最近のデータを持っているわけでは無いので一般論として。
一応自分も大学院に進んだので感覚としては、理系大学院でも修士課程程度であれば普通に就職先はあります。
もちろんせっかくの研究の成果を生かすために企業の研究職に付く人も多いでしょう。化学科ならなおさら。
とは言えそれにとらわれなくてもそこそこの大手企業なら口はあります。
逆に博士課程まで進んでしまうと就職の口はかなり限られます。
専門性が高すぎで普通の企業では雇えない(学歴分給料も上がりますから)のと年齢が必然的に上がりますからね。
事実上研究職かそのまま大学に残って教授への道を目指すかが大半だと思います。
ここで問題になるのは本人の能力と意思でしょう。もちろんどの道を選んだ場合にも言えることですが。
個人的には気になる点としては、親として心配されているのは当然としても本人の意思と異なる道に進んで、本人は納得できるのか?という点です。
結局のところ就職率の高いところに行っても実際に就職できるかどうかは本人の資質によるところが大きいですよ。
就職に有利かどうかで大学の進路を選択する考えは避けた方がいいと思います。就職に有利だと判断した進路選択の後、いざ就職をしてみると、職業の内容に興味を持てないので不満を持つことがよくあるからです。これは、進路先を自分の興味で選んでいないので、職業がつまらなくなります。職業は人生の大きな割合を占めるので、人生自体がつまらなくなります。
それよりも、自分が勉強してみたい学科を選択することが、充実した学生生活を送ることになり、勉学が充実します。その結果、良い就職が見つかることが多いと思います。自分に会った職業に就くと満足するため、人生が充実します。
http://q.hatena.ne.jp/1163903375
(URLはダミーです。)
回答有難うございます。おっしやるとおり頭ではわかっているのですが、現実的には給与、待遇等は医師がずば抜けて優遇なので、なかなか自分の子供の事となると、少しでも良い職業についてほしいと考えてしまいます。
http://daigakujc.jp/c.php?u=00054&l=03&c=00072
>化学科はあまり就職はないのか。
まず、理学部は工学部と比較して就職は圧倒的に少ないです。
理学は虚学、工学は実学といわれている所以です。
ただ、人によりますが、理学部は(異論もあるでしょうが)役に立たないからこそ、学問をする喜びを感じられるのではないでしょうか。
就職に有利なのは、工学部、特に機械工学や、電気、電子工学、情報工学が私の周りでは有利でした。もちろん医歯薬系も有利でしょう。
大学院進学率が高いのは、それだけ、学問を追及したい人がいるわけで、就職がないからではないと思います。
例えば、京都大学の理学部のある学科は、卒業研究の発表が修士一回生の9月です。もちろん、学士で卒業してもよいのですが、ほとんどの人が大学院に進学するのでそうなっているみたいです。大体難関大学ほどそういう傾向があるみたいですよ。
親としては、いってもらいたいという気持ちはよくわかります。
ただ、あまり強くいうと、反発するかも知れませんね。
私は理学を勉強したかったのですが、親に同志社ー工学部の受験を勧められました。「理学部がない」といって、妙に反発して同大は受験しなかった経験があります。
(でも、関大は工学部がないのに受験しました)
名古屋大学卒の人が職場にいます。
会社側としては学歴(基礎学力)は大切ですが、さらにリーダーシップのある人を求めています。
就職率が高かろうが低かろうが、本人自身がどうあるかのほうが重要だと思います。
http://www.nistep.go.jp/achiev/abs/jpn/rep055j/rep055aj.html
理系は、どこも高学歴化が進んでいます。もしかして低学力化の裏返しかもしれませんけど。専門を生かした就職には修士が最低必要という状況なので、たいがい修士には行きます。
専門を大きく外れてもよい、当初数年の丁稚奉公的な就職を厭わないなら、理系は引く手あまたと思いますよ。医学部なら6年で理系修士と年齢も変わらないし‥。
十数年前、大学の化学関係の学科を卒業した者です。
卒業時、専門分野の就職先に行けた人は、およそ以下のURLのように全体の4分の1程度だったと記憶しています。
ところが、現在は就職しても、その後転職や退職をする人が余りにも大勢います。
そうでなくても社内で全く違う部署に変わることもよくあります。
つまり、卒業時のデータを気にすることは意味がありません。
あくまでも私の個人的な意見としては、どうか娘さんの希望する学科を受けさせてあげていただきたいと思います。
高校生のときと比べ、大学で専門分野を集中的に学ぶという環境の違いは余りにも大きく、その生活が本人に向いているかどうかというのは入ってみなければわからないのです。
ある人は中退し、ある人は学科を変更したり、他の大学に編入したりします。
それはどの学科に行っても同じです。
だったら、一度きりしかない人生、本人が興味のあることを学習することが最も良いのではないでしょうか。
http://www.sci.toho-u.ac.jp/way/job/job_placement.html
>化学科
>就職の傾向
http://eri.netty.ne.jp/honmanote/comp_eco/2004/0702.htm
現行の景気回復基調からすれば、化学業界は好調であり就職が困難と言う理由はないはずです。私は文系でしたが、理系卒業者の話では、修士より博士のほうが就職上有利と言う理由で大学院に進学する方が多かったですね。理系はゼミの教授=能力と判断される面が多く、かつはかせかていでの研究課題の内容が就職に作用するようです。
あくまでも本人の希望ですから、ご本人とよく話し合って将来何をしたいのかの、相互理解が必要なのではないでしょうか。
回答有難うございます。お互いに(親と子)自分の考えをゆずれずに悩んでいます。
某旧帝国大学の理学部化学科のOBです。
就職先は十分にあると思います。
就職先は、化学会社だけでなく、食品とか製薬とかも多いです。
私のまわりでも、就職人気ランキングに入るような大企業にたくさんの人が就職しています。
なお、理学部の醍醐味である研究をそれなりにちゃんとやろうと思うと、どうしても最低限修士課程に進まないとできないので、修士課程への進学率が高くなっています。
修士課程に進学→就職 というのが最も多数派のパターンだと思います。
ちなみに、私の父親も、私には違う道に進んでもらいたかったようですが、私は今の進路を選んでよかったと思っているし、その私の意志を最終的に尊重してくれた親には感謝しています。
http://q.hatena.ne.jp/1163903375
(URLはダミーです。)
回答者 | 回答 | 受取 | ベストアンサー | 回答時間 | |
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1 | siseiall | 36回 | 19回 | 2回 | 2006-11-21 12:19:27 |
回答有難うございました。おおせのとおり最後は何事も本人の資質によるところだと思います。