BK1になかったのですが,
「『吾輩は猫である』殺人事件」
でどうでしょう.
書評「「吾輩は猫である。名前はまだ無い」この一行に、大きな謎が仕組まれていたとは―。
上海の街に苦沙弥先生殺害の報せが走り、猫の「吾輩」はじめ、おなじみ寒月、東風、
迷亭に三毛子、さらには英国猫のホームズやワトソン、シャム猫の伯爵など、
集まった人が、猫が入り乱れ、壮大な野望と謀議が渦を巻く。
卓抜な模写文体とロマンで、日本文学の運命を変えた最強のミステリー。」
「我輩は猫である」のパロディー(?)なのですが,
反則ですか?
被りましたが、ありがとうございます。
同じようなものでOKだったら、
長山靖生 「『吾輩は猫である』の謎」(文春新書)
夏目漱石の『吾輩は猫である』に鏤められた些事から、漱石の日常、身近な人々との交友、家族との折り合いなどなどを論考する読み物。さまざまな資料を駆使して書かれているので、明治37年から39年のあるインテリゲンチャの生活の様子が事細かに浮かび上がってくる。面白い試みだと思った。
一つ一つの項目に関する薀蓄は本書を当ってもらうとして、最後に笑ってしまったのは、『吾輩は猫である』の評判にあやかって書かれた贋作の数々。勿論、内田百輭の『贋作吾輩は猫である』は有名だが、それ以外にも、保坂帰一の『吾輩の見たる亜米利加』ではなんと”猫”が渡米しているし、遠藤無水 『社会主義者になった漱石の猫』では文字通り社会主義者(猫?)になっているし、もっと人を食った作品では三四郎(!)による『それからの漱石の猫』なんてものまであるらしい。そして、漱石の”猫”とはかけ離れたところでのあやかりものでは、小室白也 『吾輩も猫である』、影法師 『吾輩は鼠である』、花の山芳霧 『吾輩ハ子猫デアル』、松中正中 『吾輩は淋菌である』(←エンガチョ、ですね(^^;))、織戸正満 『吾輩はフロックコートである』、山田孤帆 『吾輩は猫被りである』、贄田江東 『吾輩は孔子である』、大庭片々子 『吾輩の初旅』、竹内時男・岡部操 『吾輩は電気である』といった作品が書かれたらしい。
このラインナップのくだらなさに呆れると同時に、それだけの”二匹目の泥鰌”現象を巻き起こした元祖『吾輩は猫である』のブームぶりに改めてびっくり!
あと、大型瞬間小説
「吾輩は小説である」佐野祭
吾輩は小説である。中味はまだない。 [完]
すみません。ちょっとうけたので…。
明治期の流行語大賞みたいなもんでしょうか。
驚き驚き。
ついでに大型瞬間小説について
今、大学のPCルームでこれを書いているのですが、ププと声を出してしまいました。
恥ずかしい。
被ったけど、セーフ!!
http://www.books.or.jp/ResultDetail.aspx?IdString=0%2cMAIN%2cNOD...
Books.or.jp 【書籍の詳細】
「吾輩は猫である」の謎
これでもよいでしょうか?
オッケイオッケイ。
まだまだありました。
違っていたらポイントなしでよいです。
真ん中のはちょっと興味深い傾向ですよね。
「吾輩はAである」という文のAにシリアスなものを入れると、奇妙な感覚が得られる。それは笑おうとしまった自分に対する罪悪感か。それとも筆者が絶望に対しても圧倒的に肯定していることに一種のすがすがしさを感じるのか。ちょっと下に似た文を書いてみます。
・吾輩はエイズである
・吾輩はハンセン病である
本の表紙に著者の写真を載せるとしたら、その写真によっても題名の印象も変わってくると思います。例えば真剣な眼差しか、笑顔か。
井上ひさし『ドン松五郎の生活』
主人公ドン松五郎は、「吾輩は猫である」を自分と同じ家畜を主人公としたために傑作と考えています。
小説よりも映画の方が有名らしい。
これは面白そうな本ですね。ちょっとだけフレーズも出てくるのでしょうか。
余談ですが
私の父は井上ひさしが好きです。私は彼の著作を読んだことがないので、何が面白いのかはよく分かりません。
ただ、対談集を一度読んだことがあります。記憶は朧げですが。
その本で彼は小さい頃カトリック系の孤児院のようなところにいたと書いてあった気がします。
孤児院の行事で映画館で映画をよく見る機会があったそうで、その時のことを懐かしみながら言ってた言葉があります。
「映画を見る前の暗くなる瞬間が好きでねえ。ああ、この暗闇でどんな夢を見ても良いんだ。ここが暗闇である間は自分は何にでもなれるんだ」
ちょっと、好きです。
http://homepage3.nifty.com/nada/page042.html
『吾輩は猫である』 パロディ
「我輩も猫である」や「我輩は蠶である」はよく耳にしますが、
その他にもこんなにたくさんパロディがあるそうです。
ただ、文中に「我輩は猫である・・・」の一文が入っているかどうかは分かりません><
宜しかったでしょうか?
すげーな。いっぱいありすぎ!!
こんなあるんだと、なぜパロデイがこんなにあるのか研究した学者が絶対いる。
おっけいです。