今まで読んだ本の中で、あなたが「紹介したい!」と思うのはなんですか?
(条件とか色々書こうと思ったのに、文章が長すぎるのか何度やっても質問できません。)
(最初のコメントに書けたら書くので最初の人のみ自由に回答してください。)
(というわけで、最初の回答オープンしたらコメントを見てください)
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_rev.cgi/40014d79637420102...
オンライン書店ビーケーワン:ファウンデーションの勝利 海外SFノヴェルズ「もちは餅屋」
ファウンデーションの勝利―新・銀河帝国興亡史〈3〉 (海外SFノヴェルズ)
ファンタジー物という範囲からは外れるかもしれませんが、アイザック・アシモフが始めて、めだたくデヴィッド・ブリンで解決したかのように思われた銀河帝国興亡史。
bK1に私の書いた書評を紹介します、参考URLからご参照ください。
まだまだ、続ける余地のあるシリーズと睨んでおります。
あ…原作者が別にいて何人か絡んでるんですか?雑ですね〜(^-^;
ジャンルはOK!偏らずいろんな切り口から紹介があると嬉しいです。
書評しっかり書かれててすごいですね。
ありがとうございます!
パリの王様たち―ユゴー・デュマ・バルザック三大文豪大物くらべ (文春文庫)
毎回ながらにbk1は品揃え悪すぎです。
ファンタジーでシリーズとなると、「ナルニア」「ゲド」「指輪」(左へ行くほど大人向け)ということになりますでしょう。
あまりに当り前すぎなので、ここはデュマの「モンテ・クリスト伯」を紹介しましょう。いわゆる巌窟王ですよね。
将来有望な青年エドモン・ダンテスは、許嫁との幸せな結婚を目前に無実の罪をきせられて14年間の牢獄生活を送ることになる。しかし苦難の末脱獄に成功したダンテスは、獄中で得た情報を元に巨万の富を得て、モンテ・クリスト伯と名を変えてパリの社交界デビューを果たす。その目的は自らを陥れたものたちへの復讐のためであった...
という感じです。現代の日本からすると思いっきり日常生活から離れた物語だと思います。冒険活劇小説でありながら、後半が怒濤の展開を...
全7巻完結しています。冒険小説が好きならば読み始めると止まらないでしょう。「三銃士」こと「ダルタニャン物語」(これも長編完結です)もデュマですね。もっとも日本的な「三銃士+ダルタニャン」をイメージするともの凄くぶっ飛んだ展開になりますので...
あとデュマの人生は結構プリティーなので、興味がわけば下の本が面白いです。ユゴーも含め事実は小説より奇なりです。
丁寧な回答ありがとうございます!
おぉ。文庫本ならそのうち買えるかも…。
金がないので借りて読むか、いつか経済力が上がったときのためにチェックです(^ ^;
「ナルニア」「ゲド」「指輪」、全部読んでますよ(^-^)
全部それぞれ面白いけど私はアースシーの世界が一番好きです。
ナルニアの世界観も好きだけどちょっとだけ毒がある感じがあんまり。。
指輪物語をもう一度読むには気力がいりそう…読みたいとは思うけれど。
魔女とちび王女―ルーシー・ビィビィの大冒険 (コバルト文庫)
「がめつい(貧乏)王女とダメダメ(ペーパー)騎士、国民が虫の(財力ナッシング)隣国?の王様、ボケボケ王国の人々が繰り広げるおバカファンタジー!」
っていう感じです。
何にも考えずに読めます。
(ただし、女性向の文庫なので、男性が買うにはちょっと勇気がいるかもしれませんが、内容は性別などあまり気にならないものだと思います。どっちかってと、児童文学に近いかな?)
あ、大丈夫、女性です。
でも、うーん、ちょっと好みからはずれ過ぎます。ごめんなさい(>_<)
文庫は買いやすいけどアタリが少ないので、特にコバルトとか電撃とかの系統は敬遠しちゃいます。中にはアタリもあるんでしょうが…。
「何も考えないで読める」ようなのはあんまり興味が沸きません。ファンタジーの中の真実、見たいな醍醐味が好きです(゜ー゜) どっちかっというと硬派なファンタジーが好きかも。
ありがとうございます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4795224633/hatena-q-22
Amazon.co.jp: さびしいときは心のかぜです: 原田 大助, 山元 加津子: 本
bk1では見つからなかったのですが、琴線に触れるやさしいことばがいっぱい詰まった詩集です。彼の他の本も読んでみたくなります。
詩集か〜。対象外です。
今は短歌に興味があるけど、対象外です。
オススメなのは了解!
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ゆっくり回答見るのでゆっくり回答してくださいねー。
(実はコメントが追いつけないから(^-^;)
書いてくれるがいればだけど40人は続けます☆
【ライトニング】
続きモノではありませんが、是非オススメしたい、SFファンタジーです。時空を越えた、壮大な愛の物語。ある女性の半生を描きながら、愛・家族・歴史・そして友情を交えて、物語がファンタジックに進行していきます。
どのくらい面白かったかと言うと…妹の付き添いで行った病院の待合室にあった文庫を読み出してハマってしまい、どうすることもできず看護婦さんに頼んで貸してもらい帰りの車の中でも読んで酔ってしまっても読みつづけたほど良かったのです。オススメです。
【アムリタ】
ファンタジーと聞いて、思い浮かんだのが何故かこの本。舞台は現代だし魔法こそ出てきませんが、大事な人間の死・超能力・霊的な出会い・記憶喪失…などなど要素は十分。日本からサイパンへと舞台も移り変わり、主人公の女性を通して映る日常は輝くように美しく、切ない物語です。
面白そうですね。ありがとうございます!
特に『アムリタ』気になりました。
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(ちょっと質問とは関係ないこと)
40人、は私の手持ちポイントから考えて…。
ポイント使い切ったら一度退会してユーザー名登録しなおそうと思ってます。。
上下巻構成の長編小説です。何部かに分けて…というのとも違うかもしれないので、条件に沿っていないようならポイントは必要ありません。
第二次世界大戦末期、特殊な能力を持った潜水艦を舞台とした物語。「戦争」が既に非日常ですが、ファンタジー要素も含んでいます。様々な人物の思いや陰謀が交錯し、その中で各人物の心境がしっかり描かれています。また、海戦のシーンは映像を見ているかのような迫力があり、手に汗握りながら読んでいました。だんだんと謎が明らかになっていく物語なので、詳しく書くとネタバレになってしまう…。
私もファンタジー(非日常)の世界を舞台とした物語は好んで読みますが、戦争ものや日本のファンタジー作品はあまり手に取りません。このお話も初めのうちはあまり興味無くだらだらと読んでいたのですが、引き込まれ始めてからは一気に読んでしまいました。個人的にラスト(最終章)は無くても構わなかったかな…とも思いますが(^-^;)、全体としては是非オススメしたい一冊です。ちょっと長いのが難点といえば難点かもしれません。
ファンタジーというのが、児童文学・ライトノベルなどどの分野で良いのか判らなかったのですが、
京極夏彦作品(ミステリー。時代は昭和。完結してはいませんが一話完結型のシリーズものです。シリーズ1作目の『姑獲鳥の夏』がイチオシです)
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/41c44a6447d180...
オンライン書店ビーケーワン:姑獲鳥の夏 文庫版 講談社文庫
指輪物語(ホビットの冒険・シルマリルの物語なども)
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/41c44a6447d180...
オンライン書店ビーケーワン:指輪物語 全9巻
なども面白かったです。
>何部かに分けて…というのとも違うかもしれないので、条件に沿っていないようならポイントは必要ありません。
いえ、大丈夫ですよー。ありがとうございます。
長編とかシリーズものを希望なのは、ライトノベルはあんまり…なのと同じくアタリ率が高そうだからです。長く続けても面白いのってやっぱり実力があるんだと思う。
>京極夏彦作品
最近気にはなってました!
読んでみようかな・・・でも高そうだよな・・・葛藤中。
>指輪物語(ホビットの冒険・シルマリルの物語なども)
指輪物語は既読。ホビットは読んだんだけどがっかりしました。訳がよかったら面白かったのかなあ?
シルマリル、どんなのか気になります。誰かすごくよかった!と思う人がいたら聞きたいなあ。
バイオレンスジャック 1(中公文庫)
永井 豪著 中央公論社 / \980 / | |
バッコス 1(小学館文庫)
白土 三平著 小学館 / \680 / | |
巨大地震後の関東を舞台とした世紀末バイオレンス物です。登場するキャラクター全てが過去の永井作品に登場したものになっています。永井豪の集大成ともいえるマンガです。
白土三平「バッコス」
呪術信仰が支配する未開社会に生まれた青年バッコスが、成り上がり没落するまでを描いたマンガです。
どちらも一読の価値ありです。ただ二作品とも好き嫌いは激しく分かれると思います。
ごめんなさい、漫画はここは対象外にさせてください。
ありがとうございます。
やたらベタですが、「ロードス島戦記」。
RPG世界そのままのノベル。
特に初期の作品の文章構成はそっけなく、
文体で雰囲気を盛り上げようとする色気が全く感じられない。
それだけに、逆に緻密な設定が生きて浮かび上がってくる。
登場人物の一人一人に、文学的情緒としてではなく、
今まさに繰り広げられているゲームのさなかにいるがごとくに
感情移入させられるのである。
それもそのはず。「ロードス島戦記」は、
今を去ることもう約20年前と言っていいだろう。
1986年、月刊「コンプティーク」誌上において、
TRPG「D&D」の誌上リプレイとして始まったものであるからだ。
それを水野良氏が小説化した。
そして長大なシリーズとなって今日に至っているのである。
ロードス島のシリーズに登場してくるキャラクター達は、
ただ文中に述べられている姿形、行動などにとどまらない。
自分の脳内で自在にメイキングしていくことができる。
そして読者、否、プレイヤー自らが魔法世界に浸り、
自分のストーリーとして体感していくことができるのだ。
そう読んでいくと、ロードス島シリーズは格段に興味深い物になってくる。
・・・・にゃ〜んて、ちょっと誉めすぎ?(^-^;
なんにしても、はまれば面白いシリーズです。
うーん、これも興味から外れます(ライトノベルは対象外にしておこうかな)。
完結してない?というかなんだかいろんなシリーズがあるみたいですね。。
回答ありがとうございます。
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条件に「オリジナル作品であること」を追加します。
漫画やゲーム、映画なんかの小説化はなしってことでお願いします(>_<)
「平らな地球」、耽美な「闇の公子」たちが、中世とも古代ともつかない世界の中で、無力な人間を相手に遊戯に耽る、そんなお話です。
独特な語り口なので、ちょっと最初は戸惑うかもしれませんが、「囚われる」といった言い方が、ぴったりくるようなすごい世界観だと思います。
他にbk1でレビューが載ってるこのひとの作品をひととおりチェックしてみたのですが、つまらなそうでした。
あ、あくまでも私の好みです!こういうの好きな人ごめんなさい!!
回答ありがとう(>_<)
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そろそろいったん休止します。
明日の昼とかまた夜に戻る予定。
見られないうちにあんまり溜まると困るので、申し訳ありませんが回答もいったん休止してください…。もしくは、質問、回答、コメントをじっくり読んで回答してください。
読んだ後に何か深く残るような作品募集中☆
私の好みに合いそうな作品や、熱意のあるレビューには高ポイントつけます!
条件細かいけど読んでくださいm(_ _)m
それではまた明日ー
ぼくがお奨めしたいのは、この物語を「演奏」する日本語の文章の力と美しさです。歌詞よりもサウンドです。言葉の響きが自然にこころの奥まで物語を伝えてくれます。何を言うかよりも、どんな声なのか、どんな喋り方なのか、どんな表情なのか、そっちのほうがじゅーよーです。
(ハッキリ言って、これは長編に値する物語です。しかし不要に長いものよりも、まるで圧縮ソフトでも使ったかのような凝縮された文章がとんでもなくすばらしい作品です
そして、この「紫苑物語」が気に入ったら、同じ作者の長編「至福千年」isbn:4003109422 もよろしいでしょう。
読んでみないとわからない感じですが、面白そうですね。
ありがとうございます、これはチェックしときます!
URL先もすごく参考になりました。
ジム・ボタンの機関車大旅行
(ジム・ボタンの冒険 1)
ミヒャエル・エンデの作品です。ご存知かもしれませんが…。機関車の大好きなジム・ボタンが親友の機関士ルーカスとともに、機関車エマにのってハラハラワクワクの冒険の旅へ出るという話です。子どもの頃読んで大好きでした。細かい内容は昔過ぎてあまり覚えてないのですが、もう1度読み返してみたい本です。
名探偵カッレくん
著者/訳者名 : リンドグレーン/作 尾崎義/訳
出版社名 : 岩波書店 (ISBN:4-00-113051-3)
カッレ君が仲間と共に事件を解決していくハラハラドキドキの物語。全3巻。これも子どもの時よく読んでいました。
やかまし村の子どもたち
リンドグレーンの作品。やかまし村は赤い屋根の家が3軒、子どもはたった6人だけの村。ありふれた日常から子どもたちがユーモラスに生き生きと描かれています。
有名な作品ばかりかもしれませんが、いずれも私が子どもの頃夢中になった作品です。
>ジム・ボタンの機関車大旅行
エンデ作品は主なものは読みました。私は「はてしない物語」「モモ」の方が好きです。でも、ちょっと説教くさいろもあるこの2作より、のびのび書き始めたこの作品独特の味もいいなあ、と思います。
>名探偵カッレくん
昔読みました。でも、覚えてないかも…どんな話だっけなあ、ケストナーとかとごっちゃになってそう。
>やかまし村の子どもたち
あ、これは読んでないなあ。面白いらしいのは知ってたんだけど、読む機会がないうちに旬(自分の年齢的な)を逃してしまいました(^-^;
ありがとうございました!私もこういうのはずいぶん読みました。
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最初の条件で出した
【シリーズもの、もしくは何部かに分けて書かれたもの】
ってのをやめにしてみます。
なかなか難しいみたいですね…ただ、これを解いてしまうと範囲が広がりすぎるので、
【ハードカバーで出版されたもの】
とします。
あと、ここに条件いろいろ書いてますが、作品に対する熱い気持ちが感じられればよいです!
(オタクっぽいのは流石に困りますが(^ ^;)
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/41b7da9f8a0200...
オンライン書店ビーケーワン:愛はさだめ、さだめは死 ハヤカワ文庫 SF 730
この本に収録されている「接続された女」を読めば、ネットにどっぷり浸かっている人たちは、少なからず衝撃を受けるのではないでしょうか?
ありがとうございます。
が、短編集は対象外です(>_<) ごめんなさい。。
あ〜〜、でも、面白そうかも…。
>ネットにどっぷり浸かっている人たちは、少なからず衝撃を受けるのではないでしょうか?
衝撃受けそうです。
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/41c51877c125c0...
オンライン書店ビーケーワン:レッド・オクトーバーを追え 上 文春文庫 275‐51
レッド・オクトーバーを追え (上) (文春文庫 (275‐51))
トムクランシーにはまった原因の本です。
昨今の社会情勢から見ると、テロの世界とスパイの世界が当たり前になりつつありますが、そのあたりを人間味あふれる描写で書いてあります。
ありがとうございます。
参考URLはなんだかネガティブなレビュー(偏りありそうですが)ばっかりなので、イマイチ。。。
うーん、ちょっと押しが足りないかもなあ。あんまり興味なし。すみません。
hiroyukiaritaさんのおすすめポイントは、裏で動く人々の描写がいいってところでしょうか。
酔ってるのでちょっとコメント辛めになるかも(- - ;
http://www.ascii.co.jp/dragonlance/
アスキー・メディアワークス ダンジョンズ&ドラゴンズ小説サイト
自分がファンタジーにどっぷりと使っていたころ(15年ほど昔)は「指輪物語」と「ドラゴンランス」を読まずにゲームマスターをやってはいけないと言われたものでした。
自分が読んでいたのは「富士見ドラゴンノベル」の本でしたが近年、復刊ドットコムで選ばれてアスキーより刊行となりました。このときばかりは、ハリポタ人気(自分はにわかファンタジーブームと言う)に感謝しました。
このシリーズは戦記、伝説と続いていきます。さらに物語は続いていくのですが、自分は最初の2シリーズをお勧めします。
双子の兄弟、ハーフエルフの葛藤、ケンダーの曇りなき心、喜びと悲しみ、黒き絶望と希望の光、よく知られている一般的な(?)ファンタジー世界がすばらしい冒険の世界となって、読者を取り込みます。
ありがとうございます。
これは知りませんでした。URL先も見ましたが、面白そうですね。
チェックしときます(^-^)
>このときばかりは、ハリポタ人気(自分はにわかファンタジーブームと言う)に感謝しました。
なんかわかりますよ、すごく。
最近いろいろ出てきてうれしい反面、高いのでうかつに買えず葛藤する日々。
どういうのが面白いかなあ・・・。
ハリポタは正直嫌いな方です。機会があれば読みますが(^ ^;
だれも知らない小さな国 (児童文学創作シリーズ―コロボックル物語)
「だれも知らない小さな国」はジャンルとしては児童書。小さな小山に住むコロボックルという妖精と少年(のちに青年になります)の交流を描いた話……というとお子さま向けじゃん、と思うでしょうが、大人が読んでも充分おもしろいです。子供の頃に夢中になったシリーズで、大人になって読み返してみて、恋愛小説でもあったんだな〜と気がつきました。シリーズものですが、一作目がダントツでおもしろいです。
「コーンウォールの聖杯」は”アーサー王にまつわる伝説を背景に展開する、光と闇の壮大なファンタジー”(評論社の作品紹介より)である「「闇の戦い」シリーズの第一作。長らく絶版になっていましたが、この度復刊となりました。二作目以降は評論社からでています。大人になって知りましたが、けっこう楽しめました。ただ一作目よりも二作目以降のほうがおもしろかった記憶があります。
「空色勾玉」は「空色勾玉」、「白鳥異伝」、「薄紅天女」という勾玉三部作の一作目。古代日本を舞台にしたファンタジー。題から乙女チックな軽いものを想像していましたが、けっこう本格派。読み応えありました。
三シリーズとも、一作ずつ完結しています。念のため。
あと、おまけで「はるかなる わがラスカル」(スターリング・ノース/出版:ブッキング
サイズ:B6判 / 263pISBN:4-8354-4139-7)
昔テレビであっていたアニメ「あらいぐまラスカル」の原作です。ファーブル昆虫記がいいなら、こういうのもお好きかな〜と思って。この11月に復刊したばかり。少年時代のきらめきを描いた佳作。
それから、漫画はだめみたいですけど、タンタンシリーズおすすめです。最近、新刊が続けてでましたし。『シドニー行き714便』(タンタンの冒険旅行 19)著者:エルジェ作川口 恵子訳 出版:福音館書店
サイズ:A4変形 / 62pISBN:4-8340-1977-2)日常から離れた世界を楽しめますよ。
>「だれも知らない小さな国」
お、やっぱり来ましたね〜、私も好きです(^-^)
(最近別の質問でコレを紹介してきたくらいには好きです(笑))
でも、最近は読んでないので久しぶりに読み返してみたくもなりました。
>「コーンウォールの聖杯」
これは全然知りませんでした。
「2作目以降の方が面白かった」というのはなかなかないのでそんなところも気になります。
>「空色勾玉」、「白鳥異伝」、「薄紅天女」
今までかなり気になりつつ手を出すかどうか散々迷ってました。
日本が舞台な作品がそもそも少なめだし。
よし、そのうち読んでみます!!
ラスカルはアニメをみてないからわかりませんが、原作が別にあるんですね。
どんなのだろう。
もう一個のタンタンシリーズは漫画?
どっちもちょっと惹かれました。
丁寧な回答ありがとうございます!
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061312456/hatena-q-22
Amazon.co.jp: ただいま浪人 (講談社文庫 え 1-8): 遠藤 周作: 本
東大受験に失敗し、スナックに勤める弟と、不自然な恋におちた姉の姿を描いた小説。姉が現実を求めた結婚をするが、「生きることと生活することは違う」という言葉が印象的な小説です。人生色いろ。
回答条件とは色々はずれてるような気がしますが、よさそうな本ですね。
ありがとうございます。
(bk1では出ないし、確かに手に入れにくくなってるみたいですね。。)
村上龍をお読みになっていない、日常から離れたものがほしい、読んだ後に何か深く残るような、というのであれば、「コインロッカー・ベイビーズ」をお勧めします。
読んだのは15年以上も前、地下鉄サリン事件の起こる以前、それも新宿周辺に通っていたころでしたが、読みながら“キィィィィィィィィェェェーーー!!!”という耳をつんざくような金属音を聴いた気がします。
あらためてamazon の17件のカスタマーレビュー見てみましたら、やっぱ衝撃受けてる人多いですよね。読み終えるのに苦労はないと思いますよ、手に取って読み始めればいいのですから。
今度探しに行ってきます!
村上龍、改めてタイトル並べてみるとショッキングな感じのが多そうですね。
なんとなくどんな感じかイメージが…そんなのは変わるかもしれませんが(^-^;
う〜ん(感嘆)、ありがとうございます。
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3c22d9760360a0...
オンライン書店ビーケーワン:ルドルフとイッパイアッテナ 児童文学創作シリーズ
ルドルフともだちひとりだち―ルドルフとイッパイアッテナ 続 (児童文学創作シリーズ)
ルドルフといくねこくるねこ―ルドルフとイッパイアッテナ〈3〉 (児童文学創作シリーズ)
人間のことばを理解する猫自身が語るおはなし。
基本的には猫同士の交流のお話なんだけど、
人語を解するから、猫から見た人間観察記風でもある。
しかも、人間から見たらふつうの猫にしか見えない、
という設定も妙にリアルで楽しめます。
他所からやってきた黒猫ルドルフと、
イッパイアッテナというボス猫の友情っぷりには、
今でも泣けてしまいます。
2002年に出た第三弾は、じつに14年ぶり。
まだ読んでいない。bk1では面白いと言うが。
一作目、二作目はともに最高の出来なので、
ちょっとだけ心配。
これ、昔NHK教育かなんかのアニメ?でやってませんでしたか?
原作は読んだことがないけど、それで知っているといえば知ってます。
読むとしたら図書館で借りるかも。
機会があったら読んでみようと思います(^-^)
最近目にすることが増えたと思ったら3作目が出たんですね〜。
ありがとうございます。
森博嗣「スカイクロラ」「ナ・バ・テア」
ちょっと変わった作家さんの書く、ちょっと不思議な戦争の話。でも、内容は硬質で純粋すぎる感じがします。今までにあまり読んだことのない種類の小説でした。この森博嗣さんの作品は、主にミステリが多いのですが、どの作品も秀逸でハズレがありません。
ありがとうございます!
これも不思議な感じで面白そう。
詩的なファンタジー…いつか読んでみようと思います。
(URL先、akatukihimeさんのHPでしたか。最初わかりませんでした(^-^;)
(おぉ、ダイアリ組み込んでるんですね)
(こっちのレビューもすごく参考になりました!)
http://d.hatena.ne.jp/sakuya09/20041203
トラブル解決 - iメモ
「バグダッド・バーニング―イラク女性の占領下日記」です。
イラク戦争の生々しい現実を知ることが出来ます。
blogをまとめたものです。
読んでいると悲しくなりますが、現実なので受け入れないといけないと思います。
今現在、どっちかというと非現実を募集中ですよ(^-^;
うーん。。的外れ、ですね。。
せめて「ブックレビューを書く」ってところを意識して欲しかった。
日記見せてもらいましたが本自体の内容についてというよりは…。
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あと、ここで募集しても今すぐ読むことはできないのでその辺も考慮してもらえるとうれしいです。一時的な流行ものなんかを5年後とかに読んでもつまらないかもしれない、とか。余談ですが。
『ゴーメンガースト3部作』や『エターナル・チャンピオン』シリーズなど、定番の長編ファンタジーを紹介しようとも思いましたが、既に読んでおられそうな気がするので、また違う雰囲気の小説、山田風太郎の『八犬伝』を紹介します。
日本人なら一度は名前は聞いたことあるであろう大長編冒険物語『南総里見八犬伝』。あの長い話を、実に分かりやすく、現代人にも面白く小説化しています。かと言って文体が軽薄な訳では無く、実に雰囲気ある文章で波乱万丈の物語が進んでいきます。
しかし、この小説、読んでいる内にだんだんイライラしてくるかもしれません。話が盛り上がってきた時に限って、作者の馬琴の日常生活を描く挿話が入るのです。これがまたケチで偏屈な老人の詰まらない日常で、波乱万丈の物語を読んでる最中にこういう話を挟まれると、雰囲気ぶち壊し…「馬琴はどうでもいいから、犬士たちの話を続けてくれよ」と思ってしまいます。
しかし面白いことに、やがて小説を読み進めるにつれ、この現実世界を描いたパートが、段々と精彩を放ってくるのです。とてつも無く長い「絵空事」を書き紡いでいく、老馬琴の執念、それを受け止め、ともに困難な道を歩む嫁のお路。やがて最終章「虚実冥合」の章を読み終えた時、我々読者もまた、「物語る」ことの、何事にも代えがたい至福を感じているのです。
長い長い物語に一度でも心惹かれたことのある方に、この小説をお勧めします。
あ、面白そう!読んでいて最初は『南総里見八犬伝』を短く書き直しただけかと思ったんですが、なるほど。ありがとうございます、これもチェックしておきます!(^ ^)
>『ゴーメンガースト3部作』や『エターナル・チャンピオン』シリーズ
いや、全然知りませんでした。。実は私が読んだ本のほとんどは小、中学生の頃で、主に学校の図書館にあったものを読んでいたので、対象年齢が高めになると知らない本が多いと思います。『エターナル・チャンピオン』検索してもみつかりませんでした。ちょっと気になる。
南総里見八犬伝や、水滸伝、三国志なんかの中国の長編大作も実は読まないままです(- -;
千億の夜をこえて ―炎の蜃気楼(ミラージュ) 〈40〉 (コバルト文庫)
“コバルト系は敬遠する”とのことでしたが、敢えて選んでみました(挑戦、とかいう意味ではなく…)。少し“硬派なファンタジー”に近いかと思って(どちらかというと、ずずんと重いかもしれませんが)。
私はファンタジー系はちょっぴり苦手意識を持っていて、基本的にコバルト系はダメなのです。が、これにはむちゃくちゃハマりました。当初は“サイキックアクション”とか“サイキックホラー”とか、そんな風にジャンル分けされていたようですが、途中から人間の深淵を覗くような、とても重い話になります。で、後半はほんのちょっぴりBLが入ったりするのですが(これがダメだともうどうしようもないんですけど)。
ストーリーとしては、普通の高校生だった高耶の元に“直江信綱”と名乗る男が現れ、「あなたは400年生き続けた上杉夜叉衆の総大将・上杉景虎だ」と言われるところから始まります。それまで普通の生活をしていた高耶の周辺で、戦国時代に無念を残して死んでいった武将たちが“怨霊”として甦り始めたり、親友の成田譲にも危険が迫ったりと、異常な事態が多発します。そんな中、やがて力と記憶が覚醒した高耶こと景虎は、直江たちと怨霊退治の旅に出る…。というような感じなのですが、ここから先がすごい。長いし。
このシリーズは、今年4月に40巻をもって完結しました。1つ目がシリーズ第1作、2つ目がシリーズ最終巻です。10年以上の歳月をかけ、多くのファンを育てながら“最上の場所”を求め物語は進んでいきます。最初は、甦ってくるさまざまな武将を、その武将にまつわる場所に出向いて退治していくのですが、そのうち弘法大師の時代の密教だったり、記紀の神話だったり、舞台はどんどん時間を経ていくのに、ストーリーの核となる部分はどんどん日本の歴史を掘り下げていくのです。そもそも、怨霊を退治(調伏)するために毘沙門天の結縁となり、調伏するにも印を結んで真言を唱えたり。この辺は密教の色が濃いですね。そこから次第と神道(古神道)の話へと進んでいきます。もちろんフィクションですから、情報の正確さは別としても、歴史に興味を持つきっかけにもなるかと。
そういった外枠のテーマとは別に、この物語にはもう一つのテーマがあるのです。総大将・景虎と、参謀・直江との確執がそれ。戦国時代に命を落してから現代まで、約400年間に渡ってともに“生きて”きた2人なので、とても奥が深いのですね。全40巻ですから、それはもういろんなことがあるのですが、それを乗り越えてきた2人が迎えた終焉、泣けます。
…思い入れが強すぎて、これだけ言葉を費やして少しも本質を伝えられていない気がします。長々とすいません。
>“コバルト系は敬遠する”とのことでしたが、敢えて選んでみました(挑戦、とかいう意味ではなく…)。
> …思い入れが強すぎて、これだけ言葉を費やして少しも本質を伝えられていない気がします。長々とすいません。
いえ、OKです、ありがとうございます!!長文もむしろ歓迎☆
えー、40巻ですか。すごい。やっぱり多少偏りはあるらしいけど、これだけ続く作品ならそんなことも関係なしにいいんだろうなあ、と思ってしまいます。歴史が絡んで、とか面白そうですね。壮大な感じです。
文庫本で40冊、図書館にもなさそうなので(こういう本ってなかなか難しいでしょう。。)きっと読めませんが、気持ちは受け取りました!(>_<)
>私はファンタジー系はちょっぴり苦手意識を持っていて、基本的にコバルト系はダメなのです。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
苦手ですかー。。ファンタジーって言っても解釈は色々ですよね。
こういう系統ってとにかく戦闘シーンや敵味方の対立を描いて気を引こうとするのが多い気がします(少年漫画にありがち)。。ヒーローがかっこよければいい、というようなのは一時的に引き込まれても、嘘っぽくてなんだか。本格のファンタジーは少なくとも嘘っぽさがない、と私は思ってます。…偏見かな。誰か気を悪くしたらごめんなさい。
ファウンデーションと地球〈上〉―銀河帝国興亡史〈5〉 ハヤカワ文庫SF
ファウンデーションと地球〈下〉―銀河帝国興亡史〈5〉 ハヤカワ文庫SF
若干、誤解を生じて、アシモフ・ファンから御叱りを受けそうなので、補足です。元のファウンデーション・シリーズは、1万年以上に及ぶ宇宙史で、裏作に時間テーマとして『永遠の終わり』という作品まであるサーガです。ロボットものを平行して書いていたアシモフは、晩年に両者を統合するという構想を打ち出し、いくつかの作品を書きますが、謎を全部解明しないうちに亡くなってしまいました(最終作が『ファウンデーションと地球』)。これを惜しむSFファンは多く、アシモフの未亡人公認のもと、書かれたのが新ファウンデーション・シリーズになりますが、これがイマイチなんですね〜。
参考URLは一番整理されていると思われるアシモフの未来史の紹介です。ご参考まで。
あ、ありがとうございます。だいたいつかめました。
それにしてもこんなにすごいシリーズだったとは(^ ^;
改めて前回答の(参考URLの方の)レビュー見てなるほどー。。と思いました。
読み始めると大変そうですがこういうのも読んでみたいなあ。
SF小説です。
人間vs宇宙人というシンプルな設定ですが、クローズアップされているのは人間の心理です。
主人公は人格に問題のある零という少年。愛機にしか興味がなく、他人を信用しない。しかし、敵(ジャム)との対戦を続けていくにつれて自分について、他人について、人間のあり方について考えていくようになる。
こういう類いの小説を読むのは初めてだったのですが、かなり面白かったです。
設定はガチガチのSFで、戦闘機マニア大喜びな感じですが、描きだされているのは『人間』というのがすごく意外でのめり込みました。20年も前に書かれたそうですが、古さも感じず良かったです。
DVD化もされていて人気があるようです。個人的には機械に愛情を抱いてしまう主人公に興味しんしんで、ナナメ読みして行間に妄想膨らましまくりでしたw
20年も前の作品、とあって驚きました。
SF小説、全然嫌いではないんですが、そういえば今まで長編はほとんど読んだ記憶がありません。この機会に挑戦してみようかな、いつ読めるかわからないけど(- - ;
テーマが面白そうでよさそう。SFでは、こういう部分に焦点をあてたものはなかなかないような気がします。ありがとうございます!
三銃士と一緒に大暴れしたダルタニャンとお鼻がスッゴク高いシラノドベルジュラックがタッグを組んで大冒険をします。ダルタニャンも少々歳をとり出世をして疲れた感じになっていてシラノもパッとしないまま鬱々と日々を過ごしているところに、やり手の枢機卿から変わった仕事を依頼されるところから冒険スタート。疲れたとはいっても二人はやっぱり剣豪で快男児!ちょっとショッパイところは大人向きの味付けということで。結局は二人ともかっこよく描かれています。わたしはどっちかつーとシラノがイイす。
ありがとうございます!こんな話もあったとは・・・知りませんでした。
紹介文読んでも面白そうだと思いました(^-^)
『三銃士』の方、昔読んだような気はするのですがあまり覚えていない…。
作者をみてあれっ?と思って調べてみたんですが、ダルタニャンが実在の人物だったことは知りませんでした。びっくりしたのと、面白そう!と思ったのと。
ご紹介いただいた『二人のガスコン』と、たどって見つけた佐藤賢一さんの『ダルタニャンの生涯 史実の『三銃士』』とあわせて読んでみようかな、と思ってます。文庫本なら買えるし(セツジツ)。
…『三銃士』もまた読んでみたいなあ。
平安時代のシャーロックホームズ(&ワトソン)、という感じのシリーズです。陰陽師である安倍晴明と、親友で笛の名手である源博雅の2人が、平安京で起こる様々な「あやかし」に関する事件を解決していくという1話完結型の短編集です。短編集ながら、巻が進むにつれて少しずつ全体としての物語は進行しているように感じます。また、事件の解決も、超魔術を使った非合理的極まる解決方法ではなく、「陰陽道」にのっとった「理屈」が示されており、すっきり消化することができます。
会話シーンが非常に多く、それゆえにテンポよく読み進めることができます。文庫版で廉価ですのでまとめ買いも単行本よりしやすいのではないでしょうか、と思う次第です。
>平安時代のシャーロックホームズ(&ワトソン)、という感じのシリーズです。
あ、そういわれるとわかりやすいです。
なんとなく、もっと硬いのかな?と思ってました。
ありがとうございます。
>文庫版で廉価ですのでまとめ買いも単行本よりしやすいのではないでしょうか、と思う次第です。
お気遣いありがとうございますm(_ _)m
金がないんですよねー。。
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/403ac434df9640...
オンライン書店ビーケーワン:ラプソディ 上 血脈の子 ハヤカワ文庫 FT 288
ハヤカワ文庫から出ている各上下巻の3部作です。
完結済です。全6冊ですから長編っぽくないかも
しれませんが、1冊1冊が文庫版にしては厚いの
で読み応えも充分です。
時間と予言、国家と異種族の相違と確執、特別な
一族と魔物、魔法と剣 等々。ファンタジーの基
本は全て網羅した壮大な世界観。そのなかでも特
筆すべきは3人のメインキャラの魅力と迫力ある
展開ですね。
ありがとうございます。
世界の設定とか、魔法の形がなかなか面白そうです。
これもチェックしてみます!
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00006HBHK/hatena-q-22
Amazon.co.jp: ゴーメンガースト [DVD]: アンディ・ウイルソン, ジョナサン・リース・マイヤーズ, クリストファー・リー, ジョン・セッションズ, リチャード・グリフィス, セリア・イムリー, イアン・リチャードソン, マーヴィン・ピーク: DVD
タイタス・グローン―ゴーメンガースト三部作 1 (創元推理文庫 (534‐1))
メルニボネの皇子 (ハヤカワ文庫 SF―エルリック・サーガ (587))
『八犬伝』を紹介させてもらった者ですが、ゴーメンガースト三部作とエターナル・チャンピオンを読んでおられない、ということなので、今一度レビューしたいと思います。
前者は『タイタス・グローン』『ゴーメンガースト』『タイタス・アローン』の3部作です。原著は1948年から1959年にかけて刊行された、マーヴィン・ピークによるファンタジーの古典です。
<いずことも知れぬ土地に聳え立つ巨城ゴーメンガースト。何十代にも渡ってそこに住まう住人たちは、伝えられるにつれもはや意味さえ分からなくなった儀式を繰り返しながら日々を過ごし、領地を一歩も出ることなく、巨城の中で老いていく。そんなゴーメンガースト城を赤子のうちに継ぐことになったタイタス。日々繰り返される無為の儀式、奸臣の陰謀。彼はいつしか、この城を脱出することを夢見るようになっていた……。>
とにかく「葉一枚逃すこと無い」くらい偏執的に細かい描写なので、読むのに結構難渋します(読んでいて息苦しさを覚えるほど、濃厚な文章)。しかしそれだけに一度物語世界に入り込むと、没入感もただならぬものがあります。愛すべき奇人・狂人・悪党たちが繰り広げる陰謀と脱出のドラマからは、『指輪物語』などの壮大なファンタジーとは、また別の読後感を味わうことが出来るでしょう。なお、C・リーなどの出演でBBCにてドラマ化されています(リンク参照)。
そのマーヴィン・ピークの影響を受けた作家、マイケル・ムアコックによる連作がエターナル・チャンピオンシリーズです。
多元宇宙で覇権を争う神々たち。完全にランダムな世界を目指す「混沌の神々」と最終的な虚無を指向する「秩序の神々」、どちらが勝利しても生物は存在できなくなってしまう。そこで二つの勢力が永遠にバランスを保って戦い続けるよう、不利な方の勢力に加勢するチャンピオン(代理戦士の意)が必要となります。永遠に転生を繰り返しながら、ある時は混沌の戦士、ある時は秩序の戦士として戦う宿命を背負ったチャンピオンの物語。<紅衣の公子コルム><ルーンの杖秘録>など複数のシリーズからなるメタ・シリーズですが、それぞれのシリーズは基本的には独立してるので、どれから読んでも構いません。今回は最も有名な<エルリック・サーガ>を紹介します。
<アルビノの皇子・エルリックは病弱なため、魂を食らう魔剣・ストームブリンガー無しでは生きていくことすら出来ない体質である。彼は皇位簒奪者への復讐のため、自らの国を滅ぼして放浪の旅に出る。そして、いつしか混沌と秩序の神々の最終決戦に立ち会うことになるのであった……。>
それまでのファンタジーの定番、野蛮人コナンへのアンチテーゼとして、ひ弱でインテリで陰気な都会人エルリックを配したこのシリーズも、今や古典となりました。上記ゴーメンガーストに比べれば、はるかにリーダビリティも高いので、とことん不幸なエルリックの嘆き節に付き合いつつ、この隠微な世界を旅してみるのもいいんじゃないでしょうか。
どうもありがとうございます!m(_ _)m
>タイタス・グローン
これはぜひ読んでみたい!
bk1のページは寂しいですね、やっぱり読む人はもう読み終わってるんだろうなあ(^-^;
zerosetさんの紹介、とても参考になりました。
>エターナル・チャンピオンシリーズ
うわあ、面白そうです。こんなの考えたこともなかった!
こっちも、解説がわかりやすくて面白いです。読んでみたい。
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3ea3d496189a70...
オンライン書店ビーケーワン:地球の長い午後 ハヤカワ文庫 SF 224
「紹介したいような」ファンタジー、ですが、
こんな時、わたしの趣味で不気味SF小説をよく出します。。。
●『地球の長い午後』(ブライアン・オールディス 著 伊藤典夫 訳 1980年発行)
(参考URLはbk1のサイト。でもISBNなかったんです。)
作品の背景は今から数十億年後、太陽系にそろそろ寿命がきつつある未来の地球。
人類や生物たちは、今のわたしらにとってもはや全然馴染めない異形を生していて、
グロテスクな生態系の様を呈しております。
太陽は赤色巨星と化して地球の自転は止み、
経の半分半分で永久に夜と昼が続く世界となり、
生物界では降り注ぐ宇宙線と温暖化の影響で、様々な突然変異、畸形を発生させております。
人類の子孫の身体は、何十億年果てには何分の1かに小さくなって大脳も若干退化してまして、
そこからまた進化の枝別れで、ある人類は植物に寄生して生存していたり、
またある人類は大脳を退化させ、その代りに知性を持った菌類が頭部に共生していたり、バラエティをもつようになってます。
さらに他の「畸形」動物で、「兎犬」など複種混ざりあってる動物が多数登場。
しかも、この小説の世界では、生臭い感じのヤツばかりで可愛いのは全く出てこないところが、何たってわたしのお気に入りでして(?)
これらのアイディアはおそらく、作者は植物の帯化(奇形たんぽぽ等)をイメージしてるんだろうと言う印象でした。
ハードSFですが、科学考証面ではそんなに突き詰めてられてない方。
しかしすさまじい「末世ファンタジー」ぶりで、わたしにはなかなか印象深い作品でした。
こういうのも好きなほうです(^-^)
こうやって想像するのもきっと面白いんだろうなあ。
「末世ファンタジー」、なるほど。
これもチェックしてみますね☆
>参考URLはbk1のサイト。でもISBNなかったんです。
え、なんでだろう!
↓…よかった、さすがに番号自体がないわけないですよね(^-^;
(http://www.7andy.jp/books/detail?accd=01985023)
(アマゾン、bk1(ここではこれメイン)イーエスブックスの順によく使います。)
(でも、どれがいいんでしょうね…得意分野とかあるのかな。)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/-/books/4150110433...
Amazon.co.jp: 天の筏 (ハヤカワ文庫SF): スティーヴン バクスター, Stephen Baxter, 古沢 嘉通: 本
オールディスの『地球の長い午後』が出たので、新鋭バクスターがオールディスに倣ったと思われる奇想SFを。これも、出てくる人物やおかしな生き物ではオールディスに負けません。古本でしか入手できないことが残念なくらい。
bk1は扱いが拙すぎ(著者紹介もこれではバクスターがかわいそう)なので、アマゾンの紹介を参考URLであげておきます。
バクスターの作品は、どれも一見ハードSF風のほら話(でも、バリントン・J・ベイリーほど常軌を逸してない)で面白いですよ。
アマゾンで入手可能なものは下記URLを参考にしてください。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-url/index=book...
Amazon.co.jp: : generic
これも舞台設定が独創的!ありがとうございます。
確かに入手は大変そう…。面白そうなのに惜しいですね。
上の2冊は芥川賞作家の書いたSFファンタジーです。
4つの月が浮かび、たった一度<真実の恋>に落ちた瞬間に性分化する人間達が暮らす世界。その中心に広がる禁域とされる紫の砂漠に惹かれてやまない少年・シェプシが旅立ち、世界の秘密を知り、そのために支払った代償が何であったかを知り…というのが「紫の砂漠」。
その後の世界の変容とシェプシの物語が「詩人の夢」です。
日本語が美しいからなのか、物語の世界自体が美しく感じられます。とても静かで切ないお話です。
「真世の王」は、言葉によって創造され、その最初に語られた言葉とのずれ(歪み)によって終末を迎えようとしている世界での人々の物語です。
角川スニーカーで書かれた「異次元創世記−赤竜の書」というお話の続編にあたるのですが、そのままスニーカーで書くことが出来なかったのが分かる気がする、本格的な硬派ファンタジー。「異次元…」を読んでいなくてもまったく問題なく楽しめると思います。
ありがとうございます!
>『紫の砂漠』
静かな感じなんですね。設定からもなんとなく詩的な雰囲気。
表紙にめげずに読んでみようと思いました(空想小説に挿絵は不要!と思うタイプ)。
(あと、ル=グウィンの『闇の左手』をやっぱり読んでみようかなとこっそり思いました。)
>『真世の王』
エニックスからの出版。珍しい。
(ああ、担当者がキャラ萌え気にしてるところがなんか悲しいですが)
これもまたル=グウィンの影響が少なくないような設定に思えるw
どっちもかなり期待はできそうな感じです!
きっと普段は気にしないコーナーにあるので、ありがたいかも(^ ^;
食わず嫌いもよくないのかもしれない…
(2冊目、コピーミスかな? ↓コレですね(^-^))
(http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/402a5a85b3...)
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)
コテコテですいません。いろいろ考えたのですが、村上龍さんもあったから、春樹さんも出してみました。もう読まれてたり、的外れでしたら、ポイントはいらないです。
一冊目は「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」です。上下巻です。
壁に囲まれた街で夢読みという仕事をする男のおとぎ話のような「世界の終り」という話と、計算士という職業をもつ主人公が博士と出会って冒険になる近未来的な「ハードボイルドワンダーランド」という話が、交互に書かれていく話です。「ハードボイルドワンダーランド」の方が、最初はよく分かんない言葉がたくさん出てくるのですが、気にしないで読んでいくと、途中から止まらなくなる面白さです。
二冊目の「ねじまき鳥クロニクル」は、クロニクルというだけあって3部作にわたる長編です。こっちは一見現実ですが、読み進めていくと自然にファンタジーに入り込んでいく感じです。途中、ある戦争のシーンを延々と書いてあるシーンはちょっとグロいのですが、迫力あります。
村上春樹は、現実を舞台にしてても基本はファンタジーだと私は思ってます。両方とも、いろんな解釈のできる小説なので、何度も読めます。ストーリーも面白いし、魅力的なキャラクターとイキな台詞満載です。
完結はしてますが、「世界の終り〜」に関しては、何年も前から続編が出ると噂されてます。
どっちもわかりやすいレビュー、ありがとうございます!
ねじまき鳥の方は既読ですが、それはあまり気にしません(^ ^)
既読ですが…読んだのは数年前、高校の時に読んだらイマイチつかめず。
今ならもう少しましに読めるかもしれないなあ、と思いました。
>世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
別々に書かれてるんですか〜。これも面白そう。
この頃やっと村上春樹と村上龍を間違わず区別できるようになってきました(- -;
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-url/ix=books-j...
Amazon.co.jp: : generic
けっこうSFもオーケーみたいなかんじなので、秘めたるおもいを(というほどオオゲサでもないですが)。
テレビ版スター・トレックの一番初期のシリーズをジェイムス・ブリッシュがノヴェライズしたシリーズ。
さすがに、テレビの方は今となっては古い(DVDボックスなんて出たけど高くて買えない〜〜orz)ですが、小説は今でも新鮮な驚きに満ちてます。
文章から想像するほうがイマジネーションが湧く、ということでしょうか?
でも、ノヴェライズものがほとんど当たらないのに、ジェイムズ・ブリッシュのこのシリーズは当たり、と思います。
ISBNの方は、解説本をあげました。やはり、ウィリアム・シャトナーのカーク船長(声;矢島正明)が一番です。
>けっこうSFもオーケーみたいなかんじなので
OKですよ〜(^-^) ありがとうございます。
ただ、私としては色々なジャンルから幅広く出てきたらやっぱり嬉しい。
>テレビ版スター・トレックの一番初期のシリーズをジェイムス・ブリッシュがノヴェライズしたシリーズ。
オリジナルはテレビだったんですか!
小説しか知りませんでした…。しかも、読んだことはなし。
>ノヴェライズものがほとんど当たらないのに、ジェイムズ・ブリッシュのこのシリーズは当たり、と思います。
オリジナルのみ、と条件付けしたのでどう判断するか迷うところ。
敢えて推薦、というところがなんかいいですw
ただ、やっぱり例外的な評価(ポイントで)はしませんよー(^-^) 他のみなさんに悪いので。
>文章から想像するほうがイマジネーションが湧く、ということでしょうか?
うん、そんな感じです。
文章から自分が受けた印象とあまりに違うと絵がうっとうしくなったり。
(ハリポタとか、もともと映像的なのはまたちょっと違うかも…?)
初めて神保町に行った時に見つけた本です。この辺の運命的なこともあって推薦してみました(笑)
現実から離れていてファンタジーという事で、一番最初に頭に浮かんだのがこれです。
火星を舞台に繰り広げられる、テンポ感のあるSFで面白いです。
小松左京賞を受賞していて、信用できるかと思います。
この賞の名前にもなっている小松左京さんの「復活の日」もおすすめですよ。どちらかというと現実に近い気がしますが…
こっちはbk1にデータがないようです。
続き物でなくてすみません。
ありがとうございます。
うーん、ちょっと個性が弱いような気はしますが…。
個人的な思い入れもあるみたいですね(^-^)
>小松左京賞を受賞していて、信用できるかと思います。
”2003年「火星ダーク・バラード」で第4回小松左京賞を受賞しデビュー”
ってとこですね。03年で第4回か〜。ちょっと弱いなこれも(>_<)
賞っていろんなのありすぎてどれくらい信用できるんだかわからないなあ…。
だから書評を読んで本を選ぶのが好きです。
好きな分野で、その分野での有力な賞とかだったらいいかも?
それにしても、SFもの多いですねー。
流れを変えて、できればSF以外のものを期待(笑)
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=5338
アヴァロンの霧(シリーズ全4巻) マリオン・ジマー・ブラッドリー 復刊リクエスト投票
現在絶版中の本なので入手が難しいかも知れませんが、最初に上げられた条件を全部兼ね備えていると思います。
はてなの回答ウィンドウには三件しかISBN入れられませんが、全4巻です。
すごく良く知られているアーサー王伝説を彼の異父姉の視点から書き直したファンタジーですけど、とにかくパワーがあって引き込まれます。
元の伝説ではその異父姉に複数の名前がある理由だとか、キリスト教が伝えられる以前のブリテンの信仰だとかがものすごく納得出来る形で書かれていて、緻密にしてファンタジック。
本の厚さを感じさせない面白さでした。
ありがとうございます!
わかりやすいレビュー参考になります。
異父姉の視点からかー、面白そう。
読んでみたいけど、絶版はちょっと残念(>_<)
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そういえば40人。
予算も危ないのでこっちはこれで打ち切ります。
もしまだ書きたい人いたらごめん・・・。
みなさんありがとうございました!
しばらく読みたい本が多すぎて困りそうです(笑)
あ、面白そうかも(゜ー゜)
積極的に買ったりはしないけどこういう話題は好きです。
ありがとうございます!
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【選ぶ本の条件は】
・シリーズもの、もしくは何部かに分けて書かれたもの
・完結しているもの
・イメージとしては長編ファンタジー?
別にファンタジーである必要はないのですが、日常から離れたものがほしい。
(例えばファーブル昆虫記とか意外といいかも…)
【書くときの形式は】
・雰囲気がわかるように書いてください。
・内容もどんな感じかつかめるくらいに紹介してほしいです。
・あとはあなたの伝えたいことを自由にどうぞ!(^-^)
注文細かくて(しかもつかみにくそう)すみません…。
今のところ平均20ポイントくらいで行くつもりです。
平均、ということで、面白そうだったら高ポイント☆