以下の仮説を立ててみました。
【既存顧客】ビジネス書を買う人:購入回数が減ってきている
必ずしも「紙書籍」だけが知識の糧ではなくなっている(例)ネット、電子書籍、有料・無料PDF資料等
【新規顧客】ビジネス書を買ってほしい人:ほとんど買わない、または、全く買わない
ビジネス書は、読んでいて面白くない。読者が自身の生活にプラスになるイメージができない。
「もしドラ」の様に新しい市場、顧客の創造ができていない。まんが版だと読者がバカにされている気がする。
ビジネス書は、働く人々の創造力、生産性を高めるために大切だと思いますが、作り手の思いこみで市場が縮小していることは残念です。電子書籍、ネットでカバーできていれば良いのですが、そんな状況にもないような気がします。
色々な視点でのご意見をお待ちしています。
O'Reilly アンビエント・ファインダビリティ――ウェブ、検索、そしてコミュニケーションをめぐる旅
http://www.oreilly.co.jp/books/4873112834/
に、以下の【ムーアズの法則】と言うものがあります。これがヒントになるのではないでしょうか。
【ムーアズの法則】
ユーザにとって情報を持たないことより持つことのほうがより苦痛で面倒である時には必ず,情報探索システムが利用されにくくなる傾向が見られるであろう
ビジネス書コーナーには毎日のように新書が並びますが、どれを買っていいのか分かりません。買ってもハズレをつかまされるのが多いです。そういう「もどき」ビジネス書が林立しているのが現実です。そういうハズレの「もどき」無駄情報に読者は気付き始めていて、無駄情報を持つことに苦痛を感じ始めているのだと思います。参考書籍として「ビジネス書大バカ辞典」をオススメします。
Amazon.co.jp: ビジネス書大バカ事典: 勢古 浩爾: 本
上記リンクのなか身検索で最初の章をご覧になってはいかがでしょう。
こんな観点では、何かご経験ありませんか?
私は、こんな体験がありました。
米国のあるIT機器の成功企業の成功要因を・・・・
・社員を解雇しない
・社員とその家族を会社の家族のように扱う
と取材を通じて分析した、有名な教授が書かれているビジネス書があり
その話を有名自動車メーカーの元人材育成責任者の方に話したところ
こんな話がかえってきました。
「でも、その裏には隠れた事実があるよ。」
「トップ10、ボトム10」
何かというと毎年、全社員の中で評価がワースト10の10人を解雇して
シリコンバレーでトップランクの10人をヘッドハンティングしているそうです。
直接知り得ない事実を書籍から得て、その事実から隠れた真実を知り、
現実を把握できたという体験です。
確かに何かというと外国からの輸入物の知識が多いですね。
普段ビジネス書を買う層は、無視して買わない層が手にしやすい物であることが大切ですね。
「普段ビジネス書を買わない層がイメージしやすいところでの気づき、考え方を提供する」
ですね。とても参考になりました。ありがとうございました。
ご指摘の通りです。
ビジネス書を買う層は、相場感がありますが、買わない層は、「買って失敗」というリスクと高額感で手にしにくい部分があるでしょうね。
とても参考になりました。おっしゃる通りですね。
新書(\750~\1,000)の方が良いかもしれませんね。
何を買っていいのかわからなくなる、というのもあると思います。次から次へとたくさん出るし。知人のサラリーマン(めったに本を読まない)が、1冊の本に出せるお金は800~1000円まで、と言っていました。(漫画は除く、です)
装丁や部数で値段を落とすことは可能と思われますが、普段本を読まない層の1000円です。2000円近い文芸ハードカバーを買う層とは確実に本に関する金銭感覚が違います。そういう方にとって余程の濃い内容、そして有用性がないと「損をした」と思ってしまうことは大いにあるでしょう。
欧米中心のビジネス翻訳本が、かならずしも日本の状態にあっていないケースもあるようですね。また、翻訳本にはカタカナ単語が多く、なんだか新しい気がするけど、よくわからないといった印象になることもあるのではないでしょうか。池上さんのニュース解説番組が立て続けにスペシャル企画として組まれているように、近年、「わかりやすさ」は重要なキーワードです。この「わかりやすさ」を従来どおり「簡単さ」、「軽さ」と考えてしまうと、それを求めている人との間にズレが生じてしまうかもしれません。簡単でも軽くもなくてよいので「わかる」ことが求められているのでしょう。この「わかる」に答えられないような内容だと、「経済的成功の向こうにあるもの」を探す人々(たぶんビジネス書の読者に多いと思います)には、退屈かもしれませんね。わかることから何らかの価値観に結びつくようなものであれば、従来の読者以外の層にもアピールできると思います。
いうな
1.タイトル
2.装丁
3.著者の知名度
4.オビのコピー
5.推薦者の知名度
この五つでそのビジネス書のツカミは、ほぼ決まっていると思います。
書評が唯一中味に触れている判断材料かもしれません。
5つの表紙系のメッセージに対して、中味の薄さ、陳腐さは良くある話しかもしれませんね。
確かに、そんな部下は、「自己啓発」の意識は低いでしょうね。また、上司も同様でしょうね。「保身」を重視する人はとても多いと思います。
保身 = 成長しない
とするとその企業のチカラは、弱まることがあっても強まることはないでしょうね。
サムソン電子のマネージャー評価の基準は、素晴らしいですね。初めて知りました。
マネージャーは、自分が要らなくなるように部下を育てるのが究極ですね。
特にビジネス書一冊の値段が上がってきているとは思いませんが、間違いなくデフレ・スパイラルには入り込んでいないですね。そのままと言う気がします。
「バカの壁」のヒット以降は、ビジネス書をハードカバーではなく、新書で安く提供するケースは、格段に増えていますね。値下げではなく、価格ランク下げでデフレに対応と言ったところでしょうか。
確かに「鮮度」が大切な内容だと装丁された書籍が店頭に並んで読者に行き渡りだした頃には価値がどんどん下がっていることがありますね。
内容が鮮度を重視するモノは、電子書籍やPDFデータ販売が適しているかもしれませんね。
「日本語」という母国語を使うチカラと自分が本当に言いたいことが言えているかという両方の問題があるように思います。
筆者も文が冗長になったり、外国語の翻訳系のビジネス書だと原書に忠実であろうとして、日本語として読みづらい書籍が多々あると思います。
映画も最近は、「字幕版」「吹き替え版」がありますが、ビジネス書もそのようなものが人気本だけでもあればと思います。
「伝わる」が大切かと思います。
そんなことが起きているのではと思いました。また、その逆なのかもしれませんね。
色々な新しい理論、方法論が次々にでてきますが、本一冊で読者の幸せのお手伝いができていないことが多いと言うことでしょうか。
でも、1,500円や2,000円で幸せになる投資対効果なんて、意外と出ている金額のような気もします。
国語力が低下してるので、筆者の本当に伝えたい真意を読み取れなかったりしてるんだろうな
Webでは最新のデータが取得できるのに、書籍の体裁をとるのに数ヶ月を要した結果、既に時流が変わってしまって時代遅れ、もしくは逆転してしまっているなどという事もままあります。
タイムリーな話題を追うのにはハードカバーなどのメディアは既に似つかわしくありません。
「働く人々の創造力、生産性を高めるために大切」という考えこそ「作り手の思いこみ」で、
生産性向上に実際は効用がなかったり、創造力UPという気分の問題=宗教まがいの自己啓発セミナーもどき書籍が乱発乱造された結果、
「ROIの上がらないものにコストはかけない」という意識が読者側にできてきたからではないでしょうか。
してませんか。(^_^;
高いから買わない→買う人が少ないから値段が上がる→高いから買わない→・・・
の悪循環かも。
1、本のタイトルが胡散臭い(⇒ホッテントリメーカーでも使ったんじゃないか?と思うほど、ありきたりなネーミングセンス)
2、新しいビジネスでもない限り古本で需要される欲求を満たすことができる。特にビジネス本なら100円で入手することができる。
確かに、インターネットの普及によるところもありますが、ビジネス系の紙書籍は本棚に入れる価値のあるものは少ないような気がします。仮に、そのような中身のある書籍があるとするならば保存の利くように薄っぺらのペーパー書籍ではなく、ハードカバーにして残しておきたいところです。しかし、ビジネス本の多くはペーパーカバーでページ数も少なく本というよりは、フリーで配布される聖書程度の質感で、とても「本」たるものとして本棚に入れるには抵抗があります。
理由の1番目はインターネットの普及でしょう。
ちょっとした、内容ならインターネットに出てきます。検索もできますからね。インターネット上の情報は広く浅く、深い知識となると書籍と比べようもありませんが、そこまで要求されなくなりましたからね。
2番目はビジネスマンが自由にできるお金が減ったことでしょう。企業が従業員の給料を抑えていますからね。一部の企業では副業を認めるようになりましたからね。つまり、努力して上を目指す社員より、安い社員を求めるようになったということです。
3番目は2番目の理由と少し関連していますが、競争社会ではなくなったということです。年功序列とも違います。出来のいい部下よりも自分に逆らわない部下、自分より劣る部下を尊重する風潮が出てきています。昔なら2位の会社は、1位の会社を抜こうと全社で頑張りましたが、今は2位のままでいい。どうせ3位との差もはっきりしているしといった風潮です。
自分の後任が頑張って、成績を伸ばしたとなれば自分の無能がバレてしまう。だから、出来る部下を昇進させない。部下の方も心得たものでゴマ擦りに専心する
因みに韓国のサムスン電子は自分の部下を自分以上に育てることが評価の条件です。
4番目に挙げるとすれば、ビジネス書を自腹を切って買うような社員はサムスン電子にヘッドハンティングされるということです。
ありがとうございます。納得です。
確かにビジネス書の購買層は、苦痛を承知で筋トレしているようなものですね。スマート(賢い)になるために。
逆に非購買層は、スマートに対しての興味も前者と比べて強くないので、筋トレは苦痛と感じる。
ビジネス書の作り手の「こんなに価値があるんだぞ!!」は、ウザいかもしれませんね。
「ビジネス書大バカ辞典」は、「ビジネス書」と「ビジネス書もどき」で切れ味のある論調で区別されているようですね。
いただいたコメントを読んでいて、メルマガからビジネス書になった「天使と悪魔のビジネス用語辞典」を思い出しました。
電子書籍版を2011年に出版予定のようです。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~hiraki/d-dic.htm
両面思考で考えることは、本当に大切ですね。