだけの着物ですので、女性が着るものについては脇があいていないと体に変な力が加わり動きにくくなったりも、多少するのではないかと、思いました。
ありがとうございます。とてもよく分かりました。
http://www.g-iseya.jp/kituke/kimono.htm
普段着物を着ている女です。
身八つ口は着物の着付けのとき、襟元やおはしょりを
整えるために必要な穴です。これがないと着物が着られません。
また、着付けてしまったあと襟元が崩れたときなど
身八つ口からちょっとだけ手を入れて直したりします。
男性の着物に身八つ口がないのは、男性の着物はおはしょりや
襟元をきっちりと調える必要がないためでしょう。
ありがとうございます。よく分かりました。
ありがとうございます。