また、新仮名遣いで掲載されていると助かるので、そのあたりの情報ももらえるとウレシイです。
まず先にお詫び致します。タイトルより、久坂玄瑞宛の書簡だとは察せられるものの、浅学のためその文章がどこでどのように有名なのか、どういった内容なのか、という知識がありません。とりあえず、久坂玄瑞年譜
http://www.fan.hi-ho.ne.jp/gary/nenpu01.htm
を参照しましたが、下の9つのうちのいずれかのことでしょうか。
1)安政3年 6月2日(7/3)または3日(7/4)付にて吉田松陰より返書(『評久坂生文』)☆77
2)安政3年 7月18日(8/18)付の吉田松陰からの返書『復久坂玄瑞書』を土屋蕭海を通じて受け取る。
3)安政4年 12月5日 (1858/1/19)松陰の妹文(文子)と玄瑞が結婚。この時、松陰は「久坂玄瑞、防長年少第一流人物…」の詩文を文に贈る。
4)安政5年 2月19日 (4/2)松陰より「実甫を送るの叙」☆97
5)安政5年 6月朔日(7/11)付の松陰書状にて、月性の死(5月11日)を知る。
6)安政5年 6月19日(7/29)付、村塾の近況報告。
7)安政5年 6月28日(8/7)付の松陰からの書状も受け取る。黒龍江行きを反対される。
8)安政5年 7月10日(8/19)付、松陰書状にて再び黒龍江視察を反対される
9)安政5年 7月27日(9/4)付の松陰からの書状は、松門より京都・江戸に向かう者多き事を報せる内容。
あるいは、これ?
10) 安政6年(1859)3月29日、吉田松陰は小田村伊之助・久保清太郎・久坂玄瑞に手紙を送る。その文中に高山彦九郎の後塵をつぐ覚悟であると記している。(※これのみhttp://www.sunfield.ne.jp/~hikokuro/botugo-kanrenjinbutu.htm参照)
まず、このうち☆印の2つ(1と4)は、「脚注解説『吉田松陰撰集~人間松陰の生と死~』」(松風会)に納められております。定価6000円。同書目次は下の通り。☆印のあとの番号がこのページの該当文書番号です。
http://www9.ocn.ne.jp/~shohukai/sensyumokuji.htm
ちなみに、関東圏ですと東京都立図書館に入っています。書庫にあり貸し出し不可ですが、請求票を書けば閲覧は可能な模様。
http://catalog.library.metro.tokyo.jp/cgi-bin/exec_cgi/ibibdet.c...
古本ですとこちらの5250円が最安ですか。
http://www.kosho.or.jp/servlet/bookselect.Syousai?p_shop_id=Pttt...
残念ながらこの二つでない場合は、岩波文庫昭和13年版の「吉田松陰全集」の第8,9巻が書簡集になっているようですので(URLに内容紹介)
http://www.e-furuhon.com/~matuno/bookimages/8495.htm
これをご覧になると良いのではないでしょうか。
図書館(@関東圏)では
『群馬県立図書館、東京都立図書館、墨田区立図書館』
が所蔵しているようです。
また、新かなの方が良いとのことですので、それならば、大和書房版(=岩波S13年版が『皇紀』表示になっていたりするものを西暦にあらため、旧かなを新かなにあらためたものだそうです。上の全集内容紹介参照)の全集が『さいたま市図書館、草加市立中央図書館、相模原市の図書館』にあるようですので、それをご覧になるのが良いのではないかと思います。
ちなみにこれも古本ですと、
8巻(3,150円)
http://www.kosho.or.jp/servlet/bookselect.Syousai?p_shop_id=Pttt...
9巻(3,150円)
http://www.kosho.or.jp/servlet/bookselect.Syousai?p_shop_id=lJtt...
あるいは、別巻欠全集(39,000円)
http://www.kosho.or.jp/servlet/bookselect.Syousai?p_shop_id=oktl...
あたりが、気軽に入手できる最安かなと思います。
参考URLは図書館横断検索の「JCROSS」。関東圏以外にお住まいの場合は、これを使って地元図書館をお調べ頂ければ良いかと思います。では。
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