文系なので最新科学事情をよく知りませんが、
注目されている新エネルギー、ニッチなエネルギーを挙げて下さい。
将来性なども解説いただけるとありがたいです。
私のつたない知識では
・深海温度差発電
・バイオマス
・エタノール自動車
・マイクロ水流発電
・メタンハイトレード
・潮汐発電
・波力発電
・潮流発電
などが思いつくのですが。
新エネルギーの中でも比較的メジャーな
太陽光/風力/燃料電池/ガソリンハイブリッドは
解説要らないです。
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=140850&lindID=5
今後注目されるのは、今日プレスリリースが出されたばかりの、財団法人地球環境産業技術研究機構と本田技術研究所が共同開発した、セルロース類からアルコール燃料を製造する技術基盤の確立ではないでしょうか。これは純国産の画期的なエネルギー生産技術です。
今までのバイオエタノール製造は、サトウキビやトウモロコシ等の糖分や澱粉などを原料としたもので、要するに食糧を燃料に転用する技術だったんですよね。ですからこれはエネルギー原料として振り分けられる量に限りがあるわけです。
それなら食糧生産の副産物というか、食用の作物を作れば必ず出てくるイネのワラだとかトウモロコシの茎などのセルロースからアルコールが作れないか、そうすれば食糧生産と共にエネルギー供給も図れて、食糧の必要が増えれば増えるだけエネルギーの供給も出来ることになって好都合じゃないか、というアイデアが出てくるわけですが、従来はそうした原料からセルロース類を分離する工程で、どうしてもアルコール醗酵を阻害してしまう物質が発生してしまい、なかなかうまくいかなかったんですね。
そこで、微生物によって化学物質を製造するバイオプロセスについて高い業績を上げている財団法人地球環境産業技術研究機構と、これまた高い工業的技術力を持つ本田技術研究所がタッグを組んで研究を進め、ついに醗酵阻害物質による影響を大幅に減少させる「RITE-Hondaプロセス」の開発に成功した、というわけです。
これはセルロース系バイオエタノール製造の効率の飛躍的向上を可能とするもので、プレスリリースではこの成果について、
今回の成果により、ソストバイオマスからのエタノール製造に関して、基礎的な課題がすべて解決した
としています。
というわけで、これからは農業がエネルギー原料の供給基地となり、作物が吸収した二酸化炭素をエネルギー消費で排出するという理想的なCO2循環が実現する「かも」という期待が持ててきました。
あとの問題は製造コストと、どれだけこのソフトバイオマスエネルギーで必要なエネルギー供給がまかなえるかというあたりになってきます。
・・・・が、とりあえず将来的には、古畳でも車が走る時代がやってきます。松の根っこで飛行機を飛ばそうとしていた終戦直前より、遥かに日本の技術は進展しました。
ニッチなエネルギー。地熱発電
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%86%B1%E7%99%BA%E9%9B%B...
簡単にいうとマグマだまりの熱で水などを気化する。その蒸気でタービンをまわして発電するという仕組み。
売り:燃料がいらない。365日24時間発電できる
短所:探査・開発に多大な費用がかかる。そのため火力発電と比 べて、2割ほどコストがかかる。ただ現在は原油の価格
上昇のため、見直されてきている
ちなみに発電容量が多いのが、アメリカ、フィリピン。
あっ地熱忘れていました。
しかし地熱は、国立公園内とかの立地になるので、環境団体がうるさいのですよね。
風力もバードストライクの問題があるし。
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=140850&lindID=5
今後注目されるのは、今日プレスリリースが出されたばかりの、財団法人地球環境産業技術研究機構と本田技術研究所が共同開発した、セルロース類からアルコール燃料を製造する技術基盤の確立ではないでしょうか。これは純国産の画期的なエネルギー生産技術です。
今までのバイオエタノール製造は、サトウキビやトウモロコシ等の糖分や澱粉などを原料としたもので、要するに食糧を燃料に転用する技術だったんですよね。ですからこれはエネルギー原料として振り分けられる量に限りがあるわけです。
それなら食糧生産の副産物というか、食用の作物を作れば必ず出てくるイネのワラだとかトウモロコシの茎などのセルロースからアルコールが作れないか、そうすれば食糧生産と共にエネルギー供給も図れて、食糧の必要が増えれば増えるだけエネルギーの供給も出来ることになって好都合じゃないか、というアイデアが出てくるわけですが、従来はそうした原料からセルロース類を分離する工程で、どうしてもアルコール醗酵を阻害してしまう物質が発生してしまい、なかなかうまくいかなかったんですね。
そこで、微生物によって化学物質を製造するバイオプロセスについて高い業績を上げている財団法人地球環境産業技術研究機構と、これまた高い工業的技術力を持つ本田技術研究所がタッグを組んで研究を進め、ついに醗酵阻害物質による影響を大幅に減少させる「RITE-Hondaプロセス」の開発に成功した、というわけです。
これはセルロース系バイオエタノール製造の効率の飛躍的向上を可能とするもので、プレスリリースではこの成果について、
今回の成果により、ソストバイオマスからのエタノール製造に関して、基礎的な課題がすべて解決した
としています。
というわけで、これからは農業がエネルギー原料の供給基地となり、作物が吸収した二酸化炭素をエネルギー消費で排出するという理想的なCO2循環が実現する「かも」という期待が持ててきました。
あとの問題は製造コストと、どれだけこのソフトバイオマスエネルギーで必要なエネルギー供給がまかなえるかというあたりになってきます。
・・・・が、とりあえず将来的には、古畳でも車が走る時代がやってきます。松の根っこで飛行機を飛ばそうとしていた終戦直前より、遥かに日本の技術は進展しました。
さすがはTomCat様、ありがとうございます。
質問形式を人力にしておいてよかった。
ドンキホーテなどで売られている光うちわは,日新電機株式会社から譲渡された,株式会社京都クリエイティブイマジンが販売してます。これは,「圧電バイモルフ」で実現されています。
大手ですと,株式会社日立製作所の研究結果もありますね。こちらは,おもちゃに利用する目的ではないみたいです。
どちらも,小型化と効率の向上が課題でしょうか。
北の国からの糞発電なんてのも(笑)
核融合発電
http://safety-info.nifs.ac.jp/mirai-ene/mirai-index.html
原子力発電の一種ですが、核分裂反応を利用した現在の原発よりも暴発の危険がはるかに少なく、燃料も大量に存在することがわかっているので、まだまだ課題が山積ですが、実用化できれば格段に有望とされているものです。
他の新エネルギーの多くが、様々な状態で存在している太陽由来のエネルギーを取り出そうとするのに対して、核融合発電は小さな太陽を作ってそこからエネルギーを産み出そうという考え方なので、まさしく究極の新エネルギーといえるとおもいます。
宇宙太陽光発電(太陽発電衛星)
http://sta-atm.jst.go.jp:8080/01050110_1.html
http://home.h03.itscom.net/abe0005/uchuu/uchuu/sps2000/sps.htm
こちらは「太陽光」の一種なので不要だったかも知れませんが、念のため。
大気がなく効率のよい宇宙空間で太陽電池を広げ、マイクロ波で地上に送電するというものです。実現可能性が高いということで実用化に向けた取り組みが着々と進められています。
日本でも宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2020~2030年の商用化を目指して動いているようです。
打ち上げに巨額の費用がかかるので、コスト倒れになりそう。
宇宙活動に必要な電力の供給にはいいのでしょうが、地球に送電するのはペイしない気がします。
http://www.ntv.co.jp/FERC/research/20020505/kasetsu.html
http://sib501kka.hp.infoseek.co.jp/f1/sekiyubakuteria.htm
バクテリアに石油を生成させるという研究が進んでいます。
静岡県にある相良油田では他の油田とは違う要因が働き石油が湧き出ているということがわかり、調べていくとバクテリアによるものということです。
このバクテリアを自由に操ることが出来れば石油を作り出すことができます。
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20030930301.html
空気だけで走る燃料いらずの自動車についての記事。
こちらはやや怪しいです。
ありがとうございます。
バクテリア石油ってトンデモじゃなかったのですね。
(以前石油で食料を作る、という計画を着たことがある)
さすがはTomCat様、ありがとうございます。
質問形式を人力にしておいてよかった。