※文章の書き方、雑学系、エッセイ色の濃いもの、間違った用法を指摘するのがメインもの、第二外国語としての教本については対象外とします。
こんなにも微妙な日本語―言葉から知る、優しく繊細な日本人の心 (E Life‐long Books)
私がこの本を読んだときに「いいな」と思ったポイントは、例えば、美しさや明るさ、時間などの分類があって、
それぞれを表す言葉が色々と紹介されていることと、語感をチャートにして、程度を比較している点です。
見ていても結構面白いんです、これが。
他にも、似てるけど意味が違う言葉や、ものの名前、状態を表す言葉が多く載っています。
日本語って、きれいな言葉が多いんだなぁって、感心させられた本です。
わ、これはかなり興味が沸きました。おもしろそうです。
きれいな敬語、はずかしい敬語・・・
美しい言葉の人になる 7章
(はずかしい)本書は漢字による記載です。
著者 草柳 大蔵
久米宏さんのとは全く違います。
手紙の文例等もあります。
読む価値あり。アマゾンにありましたよ。
>久米宏さんのとは全く違います。
妙に気になるこの一文。
amaですか…
お嬢さまらしい話しことばを身につけて、あなたも即席のニセお嬢さまになってしまおう、という趣旨の本です。
地の文が、おもわず笑ってしまうほどの大げさで上品な言葉で書かれているので、読んでいるうちにいやでもお嬢さまことばが移ってきてしまいます。
…なーんていうと、軽薄な本なんだろうとお思いになるでしょうが、これが意外と深い内容をもっています。
品のある言葉遣いをしながら上品でない振る舞いをするのは、とても難しいのです。
私は友だちといっしょに本書を読んで、「お嬢さまことばごっこ」をしてみましたが、半分ふざけながらも驚くほど丁重な物腰になったのを覚えています。
また、そのあと普段の言葉遣いにもどったとき、自分たちがいままでなんと粗野な話し方をしていたんだろうと思い知らされました。
本書によれば、お嬢さまことばに代表される美しい言葉遣いは、自分を人よりも高いところにおいて相手を見下すためのものではなく、相手を自分と同じ高さにまで高めて丁重にあつかうためのものだそうです。
実際にはこの本にでてくるほどの上品な言葉遣いをする機会はなかなかありませんが、敬語の底に流れる精神を教えてくれる、数少ない本だと思っています。
これは新しいですねえ。
rucciさんのように誰かと一緒に読んで試してみるのはおもしろそうです。盲点つかれました。
丁寧なコメントも含め、ありがとうございます!
以下2種は言葉だけ知っていてもその言葉を使うにふさわしい物腰が備わっていないとかえっておかしい、という点で実際に参考になったものです。
「気品ある生き方のすすめ」の方は紀子さまブームの頃に流行ったものです。(皇室をお手本にしているせいでしょうか、多少古風に過ぎる点も見受けられます(笑)。)amazonでユーズドの扱いがありました(文庫もあります)。
「秘書検定完全独習」(参考url)は実際に検定を受けた時に使用した参考書です。社会人としての話し方(電話応対、報告、あいさつなど)の要点を把握するのにいいと思います。3級から1級までありますので参考になりそうな級のものを覗いてみてください。
最後の1つ、「日本語のレトリック」はさまざまな文学作品から文章を引用しレトリックを解説している、どちらかと言えば文章の読み書きに主眼をおいた本ですが、直接表現がはばかられる時に遠回しにものをいう言い方などに応用出来るかと思います。
結局のところ、美しい日本語、正しい日本語を身につけようと思ったら実際にそのような日本語にたくさん触れて自身の中に蓄積するのが早道かと存じます。
(特に話し言葉はとっさの一言で「お里が知れる」ので、付け焼き刃がきかないのですよね(泣)。)
>付け焼き刃がきかないのですよね
そうなんですよねえ。なので普段の話し言葉を変えるのが一番手っ取り早いとは思いつつなかなか。
ありがとうございます。
『国語の時間』(竹西寛子著)
エッセイ色の濃いものの部類かもしれないのですが、美しい日本語、正しい日本語を話す上での「心」の部分を指摘してくれる好著です。著者の日常体験から日本語を洞察する短い章から成っています。
既出ですが、『お嬢さまことば速修講座』(加藤ゑみ子著)は、敬語の奥深さを楽しみながら知る上で必読。
美しい日本語というより、豊かな日本語を学ぶ目的になってしまうかもしれませんが、『暮らしのことば/擬音・擬態語辞典』はおすすめです。新聞、雑誌、小説から擬音語、擬態語の例を採録し、意味や使われ方を解説したもの。日本人の感性に触れることができ、用例から学ぶことは多いです。美しい日本語習得にもつながるのでは。
なるほど。お嬢さまことば速修講座はほんとによさそうですねえ。
『暮らしのことば/擬音・擬態語辞典』は個人的に面白そう。ありがとうございます。
正しい社会人の常識「オトナ語」の本です。おもしろいです。
まじめなほうでは、本ではないのですが、国立国語研究所のサイトはいかがでしょうか。
http://www.kokken.go.jp/index.html
独立行政法人 国立国語研究所
糸井さんかぁ。普通におもしろそうですね。ありがとうございます。
サイトはあとでゆっくりみてみます。ありがとうございます。
そうなんです。痛感してます。