南米と東南アジア発の思想書や哲学書を教えてください。

書物はありませんが、古代から呪術師たちに（一種の密教のようにして）口伝で伝承された「戦士」の心得や教えがあります。

例えば、「戦士のおのれへの自信は、並の人間の自信とは違うものだ。並みの人間は、傍観者の目の中に確実さを探し出して、それを自信と呼ぶ。戦士は自らの目の中に無欠さを見出して、それを謙虚と呼ぶ。並みの人間は周囲の人間にとらわれているが、戦士はただ無限なるものにのみとらわれている。」とか・・・・

古代メキシコのシャーマンから受け継がれた教えを人類学者のカルロス・カスタネダがすっかり弟子入りして（結果的に）８冊の書物が残されています。

ウパニシャド哲学。インド、インドネシア・ヒンズー古典ではまずいか？サンスクリット語で書かれた一連の書物で奥義書物の総称。アートマン（個体）とブラフマン（宇宙）の同一をいう。全的思想

それといわずとしれた、マハトマガンディー。精神の自由、非暴力主義。

ラテンアメリカは、カポエイラとかのような書物にない口伝の、(支配から免れるゆえの無文書系か？）思想というと、革命家チェゲバラ、ペルーのマリアテギとか、やはり古典書物ではないか。ラテン系は、ちょいとおもいつきません。

東南アジアの思想・哲学となると上座部仏教系の仏教哲学に尽きると思います。

アビダルマ哲学と呼ばれるものです。日本には中国より「倶舎論」と呼ばれて渡来していますが、上座部と比較して若干の異動があります。ちなみに俗に「唯識三年、倶舎八年」と言われるほど難解な論説なのでがんばってください。