・深めの考察
・マニアな資料
・自らの、ジプシー(ロマ)のイメージ
・「ジプシー」或いは「ロマ」を使った短文
どれかを含むものでお願いします。
サイトや、自分で考えたものどちらでも良いです。
わたしの独断的な基準でポイントを配分しますのでご了承を
http://home.att.ne.jp/wind/madogiwa/01mov/director/kustrica.htm
映画監督「エミール・クストリッツァ」
ロマといえば、ボスニア・ヘルツェゴビナのエミール・クストリッツァを思い出します。ロマ音楽に興味があれば、
「黒猫・白猫」(感想:
)
が個人的には好きですね(同監督の「アンダーグラウンド」(
)でもロマ音楽は使われています)。演じているのはほぼ全員ロマの素人さんです。
実際にはチョチェック(
http://www.falgitanos.com/chochek.html
Chochek!チョチェック!
)というロマ音楽から派生した音楽ではあるのですが、クストリッツァ自身ノー・スモーキン・オーケストラを組んで「SUPER 8」という映画も撮影しています...興味があれば。
あとロマ系の映画で最近のものといえば「耳に残るは君の歌声」(
)、「ショコラ」(これは感想書いていないので
)にてジョニー・デップが演じています。が、このロマ像は非常に類型的です。
http://www.myticket.jp/roma02.html
メール イカロス No.91
googleで調べるとすぐ出てくるレベルのお話なので、多分読んでおられると思います。欧州史上は常に「流浪の民」として迫害の対象にあっており、ここでも記されているようにナチスはユダヤ人と共に彼らを迫害しています。しかし、ユダヤ人の悲劇に対して、ロマの悲劇は忘れ去られた歴史になっています(これは現代でもロマが差別されているからですが)。
こちらのURLでロマの反差別プロジェクトをみることができます。ここをみれば、現状を知ることができます。ただ一方で、海外旅行のガイドマップでの犯罪注意覧には引ったくり注意などの表記がどうしても出てしまいます。
問題は差別->教育レベル・貧困->犯罪率増加->差別の悪循環に入り込んでいることです。ハンガリーの事例ですが...
アメリカでの黒人貧困層が陥っている状態とまさに同じことがおきていると考えるとわかりやすいです。
http://www.hatena.ne.jp/1096868751
人力検索はてな - オリンピック閉会式のロマの民族衣装の載っているページを探しています。 ロマ文化紹介を歓迎 アテネ五輪閉会式で - 8月30日 http://sportsnavi.yahoo.co.jp/other/headli..
こちらはご存知ですか?私も回答した質問だったんですが。
以前みさせていただきました。
リンクありがとうございます。
そちらの質問に出ているサイトでもお勧めのものがあればまた、よろしくお願いします。
衣装とか音楽とか、彼等の文化的なものにも興味があります。
LATINA WEB SITE
月刊誌ラティーナ(大型CDショップや書店にあります)に「ロマ、神と悪魔の宿る民」という連載があって、おすすめです。もう3年くらい続いています。
筆者は実際にヨーロッパ各地のロマの居住区や住居を訪ねて、レポートを書いています。国によって全然風習が違うことが興味深いです。ステロタイプなイメージとは違う、現代のロマの生活(まあ、1断面にすぎないというのは当然ですが)を知るにはよいです。
また、直接は関係ないですが、同社からでている書籍はどれもおすすめです。
サイトをよく見てみましたが、どのような文章かは買わないと分からないみたいですね。
筆者:関口 義人さんの著作はアマゾンでも手にはいるみたいです。
『ロマ・素描―ジプシー・ミュージックの現場から』
http://d.hatena.ne.jp/asin/4487798086/emu09-22
リンクのラティーナ書籍では『南のポリティカ』など読んでみたいです。
> 国によって全然風習が違う
宗教なども現地のもの(例えばキリスト教)に馴染むと聞きます。現地の風習に馴染むことによって地域差が出るのかもしれないと思いました。
生きていく上でのルールでしょうか。
http://camargue-flamenco.de/reyes/citymap.htm
Map of Stes. Maries de la Mer
ロマといわれて、「黒いマリア」を思い出しました。
実際には「黒いサラ」らしいんですが、テレビで祭りの様子を取材していました。
御輿のようなものの上に、黒いサラ像を乗せて、海に入っていくという祭りなのですが(一番下の写真)ヨーロッパとも、アジアともまた違った不思議な印象を受けました。
http://homepage2.nifty.com/provence_taizaiki/pelerinage05.html
プロヴァンス滞在記(プロバンス滞在記)
こちらが日本語で詳しくのっております。
★1つ目のサイト。
フランスはサント・マリー・ド・ラ・メール。「キリスト教徒とジプシーの聖地」ともありますね。
「黒いマリア」自体は世界各地にもその由来があるようです、キリスト教は殆ど知らないんですが。
一番下の写真、黒い帽子がカッコいいです。
★2つ目のサイトはその説明ですね。
>5月のお祭りはジプシー達の巡礼でもあって、ヨーロッパ中からジプシー達がこの街へと押しかけてくる
とあります。
urlはダミーでしょうか。
ジプシーのイメージですね。
各地に溶け込んでいながらも、片一方で自らの民族の独自性を保っているように思えます。彼等の音楽はどこからやってきたのでしょう(インドです、とかの突っ込みは野暮なので)。
以前のアンケートでは「演奏」より「ダンス」というイメージが数的に上回っていたのですが、どういうイメージをお持ちなんでしょうかね。
http://bion02.hp.infoseek.co.jp/f/tv/andaru/
「アンダルシアの虹・川(リバー)・スペイン編」
私にとってのジプシーは、1983年にNHKで放送された「アンダルシアの虹」(作・演出/佐々木昭一郎)に原点があります。
オレンジ色の太陽の光と、焼けた土。
小高い丘にポツポツと点在する真っ白い住居。
熱を出して倒れた主人公の女性をやさしく見守るジプシー・・・。
そこには「フラメンコのジプシー」ではなく、生活をする人々としてジプシーが描かれていました。
でもこのドラマの風景を探して、私が実際に訪れたスペインでは、カーネーションの花を1輪無理やり押し付けて「1ペセータ」くれと、しつこく迫るようなジプシーにしか出会いませんでした。
ダンサーのイメージはフラメンコがやはり強いのかもしれませんね。
実際にその映像は見ていませんが、manbouswimさんの描写で目に浮かぶようです。露わな生の感覚が感じられます。
観光で行くような都市や本に載っている町はジプシーに限らずそういうケースが多いように思います。観光客に対して擦れてしまい、新たな関係が結べないですね。
スペインではないですが、礼儀正しい人たちもいましたのでご安心ください。
紹介いただいたサイトは、その番組に関する新聞記事も読めますね。20年前ですのでNHKさんも「ジプシー」で表現されていますが、現在は「ロマ」を使うらしいです。日本は「ジプシー」の方が通りがいいですね、元々日本では差別的には捉えていないのではないかと思うし。
http://c-cross.cside2.com/html/a20ka001.htm
+++トニー・ガトリフ・インタビュー 『ベンゴ』+++
きっとご存知だとは思うのですが……
私は映画を観ることが好きなのですが、
ロマ(ジプシー)映画で思い出すのは、
トニー・ガトリフ監督です。
ご自身が、ロマ(ジプシー)をルーツに持つそうで、
ロマをテーマや主人公にした作品を多数撮っています。
このページは、映画『ベンゴ』製作時のインタビューです。
http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=37003
トニー・ガトリフ(Tony Gatlif) のプロフィール - allcinema
トニー・ガトリフ監督のフィルモグラフィ−です。
私としては『ラッチョ・ドローム』がとても印象に残っています。
インド〜ヨーロッパ大陸へと続く、ロマ(ジプシー)の足跡を辿る作品です。
http://www.plankton.co.jp/brassonfire/
Brass on Fire - 炎のジプシーブラス
『炎のジプシー・ブラス〜地図にない村から』
これは、去年観て印象に残った作品。
ルーマニアの寒村で、村のおじさんたちが結成したジプシー・ブラス・バンド、“ファンファーレ・チォカリーア”、
そのワールド・ツアーへ密着したドキュメンタリー映画です(ちょっとだけイメージ映像的フィクションも混ざっていますが)。
彼らが渋谷のハチ公前で演奏している風景も収められています。
世界的に成功しているバンドなのに、村に帰るととても質素な生活をしている様子を観て、
やはりロマにとっては、いまだ厳しい現実があるのかな、と思いました(ルーマニアだから、余計にそうだったのかもしれないですけど……)。
私もまだまだ勉強不足なので、お恥ずかしいのですが。
私はこういった映画からロマ系の音楽(既出のジプシー・スウィング・ギターや、ここで紹介したジプシー・ブラスなど)に触れ、魅了されました。
ロマ(ジプシー)とはいえ、地域によって色々違いもあるようですが、
彼らの長い歴史の中で伝えられ、生み出された音楽や文化にはとても興味を惹かれます。
きっとその背景には、抑圧されたり差別されたりしてきた歴史もかなり関わっているのだろうな、と思うので、
私もこちらの回答を参考に、これから少しずつ、勉強していきたいなと思っています。
回答にならない内容で
すみません……。
>きっとご存知だとは思うのですが……
私はあまり詳しくはないんです。ただ興味はありますので、皆様からいろいろ教えて貰っています。
映画も不案内なので、とても助かります。
★1つ目のURL。
よい内容だと思いました。
>ロマは今この時がすべてで、過去とか未来という概念を持ちません。
“今”の概念、文字に頼らない感覚。とても興味深いです。
きっと私たちより世界と密接に繋がっていて、“そこ”にあるものからより“今”の生々とした感覚を精一杯受けとっているのだと思います。
日本の社会は識字率も高いし、計画されたシステムに組み込まれて暮らします。そのような中に住む私達にとって彼等の考えかたや、概念、世界は一種の対極的な文化なのかもしれません。
>消費社会が広がり、均質化が進む世界
何世紀もの間受け継がれてきた文化アイデンティティを、今失いつつある。壊れつつある。という指摘。とても難しい問題だと思います。
グローバルな資本主義経済によって、お金を持つものが力を得る(力のないものは相対的に狭められ廃れていく)という一元的な流れが、今も世界各地で文化的価値を破壊し続けているのでしょうね。
ロマ(ジプシー)の文化がなくなったとしたら、それは大切な友達を一人失ってしまうようなとても寂しいことのように感じます。
★2つ目のURL。
『ラッチョ・ドローム』是非見てみたいと思います。
なぜロマ達がインドからヨーロッパに、西へ西へと移動したのかという疑問で「太陽が沈む方に進めば、1日にそれだけ長く歌ったり踊ったりできるだろ」という“お話”を聞いたことがあります。
なんだか素敵です。
★3つ目のURL。
「Trailer」から、予告編を見ることができます。
画質は荒いですが、いい感じの映像です。
ハチ公の生演奏、全国ロードショー…、見たかった!
ルーマニアは、大都市以外ではまだまだ殆どの人が厳しい生活をしているようです。
私もまだ色々知りたいし、情報を集めたいのでよろしかったらいい情報を仕入れて、またどうぞ。
http://edamametyan.fc2web.com/yuki-tuioku.html
404 Error - FC2.com
宝塚で追憶のバルセロナというロマのヒロインが出てくる舞台がありました。ロマのヒロインを演じていたのは紺野まひるさんでした。
ちょっと違いますかねー。
>ジプシーに伝わる英雄「黒い旋風」
というのも創作っぽいし。(「黒い旋風」と「ジプシー」或いは「ロマ」で検索するとほぼ全て宝塚関係)
一辺に書けば良かったのですが、後は少年隊のヒガシ&牧瀬里穂がミュージカルでやってます。これはビデオ化もされました。
さらに改題されて再演されています。
宝塚なんかはロマは割りとよく出てくるテーマ?というか題材ですね。Crossroadという作品でも出てきましたし。
基本的にヨーロッパではならず者と思われているイメージがあります。←これはラマンチャの男のイメージが強い
hamaoさんは「ヨーロッパではならず者と思われている」というイメージをお持ちなんですね。
ロマはどちらかというと異質な存在で、舞台の演出としてはキャラクターが出しやすかったりするのかもしれませんね。
FOLKLORE REPORT HOME 民族音楽舞踊 ジプシー音楽舞踊
近々、下記のシンポジウムがあるようです。
「FOLKLORE REPORT 180
2005年2月26日〜4月5日
感覚伝承文化の極み
大きく花開け、ジプシー文化
生粋ジプシー、ほとばしる才能
ROMAFEST
ジプシーをもっと知りたい、
第1回ジプシー・シンポジウム」
3/4金16:00には 国立オリンピック記念青少年センターであるようです。
ルーマニアのジプシーですね。
紹介のサイトでしばらくして聞こえてくる音楽、とてもいいです。
全国各地でありますね。
音楽と踊りもあるということで、行ってみるつもりです。
ありがとうございました。
一週間以上無回答なので閉じたいとおもいます。
ありがとうございました。
全般的で質の高い情報ありがとうございます。
★一つ目のサイト。
ロマの音楽には非常に興味を持っています。
「黒猫・白猫」は是非見てみたいと思っています。パトリス・ルコントさんの作品にも出ているんですね。
類型的といえども、それも一つの現実を映し出しているのかもしれないと思います。ジョニー・デップさんが演じているとのこと、見なければとは思っていたのですが。お正月あたりに見ようと思います。
★2つ目のサイト。
以前、はてなでアンケートを取ってみました。
http://www.hatena.ne.jp/1102406154
放浪という選択肢が一番で、日本ではそういうイメージが強いようですね。
ポーランドのアウシュビッツに行ったことがあるのですが、資料からは物凄い数・量の悲劇があったように読めました。集団で抵抗の声をあげるのが苦手であるようにも思えますので、文字通り声無き声として歴史の闇に沈んでいるのでしょう。
その館の管理人と称するおばさんは、自分はロマだと話してくれました。広い館に私とおばさん二人だけで、彼女はぼんやり窓の外を見ていたのを覚えています。
★3つ目のサイト。
入り組んだ状況を理解しながらも、現実的に注意もしなければならないということですね。
★4つ目のサイト。
我々にしてみれば、身近に起きる問題ではありませんので関心は薄くなりがちでしょうね。
ただ、人種・民族等の問題はこれからの日本でも必要になってくる可能性が高いので、一つの参考としてでも興味を持っておくとよいのかも知れませんね。