当ててくれた人に何ポイントか差し上げます。
図を使って、日本のマンガが発展したのは、子供から大人まで楽しめる(少年誌から青年誌・エロ本まで)文化だと語っていて、アメリカなんかは、マンガは子供の物と考えているので、アメコミみたいなものしか出てこないというのを語っていたような気がします。
私もその放送を観たのですが、どの回か思い出せませんでした。
ただ、夏目房之介『マンガ 世界 戦略』(2001 小学館)の第7章「マンガ 世界 戦略」の中に収められている「日本マンガはなぜ世界の若者に受けるのか?」(2000年10月18日ケルン日本文化会館講演)に図46「国別マンガ市場の実際」として、番組で使われていたのと、ほぼ同一の図版が載せられています(「実際の講演では使用しなかった」と但し書きが付いていますが)。
図版は、矢印でマンガの進化と分化を模式図化したものしたもので、
①アメリカは、マンガの青年化後、社会的なバッシングによりアングラ化もしくはスーパーヒーロー物の固定
②ヨーロッパは、マンガの青年化後、アートと子供向け路線の断絶
③日本は、マンガの青年化後、思春期層を取り込むことに成功し、少女マンガ、ニューウエーブ、エロマンガとサブジャンルが多様化することで、年代的にも、趣味的にも多様な市場を生み出すことに成功した。
……大雑把にまとめるとこんな図です。
やはり、本でもありましたか。
でも、できればマンガ夜話のどの回かを教えて欲しかったのですが…。