http://www.bk1.co.jp/product/65039
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大学受験に失敗した主人公が描くドロップアウト人生。後半1/4でえっ…という方向に展開していくのですが、意外性はあります。
こういう紹介している段階でおもしろさ8割減なのですが…。
ミステリー作品ですが、普通ミステリーって事は犯人当てがメインがです。でも、この本ははっきり言って犯人が誰かは物語中盤でわかると思います(根拠はともかくとして怪しすぎるから)。でも、犯人当てとは全く異なる次元でものすごいどんでん返しがあります。
そのどんでん返しシーンが一瞬理解できずに何度かそのシーンを読み返しちゃいましたよ。ぜひ、その驚きを味わってください。
ちょうど今日この作品を読み終えました。私も例としてこの作品を挙げるか否か迷ったんですよ。意外性を期待して読むと驚きも半減してしまいますしね。…そう考えるとそもそも私の質問自体が愚問だったのかもしれませんね…。
私も中盤で例のシーンに差し掛かった時に唖然としてしまいました。映画ではどう描いているんでしょうね。
回答ありがとうございました!
葉桜の季節に君を想うということ (本格ミステリ・マスターズ)
「葉桜の季節に君を想うということ」
ラスト近く、おお!そうだったのか!!と驚きました。
うう~ん、紹介してしまうと驚きが半減してしまうような。
「仮面舞踏会」
すごいドンデン返し、というわけではないのですが、真の犯人というのがうわぁ~って感じでじわじわと来ます。
どちらもおもしろいので、オススメです。もうご存知だったらごめんなさい。
「葉桜〜」は話題になっていたのに未読でした。かなり評判良いみたいですね。栗本さんはグインサーガの人ですね。未だ一冊も読んでないので、「仮面舞踏会」から読んでみたいと思います。
回答ありがとうございました!
著名なものばかりですが、もしかしたらまだお読みでないかも・・・!と思って書かせていただきます。(そして、『大』どんでん返しじゃなかったらすみません。もしも不満足でしたらポイントは要りません)
宮部みゆきの『模倣犯』←長いけど最後までひたすら面白い
吉本ばななの『TSUGUMI』←読後感最高
東野圭吾の『秘密』←切ない
江戸川乱歩の『人間椅子』←やられました。(話の持って行き方うますぎる。)乱歩の傑作のひとつ。
篠田節子の『女たちのジハード』←気分爽快
北村薫の『夜の蝉』他、円紫師匠と「私」のちょっと変わった謎解きシリーズ←他にも3冊あるのです。『夜の蝉』が一番お薦めです。
すみません、どの本もbk1ではヒットしませんでした。
沢山ありがとうございます!「秘密」と「人間椅子」以外は未読でした。読書家を自負しておきながら有名どころに全然手をつけてなかった事に気付かされました…。これを機に有名どころをチェックしてみたいと思います。ありがとうございました!
http://homepage3.nifty.com/orihara1/
折原一「沈黙の部屋」
『十角館の殺人』に始まる館シリーズはいかがでしょうか。既に読んでいたらゴメンナサイ。
綾辻行人の小説は、どれも「びっくり」な仕掛けがあります。
最近光文社から講談社文庫にお色直しとなった『殺人方程式』も面白いですよ。
叙述トリックと云ったら、折原一の著作はたいていそうなんじゃないかなあ。
綾辻行人さんの、折原一さん共にノーチェックでした。嗚呼お恥ずかしい…。館シリーズは昨年最新刊が出た際にかなり話題になりましたね。とりあえず館シリーズを読んでみます。
ありがとうございました!
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4102252029/hatena-q-22
Amazon.co.jp: 悪魔が目をとじるまで〈上巻〉 (新潮文庫): デイヴィッド リンジー, 山本 光伸: 本
1冊目は「ハンニバル」です。まさに衝撃のラスト。追う側と追われる側であったクラリス・スターリング捜査官とハンニバル・レクター博士。その緊迫した関係が続くのかと思ったのですが……。クラリスの身に起こった或る出来事により、話は予想外の方向へ。そして衝撃の、あの一言……後ろにぶっ倒れそうなほどショックでした。
まさに、だーいどーんでーんがえし!
映画のラストが全然違ってたのが、私にとってはせめてもの救いでした。そういうふうな展開もありかな~、なんて想像したこともありましたが、だからって!!!そんな、ばかな!!まさに衝撃の作品でした。
「破線のマリス」
主人公を追い詰める一本のビデオ。そのビデオに関する真相は、衝撃的かつ悲しいものでした。こちらも映画化されています。
「悪魔が目を閉じるまで」
これは非常に面白いです。上下巻で長いですが、最後のほうで話が一気に進み、また展開が変わります。ただ、どんでん返しレベル?的には低いかもしれません……。
海外モノは手付かずでした…。ハンニバルは映画とは違う結末なのですね。くそぅ、これもちゃんと読まないと…。「破線〜」は映画は観ました。確かにドンデン返し(と言うより拍子抜けしちゃいました)でしたね。原作もちゃんと読んでみます。ありがとうございました。
あなたに似た人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 22-1))
初めまして。E.A.Poe(知のくずかご)と申します。
主題:いくつかの本の紹介
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まず、泡坂妻夫さんの「しあわせの書」を挙げましょう。推理小説仕立てで推理ものとしても佳作レベルだと思いますが、泡坂さん自身が読者に仕掛けたトリックがスゴイです。
小生は「こんなスゴイトリックを仕掛けた小説がある」ということで持っていますが、確かに一冊手元に置きたくなる本です。
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また「衝撃的なラスト」と言えば短編の名手ロアルド・ダールが思い浮かびます。この「あなたに似た人」にはたくさんの衝撃的なラストを含んだ短編が含まれていますが、小生の一押しは「南から来た男」です。
以前「お勧め短編」で紹介したことがありますので、その採録をします。
http://www.hatena.ne.jp/1075775485 より。
>「ある若者が『ぼくのライターは必ず1発でつくよ』と自慢したのを聞いた、ちとアタマのおかしそうな老人がかけを申し込む。
>『連続10回火がついたら、キャデラックをあげよう。その代わり、一回でも失敗したら、きみの小指をもらうよ』
>引っ込みがつかなくなった若者は、つい賭けにのってしまう。1回、2回、3回…。行き詰まるような賭けの行方は?」
その衝撃的なラストはちょっと忘れられません。
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最後もやはりミステリ作家の短編集「眼球奇譚」に納められている「特別料理」を挙げます。
ボラーと言うか非常にグロテスクな作品ですが、究極の料理と言えばダンセイニ卿(ロード・ダンセイニ)の「ふた便のソース」やスタンリィ・エリンの「特別料理」、新しいところではトマス・ハリスの「ハンニバル」のラストシーンが思い浮かびますが、この「特別料理」はそれらを一歩超えた点で佳作として評価してイイと思います。
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ミステリ&グロテスク寄り・しかも短編中心 になってしまいましたが、後述の2冊に収められている短編はどれもが「大どんでん返し」という条件を満たしていると思いますので、一度手に取ってみてもいいのではないかと思いました。
お役に立ちますかどうか。
初めまして。短編もグロも大好きなので大歓迎です!とりあえず回答で挙げられている「南から来た男」がかなり気になります。明日にでも書店で探してみますね。
大変役に立ちました!ありがとうございます!
この方は「天使の屍」だけしか読んだ事が無かったです。やはり「慟哭」が評判良いみたいですね。回答ありがとうございました!
1.宮部みゆき「レベル7」
記憶喪失の男女二人。「レベル7までいったら帰れない」と謎の言葉を残し、失踪した女子高生。最後のどんでん返し返しの連続には驚きです。
2.乙一「暗いところで待ち合わせ」
警察に追われる身の男が逃げ込んだのは目の見えない女の家。お互いに気づかないふりをする奇妙な同居生活。ピュアラブものとしても推したい一品です。
3.J.K.ローリング「ハリー・ポッター」シリーズ
このシリーズのどんでん返しにもすさまじいものがあります。ただ巻が進むにつれ慣れっこになって、うたがってかかるようになりましたが。
宮部みゆきさんはレベル7と模倣犯、どちらも読まなきゃですね。「暗いところで〜」は面白かったですね。恋愛モノとしても良いし、事件の真相も意外でしたし。
ハリポタ…食わず嫌いしてました。読んでみようかな…。回答ありがとうございました!
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101386129/hatena-q-22
Amazon.co.jp: 殺人鬼 (新潮文庫): 綾辻 行人: 本
綾辻行人さんのトリックは本当に先が読めません。推理小説の館シリーズもすごいのですが、ホラーも書かれています。「殺人鬼」「殺人鬼Ⅱ」は本当に怖いし大どんでん返し!です。
綾辻さん大人気ですね。ホラーから手を付けるか、館シリーズから手を付けるか…迷います。
回答ありがとうございました!
まだ我孫子武丸さんが出てなかったので紹介します。
「探偵映画」と「殺戮にいたる病」はどうでしょうか?
「殺戮にいたる病」は叙述トリック作品の中でも名作に入る作品です。
「探偵映画」も、作中の監督が映画の出演者からスタッフ、そして読者である私たちまで騙してしまう、凄い作品ですよ。
ただ、「殺戮にいたる病」はグロテスクな描写などがありますので、苦手な人には少し辛いかもしれません。
どちらも最後の驚きは保障しますよ。
「殺戮にいたる病」は素晴らしかったですね。私はこれを読んでで叙述トリックに興味を抱きました。次にどれを読んで良いのやら迷っていたところだったので、迷わず「探偵映画」を読ませていただきます。回答ありがとうございます!
『神のロジック人間(ひと)のマジック』
荒野のただ中にある全寮制の学校が舞台。
なんのために行われているのか判らない授業、実習。
そのうちに、校内で事件が起こり……。
ある種の叙述トリックです。というか、叙述トリックものだろうと思いながら読んでも、たぶんこのオチは想像できないだろうと思います。
『夏の夜会』
小学時代の同窓生が、結婚式で集まって……という話です。あいまいな記憶に頼って思い出話にふけるのですが、そのたびに大ドンデン返しが待っています。
たった一晩の話ですが、登場人物にとっては、それまでの人生すべてがひっくり返るような真実がでてきます。
ホラーでもミステリでもなくドンデン返しってのは興味深いですね、「夏の夜会」。叙述だと分かってても想像出来ない「神の〜」も面白そうですね。参考にさせていただきます。回答ありがとうございました!
島田荘司 「異邦の騎士」
ネタバレしてしまうので説明は省きますが、『御手洗潔の』とついているシリーズの本を数冊クッションで読んでからこの本を読むと「えっ!?!!」とつぶやけます。
ミステリーですが、成人男性の、ノスタルジックな青春小説とも言えるかな、と私は思っています。
読後感は少し悲しくしんみりしていますが、悪い感覚ではありませんでした。
麻耶雄嵩 「夏と冬の奏鳴曲」
トリックもドンデン返しですが、ラスト近くで出てくる「究極の選択」が悪意に満ちていてすばらしいです。
読んでいて、「ああ、××(登場人物)、あっちを選ぶんだ!」と、どちらに対して思っても、「どうせ偽善なんだろ!」と嘲笑っている作者の姿が後ろに見えるようで、そのあくなき悪意に愕然とさせられました。でもそのブラックさがやみつきになります。
この作者の「あいにくの雨で」と「阿」も大ドンデン返しの話だと思います。とてもオススメです!
島田さんもミステリの大家ですよね。ここもチェックしておかないと…。ブラックなの大好きなので「夏と冬の〜」も気になります。究極の選択、かぁ…。回答ありがとうございます!
と、言う事でこの辺りで締め切らせていただきます。
皆さん本当に沢山の回答ありがとうございました。当分は読む本に困らないで済みそうです。またいつか皆さんのオススメの本を聞く質問をしたいと思っていますので、その時はよろしくお願いします。それではまたいつか。
遠藤周作は高校の授業で「沈黙」を読んだっきりでした。アマゾン等を見ていると氏の代表作との事なので是非チェックしてみたいと思います。回答ありがとうございました!