では、グレープフルーツに含まれている何という成分がそうさせているのでしょうか? あるいは、何が作用しているのかはまだ分かっていないのでしょうか?
これまでグレープフルーツジュースに含まれる渋みの成分がCYP3A4という酵素を弱くすると考えられていましたが、最近ではグレープフルーツの果肉でも同じような相互作用がおこることがわかってきました。
(参照)
http://www.min-iren.gr.jp/search/06press/genki/143/genki143_5.ht...
薬物は主に肝臓や小腸で代謝されますが、その代謝部位には代謝酵素と呼ばれるものが存在します。その酵素の活性をグレープフルーツジュースなどに含まれる成分が阻害するため、薬物の代謝が阻害されるのです。
(参照)
で、グレープフルーツのなんという成分なんでしょうか?
ありがとうございます。
http://www.chuckwil.com/crowsnest/iryo/iryo99/99_7.html
これについては、
血圧降下の機序に関しては、薬理学的に肝代謝系のCYP3A酵素がグレープフルーツに含まれるフラボノイド、トリテルペイノドなどの物質によって阻害され、カルシウム拮抗薬の吸収が高められ、血中濃度が2~4倍になり、血圧が過度に下がると考えられてきました。各製薬会社ともこの阻害物質はグレープフルーツの果肉には無く、皮や皮のしたの白いふわふわした部分にあり、グレープフルーツジュースのみに注意を喚起してきました。
とのことで、従来はレープフルーツに含まれる
フラボノイド、トリテルペイノドなどの物質が考えられていましたが、
どうも最近は、
ところが最近の研究でこの阻害物質が従来言われてきたものとは異なり、フラノクマリン誘導体という物資で、グレープフルーツの果肉に多く含まれ、他のオレンジ、ミカン、レモン、ザボン、ボンタン、夏みかんには含まれていない事が分かってきました。即ちジュースだけでなく、グレープフルーツその物も危険だという訳です。しかもこの果物やジュースを摂ったあと、その影響が10時間程度持続すると報告されました。又カルシウム拮抗薬を服用した後、胃腸に停滞している事を考慮して、2時間後まではこれらの果物を摂るべきではないとの実験結果が示されました。
グレープフルーツの果肉に多く含まれる
「フラノクマリン誘導体」という物資である、
とされてきているようです。
以下、参考。
http://www.sumiyaku.jp/okusuriyomoyama/columna/drug-foods.html
食物と医薬品の関係
http://yakushi.pharm.or.jp/FULL_TEXT/125_11/pdf/889.pdf
ニフェジピンのラット体内動態に及ぼすスウィーティ果汁の影響
http://www.food.sugiyama-u.ac.jp/lab/shokuan/grapefruit.pdf
グレープフルーツと薬の相互作用
ありがとうございます。
http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20060518hj001hj
この記事によると、フラノクマリン類が作用している可能性が強いみたいですね。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
フラノクマリン