最近、出版されたリン・マクタガート『フィールド 響き合う生命・意識・宇宙』(ISBN4309906079)を読んで、そこで紹介されているハル・パソフというレーザー物理学者が、量子真空からエネルギーを取り出す方法を(真剣に)研究しているという記述から、もしかしたら、クリフォードが発見する高次粒子によるエネルギー制御の話は、ここにヒントを得たのではないかと、ピンと来ました。
同じように実在の科学者が重要な役を果たすSFってありませんんでしょうか? 質問者の提示した例も勝手な思い込みですので、全く主観に基づいた提示で結構です。ただ、モデルとなった科学者の名前と、作品中でどういう活躍をするかを記載していただけませんか?
申し訳ないですが、今回は小説で漫画はだめです。モデルの人物は必ずしも物理学者にこだわりません。 よろしく御願いします。
bk1ではひっかからなかったので、amazonの紹介文を転載します。エドガー・アラン・ポオが出てくるSFです。活躍というか、主人公を振り回す相棒役といった役柄で登場します。
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1830年代、南北戦争前のアメリカ・ヴァージニア州の少年メイスンは、ひょんなことから殺人をおかしてしまった。逃げまわるメイスンが出会ったのは、なんと崇拝する作家エドガー・アラン・ポウ。この奇矯な天才と運命的な出会いが、メイスンを驚異の旅へいざなうことになった―地球内部にひろがる広大な空洞を探険する冒険旅行へと。鬼才が自由奔放な想像力で先達ポウに挑み、SF界の絶賛を博した傑作。
カール・セーガンの書いた「コンタクト」の主役、エリー・アロウェイ(電波天文学者)のモデルは、ジル・タータ(Dr.Jill Tarter )だと言われていますね。
bk1では見つかりませんでしたので、紀伊国屋のサイトから
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS...
コンタクト 上巻: 紀伊國屋書店BookWeb
あ、でも、絶版だ(^^;
しかし、映画にもなったから、有名ですよね。
http://www.dspace.mitsubishielectric.co.jp/column/c0303_1.html
三菱電機サイエンスサイト DSPACE
>リー・アロウェイ(電波天文学者)のモデルは、ジル・タータ(Dr.Jill Tarter )だと言われています
これは納得ですね。
『コンタクト』−映画の結末の付け方は、ちょっとナットクがいきませんでした。
エスコート・エンジェル―プリンセス・プラスティック (ハヤカワ文庫JA)
山田正紀の「エイダ」、メアリーシェリー、シャーロックホームズなど虚実取り混ぜて、バベッジのコンピュータを巡って多数登場します。というか歴史改変に近いですね。
「エスコートエンジェル」のシリーズに登場する老天才教授が、ホーキンズ博士そっくりの病気を持った人物で、宇宙に関することといい、モデルのような気がします。
最後の「鉄の夢」はヒトラーの「書いた」SF小説という設定の小説。手に入りにくいですが、なかなか面白いですよ。
「エスコートエンジェル」は知りませんでした。bk1の紹介を見ると、けっこうSも重視しているような?
「鉄の夢」ーパラレルワールドものの質問で、スティーブ・エリクソン『黒い時計の旅』を紹介してもらいましたが、ヒトラーも色々題材になりそうな歴史的人物ですよね。
ありがとうございました。
ジュラシック・パーク〈上〉 (Hayakawa novels)
ジュラシック・パークのサム・ニール演じる考古学者のグラント博士は、ジャック・ホーナー(恐竜学者)がモデルですね。
これは確かにそうですね。
でも、恐竜マニア以外には、いがいと知られてなかったりして・・・
いちおう回答は出きったようなので、おわりにします。
ありがとうございます。回答文の中のURLも面白かったです。
ルーディ・ラッカーの本のわりには地味目な感じかな?でも、エドガー・アラン・ポーがどんな風に描かれているか興味深いです。
ありがとうございました。