f'(x) = -f(x) - 2x - cosx + 1
「1階線形微分方程式」で調べてみてください。
微分積分の教科書にも載っているはずです。
1階線形微分方程式とは
という形式の微分方程式のことです。
この形の微分方程式の解は
となることが知られています。(Cは積分定数)
(ここで証明まで書くと大変なので教科書などを参照して下さい)
今回ご質問された微分方程式は
の場合にあたります。
解が複雑に感じるかも知れませんが、今回の問題は
つまり、
なので、結局
ということになります。
これを計算すると結局
となります。
(としました)
ゴメンなさい!↑の最後間違えました。
と書きましたが違います。
xの関数だから定数になるわけないですね。
そのまま
が解です。
大変失礼しました。
ありがとうございます。
http://www12.plala.or.jp/ksp/mathInPhys/constOneLinearDiffEq/
これは「線形微分方程式」の中でも簡単な形で,公式があります。(他にも色々と参考資料がWebで見つかるはずです)。
右辺のを移項すると,, ということになりますから,代入して計算すればOK。途中でとの積分が出てきますが,どちらも部分積分で簡単に解けます。(後者は2回使って同じ形を出して整理)。1階微分が含まれているので積分定数Cが1つ出ます。
答は,
ですね。
回答とウェブサイトへのリンクありがとうございました。たくさんの方に助けていただいて、問題も解くことができました(特殊な重力空間での軌道問題です)。ありがとうございます。
まず f'(x) = -f(x) に注目します。
これは明らかに定数Gを使って
f(x) = G exp(-x)
と解けます。
f(x) を微分する過程で残りの部分が出て来れば良いわけです。
問題の式もこの式に似た形になるはずです。
例えば、G を関数 g(x) だとみなします。
この f(x) = g(x) exp(x) はあらゆる関数形を網羅していますので、
この g(x) を解いても問題の答えが導けます。
実際に計算してみると
f'(x) = g'(x)exp(-x) - f(x)
が成り立ちます。つまり
g'(x) = (- 2x - cosx + 1) exp(x)
です。
あとは普通に解けることと思います。
f(x) = g(x) exp(x) と置くところが味噌ですね。ありがとうございます。
f(x) = u とすると f'(x) = -f(x) - 2x - cosx + 1 より
du/dx = -u -2x - cosx + 1
du/dx + u = -2x - cosx + 1 .
ここで
u(x) = c(x)e^(-x) となる関数cが存在すると考えると、
(c'(x)e^(-x) - c(x)e^(-x)) + c(x)e^(-x) = -2x - cosx + 1
c'(x)e^(-x) = -2x - cosx + 1
∴ c'(x) = -2x(e^x) - (e^x)cosx + e^x .
これを不定積分すると
c(x) = -∫(2x - 1)e^xdx - ∫(e^x)cosxdx
ここで
∫(2x - 1)e^xdx = (2x - 1)e^x - 2∫e^xdx
= (2x - 1)e^x + 2e^x = (2x + 1)e^x
∫(e^x)cosxdx = (e^x)/2(sinx + cosx)
なので c(x) = -(2x + 1)e^x - (e^x)/2(sinx + cosx) + d
= e^x(-2x - 1 - 1/2(sinx + cosx) + d) (dは積分定数) .
よって
u(x) = -2x - 1 - 1/2(sinx + cosx) + d //
だと思う.(もう長いこと積分なんてやってないからぁゃιぃ(^^;)A)
ステップバイステップの解説ありがとうございます。大変助けになりました^^
典型的な微分法的式の問題なんですね。
まだ微分方程式のクラスをとったことがなかったので、なかなか切り口を見つけられませんでした。