ただし、何故それが理想郷であるのか、その理由を述べて下さい。
もし他人の主張を支持するときは、何故その主張を支持するのか理由を述べて下さい。
(e.g. ノージックは「多様なユートピア的実験の併存、つまりメタユートピアこそが「ユートピア」である」と主張している。私はこれを支持する。何故なら……)
*ノージックの文言は稲葉先生の『論座』1998年10月号より引用。
理想郷(ユートピア)の定義は、Wikipediaの『ユートピア』『Utopia』の項を参照して下さい。
「ユートピアは存在しない」という回答は却下とします。
SFではネガティブに示されがちなユートピアですが、一般人からの意見を見かけないので質問させて頂きました。皆さんのご意見を拝聴したいだけですので、お気軽にどうぞ。
http://www.meijigakuin.ac.jp/~inaba/ronza.htm
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ユートピアはSFの原型であり、社会的実験の目標である。20世紀に社会主義国家において、ユートピアを目指したが、ソ連に見られるように挫折した。人類は21世紀にユートピアを、宇宙(例えば火星)に作ることを目指すだろうが、その結果を知るのは22世紀になるだろう。
①暖かい
②きれいな海と山が近い
③夜は静かになる
④市街地までは距離がある
⑤土地が安い
⑥天災の心配が少ない
⑦趣味を満喫できる環境がある
思いついたのはこんなところです。
①・・・暖かいほうが好きだというのは冷え性だから寒いのが嫌いなんです。真冬の明け方でも氷点下にならないくらいが良いですね。
②・・・これは食べ物の問題です。私は海産物が大好物なんで海からは離れたくありません。でも山の幸も捨てがたいんで両方近くにあると良いです。片道30分くらいのところにあれば満足ですね。
③・・・これは誰でもそうなのではないでしょうか?熟睡出来ると幸せですよね。
④・・・③とも関連していますがちょっとくらい不便なほうが近所づきあいも温かくなりそうですし、私が市街地の空気が嫌いなんです。
⑤・・・これは広い家が欲しいからです。庭なんかあったら素敵じゃないですか。そんな家で犬を飼いたいですね~。
⑥・・・地震、津波、台風、豪雨。生活の基盤が壊れるのは嫌ですからなるべくそんな心配の無いところがいいです。
⑦・・・これが一番難しいかもしれませんが趣味を共有できる人が周りにいて、設備もあるところです。私の趣味は野球、ビリヤード、バスケット、映画、etc・・・ですんで、土地が安いんで室内でやるようなものの設備が家にあったら最高ですね。近くにはスポーツセンターがあって週一回ぐらいは仲間と集まって身体を動かし、夜は玉突きや映画ですごす。
かなりわがままを言っている気もしますがこれが私の理想郷です。
ありがとうございます。
『わがまま』と自己評価されていますが、ささやかではないかと思います。
もっとラディカルに、「働かなくても裕福に生きていける」とか「脳へ直接刺激を与えることで、いつも幸せ気分が得られる」などといった答えでも構いません。
SFがしばしば提唱する(ギミックとしての)理想郷と一般人の持つ理想郷に違いはあるのか、といった点などに興味があります。(少なくとも、全ての人間に社会の理想はあると仮定して。)
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Amazon.co.jp: ユートピア: 本: トマス モア,Thomas More,平井 正穂
・戦争がないこと
・生活困窮者がいないこと
・犯罪がないこと
・自殺者がいないこと
・病人がいないこと
・エネルギー問題の完全解決
・過酷な労働は全てロボットがする
・交通事故死者、怪我人がいないこと
・月旅行くらいは一般人が行けること
>・戦争がないこと
戦争が起こらないようにするには、人間の欲望を抑制するように管理すればいいんでしょうか。
>・生活困窮者がいないこと
>・犯罪がないこと
>・自殺者がいないこと
>・病人がいないこと
完全管理社会で達成できそうですね。
>・エネルギー問題の完全解決
宇宙とか。
>・過酷な労働は全てロボットがする
ロボット技術の発達が必要条件でしょうか。
>・交通事故死者、怪我人がいないこと
こちらは医療の発達でしょうか。
むしろ、怪我人が出ないような社会統制をすればいいですし、そもそも人間が動かなければ怪我も交通事故も起こらないので、そういう状態が良いのかもしれませんね。
>・月旅行くらいは一般人が行けること
こちらは科学技術の発達ですね。
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Amazon.co.jp: ダンス・ダンス・ダンス〈上〉: 本: 村上 春樹
全ての人が愛と尊敬で結ばれていて
全ての人が自らの仕事に誇りを持ち
全ての人が全ての労働者に感謝し
働いていれば、必要なものは支給され
音楽、文学、映画など文化を大切にしているんです。
このような世界ならきっとみんな幸せになれるんじゃないかなぁと思います…
>全ての人が愛と尊敬で結ばれていて
>全ての人が自らの仕事に誇りを持ち
>全ての人が全ての労働者に感謝し
化学物質のドースや電極を使っての脳への刺激で何とかなりそうですね。
>働いていれば、必要なものは支給され
こちらは社会主義的な管理社会が巧く行けば達成できそうです。
>音楽、文学、映画など文化を大切にしているんです。
全ての人が尊敬しあっているために価値相対主義が蔓延りそうで、「大切な文化」の取捨選択が難しそうですね。だから文化の価値判断が停まってしまうかもしれません。
ということで、完全管理社会で、幸せになるクスリを人々に配って、ある程度の労働力を(ロボットなどで)確保して、文化への価値判断を止めることで達成できますでしょうか?
尚、ご意見は確りと拝聴しております。
ご意見をお聞きしたという主題を達成した後は、特にすることもありませんので、こちらからは実現の可能性を持つ方法を回答をしていこうという趣旨です。
意地悪や屁理屈っぽいですが、そういうトピックということでご容赦下さい。
↑ダミーです。
僕が思うユートピアは、
争う必要が無い世界だと思いますね、
どう考えても戦争なんて愚かだと思いますし、
チャンネル争いなんかで殺人を起す事件なんて
実に愚かだと思いませんか?
しかしそのような世界になると人は刺激がないから
また新たな争いが生まれるらしいですが・・・。
統制管理社会が完璧になれば、前半部の「争う必要が無い世界」は達成できますね。
社会主義が失敗したことを省みるに、20世紀では不可能でしたが、科学技術の発展によってバイオレベルでの管理が出来ればいけるかもしれません。
という感じのことは、ガンダムSEED DESTINYでやってたそうですが、その物語はそれを否定したそうですね。凄い理由でもあったのでしょうか
>しかしそのような世界になると人は刺激がないから
>また新たな争いが生まれるらしいですが・・・。
前パラグラフのユートピア記述と比較したとき矛盾が起こるということで、提示された世界はユートピアではないのでしょう。
1、暖かい。春のような、柔らかな日差しが常に差し込んでいる。自然がいっぱいで、美しい花が咲き乱れている。
2、天災や戦争などがない。殺人もない。自殺者もいない。命を奪う恐ろしい不治の病も無い。
3、生きるために必要な食べ物や道具は、きちんと働いていれば手に入れることができる。社会は老人や子供に対してしっかりとしたケアをする仕組みになっていて、全体的に生活に対する不安がないようになっている。いじめや差別や虐待もない。
4、思想や感情はコントロールされることなく全ての人々が個性を殺すことなく生活することができる。なおかつ、それぞれが他者を尊重し、傷つけあうことなく暮らすことができる。
確かにSFにおいてユートピアと言うと、ネガティブなイメージが拭えませんね。人を争いや憎しみがない状態で統率する、という部分がどうも管理社会とかコントロールするとかいう状態になってしまうのでしょうか。私の持っているユートピアのイメージは、どうも天国に対して持っているイメージと近いようです。違いは「生きているかどうか」だけで。
貧富の差がない、というのも挙げようかと思いましたが、完全に全ての人の貧富の差をなくしてしまうと「働く喜び」や「努力を実らせる」といった大切なことを無くしてしまいそうなので、これは入れませんでした。
>思想や感情はコントロールされることなく
ユートピア的状況でなくとも、思想はある程度管理統率されてると考えることも出来ますね。
それに全て許してしまうと、そのユートピアを破壊しようという思想も許可することになってしまうのも問題でしょうか。
>自殺者もいない。
「自殺する自由」は思想の自由に反するかもしれません。
管理せずに理想郷を作り上げることの可能性を示した人などはいるのでしょうか。
陸上自衛隊 JGSDF
URLはダミー。
私は万人が死の間際に自分の人生に満足できるような世界が理想郷ではないかと考える。人間は、例え物質的精神的に満たされても、それが逆にストレスになりかねない様な生き物だからこそ、間際に自分の人生に納得できることが一番の幸せではないだろうか?
死ぬ間際に幸せになるクスリをドースするか、もしくは脳をいじって偽記憶を植え付けられるようになったら達成できますね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062747537/250-7579445-...
Amazon.co.jp: すべての雲は銀の…〈上〉: 本: 村山 由佳
こんにちは。URLダミーです。
以降、私のユートピア。
私は、大きすぎて全貌が把握できないような湖のほとりにある街に住んでいます。
街は端から端まで2時間ぐらいで歩けるぐらいの大きさで、
水か森か湿地帯に囲まれた盆地のような地形の所にあります。
ずっと遠くには別の街があるらしく、たまに使節が来ますが、
普段はそれを意識することはなく、ほとんどの人が街から外へ出ません。
街全体を統治している人はいません。
それは、今の地球全体を統治している人がいないのと同じような感覚です。
街の一部にはリーダー格もいますが、その人たちの集まり、などはありません。
街のすべての人間は同じ宗教を信じています。
人々はそれぞれ仕事を持っていますが、特に多いのは
工芸や芸術関係の仕事に従事している人です。
貨幣はないので物々交換です。不便です。
私の家は街から外れた丘にありますが、
ちょっとした用事なら中心部に行かなくても事足ります。
今の自分と比べれば変化の少ない生活ですが、
時間の多くを、もっと有意義に使えている感じがします。
村山由佳の『すべての雲は銀の…』にでてくる、「かむろぎ」に
ちょっと似ている感じがしますが、それはあとから気づいたことでした。
『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』の「世界の終わり」っぽいと感じました。
後二つで質問を打ち切らせていただこうかと思います。
①ユートピアとは
人間が自己実現をするをするに当たり、自己が最も興味を持ち好きなことをすることが出来る社会。
②根拠
人間は自己実現をすることで満足感を得ることが出来、幸福を認識することが出来る。現代社会においては、金銭を獲得することが目的と化しており、自己実現をすることが何であるかを認識出来ない人間が多い。このような社会が下らない競争社会を生み出すのであり、真の意味で自己実現が出来る人間は、他人との比較ではなく、絶対的な自己の価値を自己実現により認識するので、下らない競争社会を激化することはない。
>人間は自己実現をすることで満足感を得ることが出来、幸福を認識することが出来る。
ということから、幸福や満足を達成することが最も大切だという暗黙の前提としてあるように感じました。もしそうなら、自己実現という手法に訴えなくとも、満足感を他の方法で与えても良いですよね。例えばこれまで回答してきた方法などで。
それとも自己実現から得られる幸福感が質的に最も高いものだということでしょうか。だとすれば、そもそも質的なものを比較するにはどうすればよいのか、という疑問も浮かび上がります。
>下らない競争社会
自己実現が「競争社会を作り上げて、上り詰めること」という人物がいれば、この人物の存在をその理想郷は許すのでしょうか。それとも、「他人との比較は絶対に許さない」もしくは「比較しないように統制する」のが理想郷なのでしょうか。
比較という行為それ自体は人間にintrinsicで備わっているように思うので、そういう人間のintrinsicな部分を差っぴくようにするのも許されますでしょうか。
中々難しいです。
dummyの日記
ぼくにとってのユートピアは、子供時代ですね。幼稚園児のころが一番よかったし、それ以外はどんな場所や環境を示されても満足しきれないと思います。やっぱり周りがどうあっても、自分の心がどうにかならないと、そこはユートピアにはならないんですよ。今のぼくではどんな世界を見ても色あせた監獄に見えてしまう。何にでも好奇心を持てて、すべてが新しかったあのころだけに、ユートピアはあったんだと思います。
あえてその環境を言うなら、周りに縁の多かった団地と、遊具のなかった公園です。
今だってどこにでもあるけど、ぼくにとっては、もうどこにもない世界なんですよ。
ユートピアは理想「社会」ですが、子供時代にあったのは「家族」と「友達」です。たぶん、そこが社会であるかぎり人は不満を持つしかない。どこまで行っても他者との齟齬は必ずあるからです。家族や友達ならば他者ではないとは言えませんが、少なくとも他人ではないと信じられる。それだけで、人間は充分なんだと思います。
心は化学物質で左右できますから、子供時代の好奇心などを大人に復活させることは、いつしか出来るのではないでしょうか。
その文脈ならば大人の全ての子供化によって――って、これはクレしんの『オトナ帝国』じゃないですか、と思いました。
以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
早速ありがとうございます。
第一文が理想郷の定義、第二文が現代世界における理想郷の構築とその失敗、第三文が未来展望ということで宜しいでしょうか。
出来れば、『どのような社会が理想郷と言えるのか』『そこでの人間はどのようになっているのか』について、またお時間のある時に記述して頂ければ幸いです。