生きていくのにまったく不要でも、高値がつくことがあるのは、
「使用価値」と「交換価値」は違うからだ、と
アダム・スミスが国富論で、水とダイヤモンドを例に説明しています。
http://masm.jp/item/18
「水とダイヤ」の具体例はあまりに鮮やかなので、
「使用価値」と「交換価値」の説明では、たいていこの例が使われるのではないでしょうか。
上の例のように、あまりに具体例が素晴らしいので、
その分野の学問では、たいていその具体例が使われる、といったケースを教えてください。
「その学問分野」「何を説明しようとしているのか」と、
できれば「その例え話をした人」「著書」なども教えていただければ、なお良しです。
繰り返しになりますが「鮮やかな具体例」だけではダメ。
「その学問でスタンダードになっているほど鮮やかな」具体例です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A...
ユストゥス・フォン・リービッヒ - Wikipedia
恐らくあなたならご存知のことと思いますが、植物の生育に関するリービッヒの最小律は必ずといっていいほど「樽の喩え」で説明されますよね。
http://www.zatsugaku.com/archives/2003/06/20030619.html
ざつがく・どっと・こむ: サルとシェイクスピア
サルにめちゃくちゃにタイプライターで文字を打たせたらいつかはシェイクスピアの一節を叩き出すだろう、という話です。
もともとは進化論者のトマス・ハクスレーが、偶然による生命の発生・進化を説明するために用いた比喩で、分子生物学や進化論の講義では必ずと言ってよいほど出てきます。他にも確率論とか情報学とかいろんなところで使われています。「非常に効率の悪いこと」の例えとして映画のセリフに出てきたりもします。
了解です。ありがとうございます。
たしかに「猿のタイプライター」は、僕でも聞いたことがありました。
ですが、進化論から出てきていたことは知りませんでした。
(コンピュータのランダム探索の文献だろうとばかり思っていました)
いい回答、ありがとうございます!!
なおこの質問は、あと20程度は必ず開きますので、ごゆっくりどうぞ。
http://www.ed-eyes.com/eenavi/data/ee_data.cgi?INDEX=f1003
�G�R���W�[���G�l���M�[ �f�[�^�x�[�X
「電子工学」において、「電子の流れかた」について、「水」の喩えが使われています。「電子は水のごとく、電圧の高い場所から低い場所へと流れる」と説明されます。初出は何か分かりません。
了解です。ありがとうございます。
そういえば昔の参考書か何かで、
電子を玉、電圧を坂(の勾配)、電流を玉の流れに例えた図があり、
えらく「理解した!!」という気にさせられたことがありました。
http://glossary.tank.jp/t0E15.html
�ԗւ̍Ĕ����Ƃ́yreinventing the wheel�z �� �悭�킩�� ���������Ȃ� IT�E�R���s���[�^ �p�ꎫ�T [�^�E�R���s���[�^�p�ꎫ�T]
【IT用語】 Reinventing the wheel (車輪の再発明)
通常プログラムは、偉大な先達が作った便利な部品を組み合わせて完成させます。
その「既にある便利な部品」をありがたく使わずに、わざわざ一から自力で作る酔狂な行動を「車輪の再発明」と呼びます。
人類最も偉大な発明のうちの一つである車輪を、わざわざ再発明するのは愚かだと言っているのですが、あまりに定番の言葉過ぎて誰が最初に言い出したかは知りません。
リンクはIT版悪魔の辞典「真・コンピュータ用語辞典」から「車輪の再発明」の説明です。
http://glossary.tank.jp/t0E15.html
はてなキーワード「車輪の再発明」
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BC%D6%CE%D8%A4%CE%BA%C6%C8%AF%CC%...
了解です。ありがとうございます。
ただこれはすこし「ことわざ」に近すぎなので、
もうすこし出典があきらかなものが良いです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ジョン・メイナード・ケインズ:detail]
経済学者のケインズは、株式相場を説明するのに、例えとして美人コンテストを用いたというのは有名だと思います。つまり、株式相場というのは、自分が誰を美人と思うかではなく、自分以外の大多数が誰を美人と思うかによって美人コンテストの勝者を予想するようなものだと説明したものです。
了解、ありがとうございます。
経済学では、他に「弁護士とタイピスト」の例もありましたね。
URLはダミーです。
すでにご存知かもしれませんが、例えば
・複雑系理論のバタフライ効果(北京で蝶が一回羽ばたくことで、アメリカにハリケーンをもたらす、という因果性の連鎖の隠喩)
・ゲーム理論の囚人のジレンマ(個人主義的合理性を超えたところ、つまり集団行動には個人のレベルを超えた独自の法則性があることを示す隠喩)
・ケインズの美人投票(株式市場では、人は自分が一番だと思う株を買うのではなく、他人が一番だと思う株を買うという「他人の予測」を織り込むという特異な行動が必要。ゆえに単純な個人主義的合理性を想定する新古典派経済学には盲点がある、というエピソード)
なんかが思いつきます。すでに知っていたらご勘弁を!
了解です。ありがとうございます。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B6%E4%A4%CE%C3%C6%B4%DD?kid=43249
銀の弾丸とは - はてなダイアリー
やっぱり『銀の弾丸』でしょうか。
銀の弾丸とは、人狼を一撃で倒すことができると言われている、それです。
ソフトウェア業界において、開発プロジェクトにおけるありもしない問題解決手段のことを指します。
フレデリック・P・ブルックスJrが著書『人月の神話』の中で書いてました。ソフト業界ではかなり有名な書籍です。
URLを見ると、論文が最初みたいですね。
ソフト業界ではかなり有名で良く使われる言葉です。
http://www.jkokuryo.com/class/sentan2004/Brooks/oda.htm
「人月の神話」と「銀の弾丸はない」が双璧とさらに本書では、ブルックスのもうひとつの衝撃的な論文「銀の弾などない」(1986年発表、IEEE COMPTER誌の1987年7月号に再録されている)も第16章に収録されている
了解です。ありがとうございます。
ただ「銀の弾丸」は、具体例と言うよりは比喩のように思えます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/listmania/list-browse/-/E...
Amazon.co.jp: ���X�g�}�j�A�I - ���X�g������ "�~�N���o�ϊw�e�L�X�g"
有名ですが、「経済学」では、情報の非対称性によって起こるアドバース・セレクションの例として「レモン」使っています。
レモン=見た目では中身が分からないものの例です。
この原理をレモンの原理と呼ぶこともあります。
というか経済学は有名な実例多いですよね。
ありがとうございます。レモンは中古車のこととばかり思っていました・・・。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A...
ユストゥス・フォン・リービッヒ - Wikipedia
恐らくあなたならご存知のことと思いますが、植物の生育に関するリービッヒの最小律は必ずといっていいほど「樽の喩え」で説明されますよね。
いや、「樽の喩え」は知りませんでした。
勉強になります。ありがとうございました!!
http://www.kdnuggets.com/news/2000/n13/23i.html
KDnuggets News 00:13, item 23, Publications
統計の一分野「データマイニング」での有名な「事例」に「おむつとビール」があります。
同時購買分析(通称バスケット分析)で得られる知見の例として、スーパーマーケットのレシートを網羅的に調査したらおむつとビールがよく同時に買われているのが分かったと。だから両者を並べて置いて売ったら売上が伸びたと。まあそんな例です。新婚の夫がおむつを買いに行かされて、ついでにビールも買って帰るんだというまことしやかな因果説明がつけられるのが通常です。
そしてこの有名な例は、作り話であることも既知で、本当の話として紹介すると、若干の勉強不足がばれてしまうことになります。このことを述べた記事をURLにしておきました。
了解です。ありがとうございます。
http://www.indi-info.pref.gifu.jp/sports/kobetu/taikyou/taikyo_r...
体育協会(論文7)体力トレーニング
スポーツ科学の分野で、トレーニングの原則のうち、「過負荷の原則」を説明するのに、古代ギリシアに実在したというレスラー「クロトナのミロ」が例えとして使われます。
最初にこの例を使ったのが誰かは、ちょっとわかりませんでした。ごめんなさい。
> オーバーロードの原則……トレーニングを> 実施する際には、ある一定上の負荷(医科> 学レポートNO.1筋力づくり参照)で運動し> なければ効果は望めないという原理です。> ギリシャ時代のクロトナのミロは成長する> 仔牛を毎日持ち上げて筋力を鍛えました。
ありがとうございます!
まるっきり知らない世界なので斬新でした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AC%E3%83%B...
シュレーディンガーの猫 - Wikipedia
有名すぎでしょうか。以下はリンクからの引用です。
量子力学においては、「状態は確率でしか表現されえず、むしろ様々な状態の重ね合わせである」とされるが、この考えは我々の常識と異なるどころかパラドキシカルに聞こえるということを、物理学者のエルヴィン・シュレーディンガーは以下のような「箱の中の猫」の思考実験を用いて示した。この猫をシュレーディンガーの猫(シュレーディンガーのねこ)と呼ぶ。
了解です。ありがとうございます。
猫(とライオン)大好きです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%86%E3%82%8A%E3%81%8B%E3%81%9...
ゆりかごから墓場まで - Wikipedia
「ゆりかごから墓場まで」
第二次世界大戦後、イギリス労働党によって掲げられたスローガンですが
社会保障制度の充実を訴えるのに赤ん坊から使用するゆりかごと死後入る墓場を盛り込む事で一生を示すあたり、イギリス人らしい言語感覚がすばらしいと思っています。
これは「ある学問の入門として使われる具体例」としてはすこし弱いような。
また、具体例ではなく、「比喩」であるようにも思えます。
http://ccs.cla.kobe-u.ac.jp/Jouhou/95/Takahasi/prisoner.html
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経済学におけるゲーム理論に、「囚人のジレンマ」というものがあります。
二人の囚人が別々に取調べを受けています。
二人とも黙秘を続ければ、二人とも無罪を勝ち取れるかもしれません。
しかし、相手が責任を自分になすりつけて無罪になろうと自白するかもしれない、
と疑心暗鬼になる結果、二人とも自白してしまい両者有罪になる、という例え話です。
このことは、「競争相手の出方によって戦略を変える」ということの好例となっております。
了解です。ありがとうございました。
広い意味での経済学 もしくは 金融工学に出てくる
ランダムウォーク理論 および 効率的市場仮説
の説明において出てくる、
「目隠しをしたサルが新聞の相場欄めがけてダーツを投げて選んだポートフォリオと、専門家が注意深く選んだポートフォリオとさほど運用成績は変わらない」
という具体例。
サルを使ったと鮮やかな具体例がほかにもありそうですね。
了解です。ありがとうございます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%8...
ロングテール - Wikipedia
インターネットビジネスの中で塵も積もればをあらわした言葉でロングテールと言う言葉があります。
人気上位の商品から売り上げ表をとると尾の長い恐竜(というか立ったゴジラ)のような曲線を描きます
間違いなくIT業界でスタンダードになっている例です
米Wired誌の記事で同紙編集長であるクリス・アンダーソン (Chris Anderson) によって提唱した例になります
了解、ありがとうございます!!
「ロングテール」という言葉自体は、つい一週間ほど前に知ったのですが、
誰が言い出したかは知らなかったので、勉強になりました。
ニュートンの万有引力の法則及びその力に関する説明です。
「何故りんごは木から落ち、月は落ちてこないのだろう。」
もはや一般常識です。
ありがとうございます。そういえばありましたね。
いや、「樽の喩え」は知りませんでした。
勉強になります。ありがとうございました!!