ブラックホールには毛がない(あるいは毛が三本しかない)というように教わっていたのですが、さいきん友達に「それはちがう、実は、もっと毛があるんだ」と言われてしまいました。
これは、どういう意味なのでしょうか?
なお、ネタ質問ではありません。
質問者は、「ブラックホールは質量・角運動量・電荷の3つの情報しか持たない=毛がないor毛が三本しかない」ということは何となく理解していますが、もっと毛があるという主張をできるだけわかりやすく説明してほしいと思っています。
よろしく御願いします。
原文へのリンクもありますが
ホーキングが昨年夏に自説を修正し、
ブラックホールからも情報が取り出せる
(取り込まれた物質の情報が保持されている)
としたことによるのでしょう。
飲み込まれた物質の情報の分だけ毛があることになります。同時に、ブラックホールを通って他の宇宙に行く(行ける)という夢がひとつ潰えました……
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/9654/b_h/bh_q6...
ブラックホールを通り抜け、別宇宙へ行けるのか
うまく説明できているか不安ですが、何でも引き付ける非常に強力なブラックホールとは反対にものを吐き出すホワイトホールという考え方があり、両者はつながっていて、ブラックホールを抜けてホワイトホールから出ると、光速よりもはやく場所を移動できる、という考えがありました。こういった2つの場所を結びつけるものをワームホールというようです。
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/9654/b_h/bh_q7...
ブラックホールを使って時空間移動ができる?
ついでですが、光速を超えて移動するということは、時間をさかのぼれる、つまり、タイムマシンも作れるのではないか、という理論もあったと思います。ホーキングの本は結構お勧めです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-url/index=book...
Amazon.co.jp: : generic
このあたりは以下のホーキング博士の本などが面白いです。最初に出した本で述べた自説について、次の本で間違いだった、として自分で訂正している姿勢などは、科学者だな〜とおもいます。
ホーキング、未来を語る、
ホーキング、宇宙を語る、
そうですよねー、わたしもURLの説を信じていたのですが、「それはちがう、実は、もっと毛があるんだ」という友人は、ホーキングは自説を否定した、ブラックホールは通り抜けられない、というのです。
カーブラックホールという自転しているブラックホールを通り抜けると他の宇宙に行けるという説がありました。カーブラックホールは、二つのブラックホールが衝突したときなどにできるブラックホールで、それらが二重星のように互いに回っていたりします。それらの間を通り抜けることによって行けるのだそうです。
未来へ向けての時間旅行に関しては、強い重力がかかっている空間では時間の流れ方が遅くなるため、ブラックホールの近くにいれば他の空間の時間は普通に進み、自分の時間だけが遅れたようになって、地球に戻ると時間がたっている、ということだと思います。実際に、人工衛星は無重力なので、その人工衛星内の時計は地球よりも少し早く進むのだそうです。
記憶違いの所があるかもしれませんが、こういうことだと思います。
なるほど、そういえば、そういう設定のSFを読んだおぼえがありまうす。誰だったけ?( ̄へ ̄|||) ウーム
『アーヴァタール』だったかなあ。
ブラックホールに毛が生えた件は理解できましたので、おわりとします。
みなさん、ありがとうございました。
なるほど、情報=毛なんですね。
あと、
>ブラックホールを通って他の宇宙に行く(行ける)という夢がひとつ潰えました……
これも、ちょっと良くわからないんです。
もし、このあたり(未来へ向けての時間旅行は可能、なんて話もあったように記憶しています)も、わかりやすい説明があったら、オネガイします。