たとえば平家物語やグリム童話といった、オススメの口承文学を教えてください(ここでの「文学」の定義は、「いま日本語で読める形で公開されているすべての文章」とさせてください)。

とりあえず話が破綻していてもいいので、聞き手を愉しませることを主眼に置いた作品がいいです。

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  • 終了:2006/11/09 23:00:05
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回答11件)

id:coe No.2

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ポイント15pt

怖い話ですが「牛の首」

いろんな人が小説にしてますよね。

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明治以降の文学で、はじめて本格的に件を主題とした、内田百閒の夢幻的な短編『件』。先ほども挙げた『くだんのはは』。小松左京の『牛の首』も似た性質の作品だろう。岩井志麻子の『依って件の如し』は作者得意の土俗的雰囲気と語り口が上手く融合した良作だった


http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/min/989488763/l50

id:oo7 No.3

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ポイント15pt

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E6%9B%BD%E4%BF%9D%E7%89%A...

私が一番好きなのは「イソップ」のシリーズですね。

「蟻とキリギリス」など、お笑いコンビの名前に使うほど日本人に馴染んだお話も多いですし!

id:booboo_002 No.4

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ポイント15pt

ユーカラなど、アイヌの口承文学

知里幸恵 翻訳『アイヌ神謡集』岩波書店 1978年1月 ISBN 4003208013

山本多助 著『カムイ・ユーカラ』アイヌ・ラッ・クル伝 平凡社 1993年11月 ISBN 4582760260

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%A...

千夜一夜物語、サルタンへの夜伽の物語と言う観点から、口承文学としても良いかと思われます。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E5%A4%9C%E4%B8%80%E5%A4%9...

北欧のサガ

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%AC%A7%E7%A5%9E%E8%A9%B...

id:Repserc No.5

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ポイント15pt

中国の怪奇伝承を集めた「聊斎志異(りょうさいしい)」は

いかがでしょう。

古来の日本の民話とひと味違った雰囲気ですが

狐狸や幽霊や仙人が登場するので、欧米の童話よりは

親しみ安いと思います。

岩波文庫

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003204018

(他の出版社からも色々なタイトルで出ているようです)


他に、日本の戦国時代の笑い話を集めた「醒酔笑」というのが

あります。木下藤吉郎のとんち話から下ネタ(男色ものまである...)まであり多彩です。

※確か岩波文庫だったと思いますが、現在品切れ(絶版)のようです。

id:westkaz No.6

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ポイント15pt

口承の定義があいまいですが

文字化されるとそれは口承ではなくなるのですから

ですが、「平家」をサンプルに挙げているようなので

それで言えば『醒睡笑』『きのふはけふの物語』『戯言養気集』

『古事記』『万葉集』などをどうぞ

もしくは御伽草子全般、偽書、宗教関係の書物が全て該当します

儒教など「子曰」ですしね。

id:co3k

定義もなにも、「口承文学」という用語はすでにあるのですよ。「文学」の定義を広げただけです。

ただ、『古事記』や『万葉集』は明らかに違う気がするのですが。

もしくは御伽草子全般、偽書、宗教関係の書物が全て該当します

そのとおりです。

2006/11/03 00:58:10
id:daikanmama No.7

回答回数2141ベストアンサー獲得回数82

ポイント14pt

口承文学と言っていいのかどうかわかりませんが、有名どころで、アンデルセン童話はいかがでしょうか。

「マッチ売りの少女」や「はだかの王様」など、子ども向けの童話と見せかけて、実は大人への教訓も含んでいる、とても奥深い内容の物語だと思います。

http://www.biwa.ne.jp/~maerd/aozora/andersen.html

id:mododemonandato No.8

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ポイント14pt

 唐宋伝奇集

 中国の唐から宋にかけての時代の伝奇です。後編には芥川龍之介でお馴染みの、杜子春の原作などもあり、読みやすいでしょう。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/400320381X/sr=1-10/qid=116253...


 中国物なら捜神記もお薦めします。かなり破綻した、結論のない話もありますが、面白いです。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4582800106/ref=pd_sim_b_2/250...

id:hamster009 No.9

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ポイント14pt

日本霊異記

id:pascal7 No.10

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ポイント14pt

韓国の民話が興味深いと思うんですが

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4140881771

私が読んだ本とは違うかも知れませんが

悪党の加藤清正を退治するヒーローの話とか興味深かったです。

(この本にはその話は乗ってないかも知れませんけど)

id:zenza No.11

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ポイント14pt

この質問でホメロスが出てこないのは不思議ですね。

イリアス〈上〉 (岩波文庫)

イリアス〈上〉 (岩波文庫)

  • 作者: ホメロス
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • メディア: 文庫

トロイア戦争のことを描いた「イリアス」、その後の英雄オデュッセウスの帰還を描いた「オデュッセイア」。多少神話の知識がないとどれが神様でどれが人間なんだかわからなくて混乱するかもしれませんが、どちらも一読の価値はある作品です。涙あり笑いあり、だけど逆に言えば、何でもありでつめこみすぎの感はある……といった感じ。もともと語られていたものが、文字化され現在まで残っている(ホメロスは紀元前八世紀の詩人といわれている)、ってことを考えても面白さは折り紙付き。

遠野物語・山の人生 (岩波文庫)

遠野物語・山の人生 (岩波文庫)

  • 作者: 柳田 国男
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • メディア: 文庫

個人的には、直球過ぎて誰も挙げないのであろう柳田國男の「遠野物語」が非常に面白かった。こちらは明治期に収集された村の伝承で、学術(民俗学)目的の資料的文献でありながら、飾らない文章から来る緊張感もあってか、珠玉の短篇世界に迷い込んだような幻惑感さえおぼえます。


それと、落語はどうでしょう? 愉しませる目的ということで言えば何よりこれ、とは思うのですが、ま、口承文学というよりは芸能ですか。某ドラマの影響で去年は新刊復刊のラッシュでした(ちくま文庫あたりすごかった)。でも詳しいわけではないので、うかがいを立てるだけで(解説は詳しいひとに……)。

id:co3k

ありがとうございます。

そうですねぇ、落語は口承というよりも芸能寄りですね。興味のある分野ではあるので別の機会に質問するかもしれませんが。

まあ、なしだとは言いません(質問の意図に沿っていれば)。なにかオススメがあればどうぞ。

2006/11/05 13:41:09
  • id:yokikotokiku
    「平家」は、まず書かれた「読み本」が原型としてあって、そこから芸能としての「琵琶語り」が生まれ。それがさらにテキスト化して、さらにまた「読み本」と影響しあってお互い変化していった、という説が有力だと思います。諸説あると思いますが。
    純粋な「口承文学」とは言い切れないかもしれません。文章もかなり練りこまれていますし、あの分量の情報を記憶だけで保存、伝承するのは、かなりムリです。

    ニホンの「口承文学」といえば、なにはともあれ「今昔物語」「宇治拾遺物語」ではないかなと思います。
    「御伽草子」もそうですが、時代が下るためか文章がかなり整理されており、「語り伝えられたものを文章化した」というより、「うまく語るためにテキスト化しました」的な側面もあるように思います(これは個人的見解です、すみません)。
    おそらく誤解なさっているかたも多いと思うのですが、「さるかに合戦」や「桃太郎」などの「おとぎ話」が「御伽草子」に載っているわけではありません。
    「一寸法師」は出ていますが、現行流通作品とはずいぶんオモムキが違う内容です。
    オトナ向けの「歌ものがたり」風の、ちょっとファンタジーな作品群です。

    落語は、江戸時代後期に発達しましたが、ちゃんとどの作品にも「作者」がいますよ。しゃべるのは下手だが作る話は面白い、なんて落語家もいました(笑)。
    テレビのない時代ですから人気作品を他の落語家も語り、さらに時代を経て伝わったものもあるわけですが、
    「口承文学」というには、「文学」かどうかというより「口承」と言うのにムリがあると思います。
    チナミに今寄席で出るようなのの殆どは、明治から昭和初期に作られたか改作されたかのものでしょう、そんなに古い物ではありません。歌舞伎や文楽のように江戸時代のものをそのまま出している例は少ないと思います。

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